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“敦之”さん、『再』び。

 「陸君。ーーーー」



 「!」



 「敦之、どうした? 何か又あった?」


 又“やって来た”、美津原 敦之へ、陸はそう言ったので在った。××××××




 ×   ×   ×



 「! 敦之! っ、和希! 姫さん!」


 キルシュは叫んだ。驚いたのだろう。


 「どうした?! 何か“そっち”で起きたのか?!」


 更にそう言ったのだった。だが、


 “嫌?”と敦之に、返された。そして、



 「先刻慌しかったから。それに、」と。



 「えっ」



 カーズィは慌てた。そして、



 「初めまして、“ユリシア”さん。先程は挨拶もしないで。申し訳無い。改めまして、“美津原ミツハラ”です。叔父や従兄弟が御世話に成ってます。後、此れ。“おめでとう”御座ます。どうぞ“御納”下さい。後“カーズィ”も。先刻さっき“おめでとう”言い忘れたわ。おめでとう。ま、頑張って。




 其れから?



 そっちの“連中”って?



 “此の星”の“奴等”じゃあ“無い”だろ? ああ、“絵理撫”ちゃん、“処”の、か。“イチゴ”だったっけ?」



 “敦之”はそう言いに“来た”ので在った。××××




 「姉上っ! 和希さんっ!」


 イチゴは漸く、そう言えた。××××



 「イチゴ? どうかしましたか?」


 “姉上”は“相変わらず”だった。××××




 「? まあ、良いけど、さ? カーズィ、此れ、“祝の品”、受け取ってくれよ? ほら。」


 敦之は無造作に、そう渡して来たのだった。



 「え、……………敦之。真逆と思うんだけど、さ?」


 「ん?」


 「“其れだけ”の為に…………。“来た”……………、とか?」



 「ん? 嫌、まあ、そうだけど。 後、和希達の用事。絵理撫ちゃんの用事とも云えるけどな。」



 「………………、そうだったのか? 姫さん?」



 カーズィは聞いたのだが。



 「あ〜俺達ね。“新婚旅行”未だ、でして。それで、ね。因みに。“ペルウィアナ”も、だけどね。ついでにイチゴ君。先刻さっき言えなくて、ごめん。式終わってから、話そうと思って、て。後、カーズィ君も“誘おう”かと…………そう云う“訳”でした。あ、敦之は“邪魔した”詫びにって、態々ね。」




 「…………、えっと。…………、つまり?」



 「ああ、邪魔ならすぐ帰るよ。なあ?」


 「そうだね、敦君。ただ、あのままだと、カーズィが心配するかなと思って、ちょっと戻って来ただけだから、俺達は。ユリシアさんも、面食らったでしょ? ごめんね? 折角の式の前に、ばたばたさせて。申し訳有りませんでした。あ、此れ、良かったら。俺が作った“ジャム”なんですけど…………“薔薇”は好き?」



 「…………薔薇ですか?」



 「そう、薔薇の“ジャム”と、“お菓子”です。良かったら、どうぞ。日持ちするので、後で味見してみて下さい。気に入ったら、又持って来ます、よ。ね? カーズィ君?」



 「和希、おまえって奴は。っ」




 「……………どうした? 大丈夫? 辛い事在った?」



 カーズィは和希に縋って、些か泣き出した。“在った”と。“和希も此方で暮らせ?”と。××××××



 ×   ×   ×



 「ん、流石に無理。ごめん。でも様子見に来るから、何か在ったら連絡して?」



 「ッ、もう帰るのか? 敦之も帰っちまうのか?」



 「嫌…………、“もうちょっと”居る、わ。……………心配だし。大丈夫か?」



 流石に敦之が、そう言った。××××××ユリシアはそんなカーズィを、心配した。




 「ほら、カーズィ。嫁さんが心配してるぞ? 抱え込むな。おまえ“真面目”なんだから。やばい事起きてんなら“頼れ”よ。連絡先教えてあるだろ? 俺でも和希でも、構わないぞ? 遠慮すんな。どうせ俺()



 クレーム処理班みたいな(丶丶丶丶)もん、なんだから。な?」



 「敦、君。“言い方”、な? “クレーム”云わんと“トラブル対策科”とでも、言っておやり?な?」



 「和希は上手い事、言うね。」



 「陸君……………………。」



 因みに“弟”は、“(姉君の)(伴侶)”の対応・対処能力値に、追い付けずに目を回して在た、だけだった。勿論“発言”のタイミングすら、掴めずに。××××××






 ふと、陸が言った。




 「敦之、だったら“白神”の担当やってくれない? ギャラ弾むから。」と。










 「は?」


 「え?」



 敦之と和希すら、陸の唐突な提案に、処理能力のスピードが、落ちたので在った。××××××








 ×   ×   ×



 「…………。陸君は、何、言い出した? ま、良いけど。」


 「良し、『承諾』な。」


 「陸君、………其の『良い』じゃ、無えよ。うん、分かった、もう良いよ『了承』で。はあ。」


 「敦之、溜息止めな。“気分悪い”よ。」


 「………………………、溜息迄、も。はい、はい。了承し(理解り)ました。和希と連携取りゃ、良いの?」


 「後、白神と、バーシルも。あ、丁度其処にティティ居るね。レイも居るじゃないか。丁度良い、



 顔合わせ、して置いて? 面識程度だろ? ティティ、レイ、ちょっと良い?」


 「ああ」


 「はい、は〜い。♫」




 「“従兄弟”。“敦之あつの”ね。“美津之みつの”さんの息子だから。“宜しく”。白神には後で、改めるよ。」


 「了解。」


 「宜しく〜敦之〜♬」



 「“大魔導士様”と、“勇者”さん(丶丶)ね。ど〜も。宜しく。後で“顔出す”よ。勇者って“他”にも“た”よな? 其処の“星”には? 後……………三人だっけ?」



 「わお♪ 優秀♫ ねえ? レイ? 彼奴“等”に、見倣わせたいねえ…………ふう。」



 「“ティティナウド(丶丶丶)は、“苦労”して(・・)んの? 気の毒に…………。」



 「敦之っ、君って子はっ、! っ、レイっ!聞いた? あの“呆け茄子(ボケナス)共”にっ、ッ! 流石だね〜陸の“人選”だから、“当然”なんだろう(丶丶丶丶丶)けど、さ? ね?」




 「そうだな。だが其れ、“ティティナウド”に、聞かせるなよ? あの馬鹿賢者(行方不明)()脳筋馬鹿(馬鹿共)を、抹消し(捜し出して)かねん(殺るだろ絶対)。“刺激”してやるな(丶丶丶丶丶)よ?」



 「“理解ってる”よ。ティティ“ナウド”は、あれで“血の気”君より“多い”、から、なあ。はあ。」




 「否定しない。だが、俺の“血の気”なんざ、“多く無え”よ。そうだろ? 陽藍? 陸? なあ?」




 「“適量”、なんじゃ、“無い”の。それよりレイ、君は“何しに”来てるの?」



 「ああ、ちょっと“場”を“借り”に、来た。此方の“子孫”共は、不甲斐無くて、ね?」




 「其れを云うならば、“大差無い”よ? “此方”も、ね。“嫌味”かい? レイ・ガイサース。」





 「ははは、“成程”? まあ、じゃあ“用事”、済ますか? 互いに、な? そうだろ? 陸ーーーー?」



 そして陸は、“そうだね”と静かに言ったので在った。




 ×   ×   ×



 「えっと。じゃあ、お父さん・お母さんは、カーズィさん・ユリシアさんと、カンミに“戻”」


 「! 待て! 海!」


 「え? 何?」



 「嫌、ユリシアなんだけど、和希“達”と一緒に…………」



 「え?」



 「いいえ、カーズィさん。私も一緒に帰ります。」



 「……………っ、そっか。ごめんな?ユリシア。 後でちゃんと“来よう”な?」


 「ふふ、はいっ。」



 「待ってっ!」




 「えっ?」



 「ウィアナ?」


 「ペルウィアナ? どうしたーーーー」


 「私も行きたい! ユリシアさんと話したい!それからベニバナさま」



 「ちょっとストップ、ウィアナちゃん。“ベニバナ”は“もういない”んだよ? 彼女は“絵理撫えりな”だ。憶えて?」



 「…………“和希”さま…………。ごめんなさい“ペルウィアナ”。私は“ベニバナ”では“無い”のです。“理解って”下さいますか? お願い、ペルウィアナ。ーーーーーーッ」




 「えっ、あっ………………」



 「ペルウィアナちゃん、あのね? ……………」


 「“なつの”ちゃん、っ」






 「ああ、ちょっと“良い”か?」


 「…………っ、え?」




 “混乱”の中、言ったのは、“敦之”だった。





 ✙   ✙   ✙



 「和希、あの“お嬢ちゃん”て、あれだろ? “花見”ん時の“眠り姫”様、だろ?」



 「えっ、どうして“敦之様”が、其れを御存知なのですか? 和希様に? いえ、真逆“滝様”が?」




 「ああ、違う。絵理撫ちゃん気付いて無いみたいだから、黙ってた。俺もあの日、在たよ? まあ人数多かったからな。会話もしなかったし、気付いて無いだろうから、黙ってた。“俺”も渡れる(丶丶丶)んだよ。



 疲れるから、やらないだけで。理由なら、簡単。“海”と“一緒”だ。ま、“体質”だね(・・)。」




 敦之はそう言って。“絵理撫”は目を見開いたので在った。“青天の霹靂”の“様”にも。



 「真逆っ、敦之“様”も、“私共の星”へ?!ですか?!」



 絵理撫は言ったが、敦之は違うと答えた。「違う、“別の星”」と。







 「嫌な“星”だったぜ」と。“あんまり思い出すな”と、和希は言ったのだった。敦之は薄く笑った。






 見て在た“初心者”冒険者達が、ぶるりと震える表情だった。“寒気”だと、気付けぬ顔だった。



 ビーツ達“中堅ベテラン”には、何なのだか、理解出来ても。







 「“迷子”経験者(丶丶丶)って、恥ずかしくて“言えない”だろ(・・)? 黙ってて、ごめんな?絵理撫ちゃん?」




 “納得したか?”と敦之は言ったので、絵理撫は答えた。“しません”と。



 「そんな泣きそうな顔されても。勘弁してよ? 絵理ちゃん。 今度“美味いケーキ”でも、奢るから、さ?な? 和希、フォローしろよ、御前は。」



 納得しない絵理撫に、和希が言った。





 「大丈夫だよ? 絵理撫? 敦君“自力”で“解決”出来そう(丶丶丶丶)だったけど、俺も迎え(・・)行けた(間に合った)し。な? 敦? 問題起きなかった(丶丶丶丶丶丶)ものな?」



 「そうそう。だから大丈夫。あれから“コントロール”頑張ったし、和希にゃ負けるけど、ほら、“太一(絵理ちゃんの)(義理の)辺り(兄君程度)”には、多分全く負けない、し。な?」





 「敦之“様”は、“秘密主義”です。“わたくし”には、頼れませんか?!」


 「絵理ちゃん、気持ちだけで十分だし、“周囲”混乱してる連中在る、し、あんまり“マニアック(・・・・・)”な話題、ぶち込まないでやって? 一々説明も“俺”には“面倒”なんだ(・・・)よ。な?




 それよりさ?






 俺から指摘すんのも“あれ”だが。“言葉使い”な? 元に戻ってる、ぜ? “様”付きに為ってる。



 俺は“お嬢ちゃん”の話しようと、思っただけなんだが? なあ?」



 冷汗かく敦之に、黙ってた和希は言った。



 「ん?」







 「“ウィアナ”ちゃんの“地雷”は“お嬢ちゃん”扱い(・・)。敦君“踏んでる”ぜ?」と。



 敦之は応えた。“ああ”と。




 「ん?」


 ちらりと“ウィアナ”を、観て、から。









 「嫌? “嬢”ちゃん、だろ? 胸は無いわ(色気には)腰は()無い(遠い)”わ、他に“言い様(表し方)”無いだろ? “嘘”はいけないだろ?余計傷付ける。構わないだろ? その内“嫌”でも“成長”するのに、嘘ついても何も利益生まねえだろ? その内直ぐ、“絵理ちゃん位”に、成る(丶丶)だろ。



 大体。子供扱いされて腹立てるのは、子供だからだぞ。そうだろ? 甘やかす位なら、“手解き”してやった(丶丶丶丶丶)方、が、………………」




 「すんな。」



 「ははは」





 「“敦”は“こええ”なあ。ああ、ウィアナちゃん。此奴“敦之”、近寄らないでね? “妊娠”しちゃう(丶丶丶丶)から。はあ。」



 「!」


 「なっ!」




 「和希、嘘はよせ。」


 「………………、敦之?」



 「カーズィ迄“誤解”してるじゃ“無え”かよ。…………和希、取り消せよ?」




 「嫌、だって“敦之”さん(丶丶)。良く見て? ウィアナちゃんを。お前の台詞聴いて、真っ赤だよ。お前台詞“キザ”なんだよ、敦之君。“手解き”すんな(丶丶丶)。“惚れさす”な。此の“天然(もて男子)”め。」










 「あうう」










 「………………………………………………………………………………………っ何言ってんだ、和希。












 “ナンパ”でおまえに勝った“事”無えわ。はあ。たくっ」



 「!」






 「………………、こら。敦。“飛火”してるだろ? 絵理撫ちゃん、睨んでるので、“嘘”やめて下さい。




 “俺”、ナンパとか“致しません”から。絵理撫? 敦之“冗談”だからね? ほら? ね?」




 ××××××××××××××××××××××××××××××××××××




 「…………………、シラン。」



 「………………、なんだ」




 「……………、僕は多分、一生“和希さん”を、越えられない。どころ、か。………………多分……………っ」




 “言わなくて良い”ぞ?と、シラン()は王子に言ったので在った。“多分相手が悪い(・・)”と。







 横で“聴いて”在た“滝”は“思っ”た。“此の美形(丶丶)少年達は、何を言っているのだろう?”と。“寝言”に聴こえた。



 其の横で、“大和”は思った。“二人共青年だけど(丶丶・・・)”ね、と。×××××ד寝言”とは、思わなかった。“外れてもいない(・・・)”と。




 “蓮は未だ、敦之を軽視(丶丶)して在る”なーーーーと。そう思ったのだ。敦之は“力”を抑え込んで在た“だけ”だ。 “弱い振り(丶丶)”なのだ。  “本当は隼人(家の弟)よりもーーーー”『強いのに』と。理一ですら、『そこ迄』とは、思って『いない』と。×××××××××





 ふと見ると、“義理叔父”は、笑って在た。“うっすら”と。視線の先は、敦之(甥っ子)だった。







 「たくっ、俺は“お嬢ちゃん”に、一言“言おう”と、な?」



 「“甘い言葉”を?」



 「違うつうの。和希、御前“悪巫山戯”だな。“ペルウィアナ”な? なあ? お嬢ちゃんーーーー」



 はっとしたウィアナは、返事をした。敦之は伝えた。「大好きな“御姉様”、消滅させたく(丶丶丶丶)無いだろ? “絵理撫”は“絵理撫”で“無くなる”と、消えるんだぜ? 気を付けてやってよ?




 一応(丶丶)友人(・・)”の“愛妻(丶丶)”で、ね。な? お嬢ちゃん。“良い子”だからさ?」



 “敦之”の“甘い(言葉)”が、聴こえたので“在った”。“ウィアナ”以外に、も。真っ赤なウィアナは、応えた。「はいーーーーッ」と。逆にイチゴは、青かった。“イチゴ(丶丶丶)”なのにと、陸は皮肉で、苦笑したのだった。“僕の従兄弟は、”






 「お父さん“似”だね(・・)。」と。



 “は?何が???”と、太一が呟いた。「? 誰の話??」だ?と。




 当の敦之が、不思議顔だった。

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