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・カーズィの『提案』。・

 “ハナ”国“王宮”の、謁見の“間”に在た“カーズィ・キルシュ”だったが、御存知の通り、今居ない。彼は“何処”に、在るのか?



 “アスタ・バーシル”が追った其の場所は、白神が“造った”『場所』だったが、その事をカーズィ・キルシュは、知らない。ーーーーーー幸か不幸か。ーーーーーーーー。




 ×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××



 「ま、正直“アスタ”来てくれて、助かった。独りだと流石に、手に負えないてか余るから、な。と、云うことで、ーーーーだ。アスタ。手伝ってくれ。取り敢えず“最下層”に行きたいんだ。でーーーーー」



 と、救けた(・・・)冒険者とは程遠い風貌の、綺麗な顔立ちの優男が、そう言った。とても冒険者とは思えないが、何者か?とは思う。ーーーー“魔力”が凄い。




 一面、ダンジョン(丶丶丶丶丶)の床一面が、だ。“真っ赤”だった(丶丶丶)。ーーーー



 “彼奴”がやったからだ。腰に剣は差してるが、彼は未だ抜いても居なかった。一度も。お飾りか?はそう思った。“魔法使い”とも思えない男だった。しっかし綺麗な顔だよな。




 女寄って来んだろうなーーーーあんな顔なら。わざわざ“冒険者”は、やらねーよ、な。あんなに“綺麗”なら、よ。はあ。緊張感ゆるむ、よ。ダメだな、気をつけねーと。××××××××××。



 “アスタ”と呼ばれたいつ、“何処から”現われたのか?よく分からない“男”と、アスタという男が確か“カーズィ・キルシュ”と、呼んだな。“彼”を、な。




 二人は何やら話してたんだが、は思わず“ぎょっ”とした訳だ。待てって。勿論止めたよ。×××××××××××××××



 「“最下層”なんて、遠くてとてもじゃないが“行けない”ぞっ? やめとけよ! はやく“逃げよう”ぜっ!」



 俺の言葉に彼は綺麗な顔を俺に向けた。“カーズィ・キルシュさん”が、な。やばいな。“ファン”になりそうだな。×××××××××××××普通に滅茶苦茶格好いい、ぜ。この人。くっ、やばい。




 死なせたくねーよ。行かせられるかよっ。けれど、



 「ん? ああーーーー大丈夫だ。理解ってるよ。確かに遠いけど、俺にはそんなには。“行く方法”有るから、大丈夫なんだ。因みにだな。“アンタ”達“逃したい”から、言ってんの、ね。





 “逃げて”くれるか? で、アスターーーー悪いけど、“頼み”。彼等てか“此のダンジョン内”にいる“全て”の人間に、さ? 『結界保護』って可能か? 可能なら俺は地下に行く。で、地下から『バトラー』を一度“一掃”するから、さ? それなら“時間”稼げる(丶丶丶)だろ?




 ちまちま倒すの、面倒い(丶丶丶)わ。ーーーーどうだ? 頼めるよな? な?」



 「ーーーーーーーー“作戦”が“規格外”ーーーーーーカーズィ。御前、な。ーーーーはあ。」



 「出来んのかよ、出来ないのかよ? 出来るだろ? 頼むぞ?」



 「強引に話を、進める、な。“出来る”けど、さ。その前に御前は、“此のダンジョン”の“規模”理解って言ってるんだろうな。ーーーーはあ。」



 そんなこの二人は、この会話の合間(丶丶)に次々“魔獣”を倒して(丶丶丶)いたのだーーーー。うわっ、また!



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ、ッ!ツッゥぐ、!!!



 俺の他に、先程命を救われた“二人組”も、茫然と見てた。凄過ぎて。ーーーーーーーーーっ




 なんで詠唱なしで、魔法使えてんだよっ!なんなんだよ! すげえよ、“カーズィ”さんーーーー



 “兄貴”と呼びたい。ーーーーーーーーーーーーーーっダメだろうか? “パーティー”に、入ってくれないかな? この人ーーーーーーーーーーいや本当に、さ。×××××××××××××××××××××××はあ。凄えーーーー俺だって。俺だって“そこそこ”の腕なんだぜ?だけど敵う“気”がしないわーーーーこの人には。カーズィさん、あんた“凄ぇ”よ。“兄貴(丶丶)”だよ。ーーーーーー




 今向かって来た“魔獣”達もまた、カーズィ・キルシュの“兄貴・・”に、叩きのめされたのだ。“原形”無くーーな。“残骸”と化したよーーーーーーーーーーーー“無惨”にもな。“威力”が全く落ちないんだよーーーー先程から。こんなに沢山倒してるのにだ。本当“凄ぇ”な。




 「“キリ”無いよなあやっぱりさ。ーーーーアスタ。“行く”ぞ。“出来る”だろ? “やって”くれよ。ーーーーーー“頼”む。」


 カーズィ・キルシュが、そう言った。“アスタ”は折れた。“わかった”と。




 ×××××××××××××××××××××



 「はあ。もう分かったから好きにしろよ。じゃあーーーー」



 「! 良しっ“行く”ぞっ」



 「うわちょっ掴むな! 自力でいける! こら!キルシュっ!」



 「分かってるから急ぐぞ! ほら“飛ぶ”ぞっ」   「ちょっおまっ、っ!」



 「はいスト〜ップッ! お待たせカーズィ。ちょっと落ち着きな。」



 ?!?




 「なっ」



 「んあっ? ティティ!」



 「! ティティナウド! なんでーーーーーーっ?」



 「も〜“呼びな”よ、ね? カーズィ。“友達”だろ?」




 「ティティ〜最高だな! おまえ! 助かった! じゃ!早速だが頼む! 人間(丶丶)の“保護”をーーーーーーーっ、まて。おまえーーーーーーーーーー、





 …………………………………………………。ティティ? おまえ。“本体”じゃ、“無い”のか?」



 「!っ」



 「う〜ん、ごめんね、カーズィ。そうなんだよ。“白神”の奴、ぼくに任せときゃ良いのに、さ? 飛び出して行っちゃって、さ。はあ全く。でも、“保護”位なら、出来る、よ。





 まっかせて。あ、でもーーーーふむ。“下の方”に、大量に“人間”が、“居る”なあ。





 “アレ”は“脱出”させる“べき”だ、ね。“魔道士”が混ざってるから、“邪魔”だな。ーーーー」




 “ティティ”こと、“ティティナウド”は、そう言った。ティティナウドとは大魔法士の“名”で、受け継がれるもので在り又、“一部”だった。彼は“神”の使いと云う名目の、“お目付け役”であり、“神”『白神』よりも『尊い』存在だった。白神よりも永い時間を生きる、『幻獣』ーーーー『幻の白き気高い獣』で在った。『飛翔』して在た。此の星の“失われし”『古代魔法』の使い手で在る。『犬』、『仔犬』に似た『風貌』で、毛並みは白い。然し犬では無いのだ。似ているのは『顔』だけで、四肢からだは少し『異様』だった。先ず『背』に『羽根』が在る。形状は『蝙蝠』の“其れ”だった。色は『白』だが。そして『四足』形態では無いのだ。確かに“姿”は『前脚』、『後ろ脚』と呼べよう。だが然し。『二足歩行』形態なのだ。然し先ず『歩かない』が。



 『飛翔』しているので、だ。彼は常に『空中』に浮いて在た。ふわふわぷかぷかと。其れが『幻獣』で在った。さておき。




 『白神』より偉い(丶丶)と、その事だけを、理解戴けたら。××××××××××




 正確には“46階”層で、人間の冒険者の“魔道”士が、人間にしては“それなり”な結界の様な“薄い魔法壁(障壁)”を、張り、ぎりぎり“耐えて”在たーーーーのだ。




 「下手に魔力使われてると、魔力干渉で“邪魔”に成るから“退いて”欲しいよね。」



 “ぼくが行って退かすね”と、ティティナウドは言ったのだ。46階層、それなりに広いので、“そこそこ”の人数が、『居た』のだ。それなりな“地下”なので、つまり其の階層の人間達は、そこそこの実力者。故に生き残って在た。“かろうじて”だが。





 “わかった頼む”とカーズィは応えた。“悪いね”と。ティティは思った。“それは僕の台詞なんだけどな”と。飛ぼうとしたティティはその時に“其れ”を感じたのだ。





 “気配”だった。






 「!」



 ティティはだから留まった。そして、






 「カーズィさんっ!」




 「“無事”か!」





 「イチゴ! シラン!」




 “キルシュ”はそう叫んだ。イチゴとシランが“飛んで”来てくれたのだった。




 カーズィは笑んで作戦を“変更”した。その時更に“ティティ”は『おっ』と、思ったのだった。又“気配”が来たからだ。






 「“遅くなった”! イチゴ! どうなってる?」と。





 「「! “レザード”っ!」」




 イチゴとシランが、仲良く叫んだのだった。ティティが“どや顔”で“遅い(丶丶)”と思ったが。




 「遅いぞ、子孫。“レイ”ならとっくに解決してる“頃合い”だよ、もう。はあ。ごめんねカーズィ。“ろくなやつ”居なくて。ま、“存分”に、使ってよ。」



 「ええっ?! ティティナウド様?!? いらしたのですか!?!っ」




 「ふん」



 「レザード迄来たのか。凄いな、お前等“優秀”で。悪いね〜うちの“兄弟子”が、面倒掛けて。ありがとな、皆。ーーーーーーさて、それじゃ、」




 「待てカーズィ。一応言うが“カルミア”が原因なんだぞ? カルミアをお前の兄弟子だと言うなら、俺達だって“そう”だろ。ーーーーーーこんな時あれだが、お前意外と“素”で天然だよな…………………………………………。うん、まあいいけど。さて、“どうすりゃ”良いんだ? “お前”の“作戦”、聞くぜ?」





 “シラン”がそう“言って”から“照れた”ので、カーズィ・キルシュは照れる“機会”を逃した。





 笑いたいのを堪えて“提案”した。“じゃあ”ーーーーと。




 作戦を聞いた“レザード”が、ティティの代わりを名乗り出た以外は、カーズィ・キルシュの“提案”通りに、それぞれ“動いた”のだ。“鮮やか”な位に。





 レザード・ガイサースは“46”階層の“人間”を、地上へ避難させた。勿論“一度”に。ティティの“手助け”は、借りなかった。



 だからティティは“他の仕事”に集中出来た。イチゴとシランと共に、奥へと進んだ。見付けた“人間”を片っ端から“保護結界”を施し、地上へと逃げろと“指示”した。敵、つまり湧き出し“魔物”は、シランとイチゴが、葬った。勿論、ティティの“手助け”は、借りずに。




 カーズィはアスタと“最下層”へ飛んだ。到着すると“生体反応”を、確認した。続々と逃げる人々。新しい“バトラー”は、湧き出て来ない。何故なら。






 “ティティナウド”が、“ダンジョン”の“機能”に“結界”を施したからだ。




 『造ったの、“白神”だからね。』と。白神より強い“ティティナウド”の影響力で、魔物は産まれ出れなく今“存在”している“モノ達”を“屠れ”ば、一先ず“気が抜ける”のだ。





 其の“間”にカルミアを『解決』させる(丶丶丶)つもりだった(丶丶丶)。『カーズィ・キルシュ』はーーーーーーーーーーーーつまり彼は、当初“独り”で『此れ』を全て『熟す』つもり(・・・)だったのだ。『兄弟子・・・』の為に。





 無茶とも無謀とも思わなかった。“夢中”だった。“カルミア”とは“別の意味”で。





 つまり“カルミア・カルム”の『本体』ーーーー『肉体』は、睡眠中・・・なのだ。カーズィの『予想』では。勿論、














 『正解』で、在る。『夢』の『中』で『修行』してしまったらしい。『カルミア・カルム』君は。『寝呆けて』在るのだ。『文字通り』に。『肉体』に『入れてやらないと』、『危ない』のだ。






 「死なせねーぞ(丶丶丶丶丶丶)、カルミアっ!」キルシュはそう、小さく叫んだ。





 ただ、一言云うならば。普通ならば。例え「寝呆け」ても。






 「“星”移動して来る(丶丶丶丶)とか」『非常識(丶丶丶)だけどな(丶丶丶丶)と。







 「“流石”、“彼奴”の『弟子(丶丶)』だよな。ーーーー」と。呟いた。“嬉しそう”に。


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