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・『金曜』日、つまり『前日』。・

 “部屋”に入った俺は先ずこう言った。「お前等ーーーー、」




 “此れで終わるのか?”と。返事は予想通り「無理。ーーーー」だと。嫌、其処は頑張れ。



 ×   ×   ×


 “俺達”は、“準備”をして在た。“サプライズ”らしい。何の? 嫌な、紺なんだけどさ? “女神”が言うには“紺”には誕生日が無いらしいんだ。嫌、有るんだろうけどさ。当人も知らないんだと。まあ仕方無いよな。“ブルーレザーフォックス”だった紺は、つまり獣だった訳だから、当然生まれた“日付け”とか知らんよな。え?狐じゃ無くとも?生まれた“日”を自力で覚えてられる訳無いだろ?って? ーーーーそれもそうか。紺は気付くと“孤独”だったらしい。生まれて直ぐ、“親”とは何らかの要因で離れた様だ。多分ーーーー“狩られた”んだろうな。ブルーレザーフォックスは、毛皮が貴重品だったからな。お陰様で絶滅しちまったらしい。ーーーー可哀相に、な。



 紺は偶々“救われた”だけで、タイミング悪けりゃやっぱり毛皮に為ってたんだろうな。


 子狐だったらしいからーーーーやっぱり“襟巻き”程度・・だったかね。…………………………俺が昔……………………………ねだられて“贈った”(俺の時代には既に)(絶滅してアンティーク)(だったからな!)………………………“紺”の親族では無かったと、思い込みたい(俺はヤってないッ)。嫌、きっと。絶対違う筈だ(誓うがヤッて、ない!)。………………………………………………………誰か違うと言ってくれ。



 さておき。




 そんな罪の意識から手伝っている訳では無いとだけ言っておこう。嫌本当だからな?





 明日『サプライズ』で、紺の『誕生日パーティー』を企画中なんだとさ。


 陽藍は“日曜”にやりたかったらしいが、皆の“予定”の“都合”で、明日やるらしいぞ。俺は“種待ち”な訳だが、未だだった。だから“暇だろ?”と言われて色々準備を手伝ってる訳だ。ただ“疑問”は在るーーーー今、紺への“プレゼント”を手作りしてる最中なんだが、な。





 “俺”以外皆作業止まってる様にしか、見えないぜ? “さぼる”な、手を動かせ。待て諦めんな。








 “泣く”な。








 そもそも“出来ない”んなら、何で“作ろう”と思ったの? お前等は?




 ……………………………………………………“本気まじ”か、お前等。だから“投げ出すな”よ。



 陽藍の“甥っ子”だという、“瀬野尾 太一”という男が、そう“紹”の“兄貴”だよ。嘆いた。





 「紺ちゃ〜ん。不甲斐ない俺を赦してくれ〜」と。“血”を流しながら。××××××××






 「馬鹿だな、太一は。ほら、絆創膏。指出して。」


 「大和〜痛いよ〜」



 「………………太一のドジ。」


 「蓮、それより“布”は無事か? 汚して無いだろな?」



 「あ〜大丈夫かな?」


 「………………先ず君等は先に“俺”を心配して?」



 「馬鹿“太一”。指針で刺した位で大袈裟な。」


 「理一、酷い。」


 「はい太一、終わったよ。此れで大丈夫。ほら続き頑張って。」


 「…………………無理かな。」


 「は〜。“裁縫”舐めてたわ〜。何でこうなった?」



 「………………………思い出せ。“陸”の策略に嵌められたの。」





 「おーまい、ごっと。」




 “おい、太一壊れたぜ?”  “じゃあ少し休憩させてあげたら。”  “早く和希君来ないかね〜”と、彼等は、つまり『ジャンピング・スモール・スモール』という『陽藍』の“弟子”でもあり“部下”でもある“奴等”は、要は“ぐだくだ”だった。…………………間に合わないと俺は思う、ぞ?




 部屋のテーブルに置いて在ったのは、“布”だった。後は糸やら針やら鋏やら。だが、“服”の形には程遠い“形”のままで、俺が来た時から、まるで何も“進んで”いない。そうーーーー思えた。




 彼等が言う様に。“陸”に言われたらしい。“買うだけなら、誰でも出来るよね”と。






 だからって。何で“服”を仕立てようとしてんだろ? 此の人達。…………………………………突っ込み、入れても“良い”か?




 「………………………うう、指が痛い………………………頼むッ、先に“行って”くれッ、!」



 “太一”が演技掛かったが、誰も反応しなかった。××××××××××





 ×××××××××××××××××××



 ××××××××××××



 ××××××



 ××ーー




 「っ、っ!」


 「お〜“鮮やか”〜」



 「凄いな、“カーズィ”君は。ごめんね、“此処”教わって良い?」



 「ん? ああ“其れ”はこうーーそうそう、で、“ギャザー”寄せて、な。で、仮糸は後で引き抜くんだよ。そう、“此処”と一緒。そっちのが細かいけどな。俺“やる”か?其処だけ。」



 「ん、こうかな?」



 「そ、“均一”に、な。へ〜“大和”は“器用”だ、な。上手いな。」


 「ははは。ありがとう。」



 「“カーズィ”君、見て〜“蝶ネクタイ”完成〜。此れで良いかな?どう?」



 「おお! “出来た”な! やるな“蓮”! うん、良いと思うぜ。」


 「やった。褒められた。さて“次”は〜やっぱり“帽子”も作っちゃうか?」



 「ちょっ! 蓮! ハードルあげないの!」


 「あ〜でも、“材料()”なら、あるし(用意済み)。あ、でもなあ。“ミシン”無いとキツイかやっぱり。“理一”が手配忘れるから……………ふう。」


 「“悪かった”よ。“帽子”は後からでも良いだろって事で、解決済みだろ? 蒸し返すなよ。」




 「“デザイン”頑張った“俺”としては、ね。嫌“いいけど”、さ。」




 “険悪”な空気に成り得るかもしれない、そんな“空気”を、打破したのは、“ノック”だった。“扉”が叩かれて。殆ど“遊”んでた“太一”が、返事をした。そして、



 「お邪魔しま〜す。進んでます〜?」





 入って来たのは、




 「お〜“和希”君! 待ってたぜ!」



 “彼”だった。



 ×   ×   ×



 「あれ…………“絵理撫”ちゃんも、来たの?」


 “大和”が、そう言った。



 ×   ×   ×


 「あ〜だって“裁縫”でしょ? あ、でも“予想”よりは出来てる。」



 「へ? 和希君。裁縫で何で“絵理撫”?」



 「はい?」



 「ん? 絵理撫ちゃんてもしかして裁縫出来るの?」


 間抜けな声を出した太一とは違い、山田 理一がそう言った。




 呆れた“和希”が、着ていた“其れ”を、示した。



 「? 其れが何? 其れ“ノーブランド”でしょ?」





 「ん?  あれでも。和希君、さ。前に“ヴィンテージ物”着てたよね? 其れに“似た”奴。」




 “俺も騙されてました”と、橋本 和希は答えた。



 ×   ×   ×





 「え」



 「嘘でしょ………………」



 「………本気かあ。」





 「………………………………………………。」



 「嫌、大和。“無言”はきついから止めよ。絵理撫“さん”落ち込んでるじゃんほら。」



 “橋本 絵理撫”は、小さく“ごめんなさい”と、言ったが。前に此の“姫さん”が駄目にしたのは。“和希”、彼の“ジャケット”だった(丶丶丶)訳か。あ〜何か既に“懐かしい”ぞ。




 因みにだが。“その後”の話な?



 “ペルウィアナ”が似た生地探して来て。“姫さん”はそれで今和希が着てる“其れ”を、作ったんだと、さ。中々やるな、姫さんーーーーだが、“恥ずかしさ”と“申し訳なさ”で、今迄、ジャケットは“ペルウィアナ”が作った事に、してたらしいーーーー“何故”バレたか?



 此の前姫さん送って行った時に、聞いたみたいだけど?



 ウィアナ嬢ちゃんに礼言ったら、“私は布を探して来ただけですよ?”と、言われたんだって、さ。“ベニバナさまが、絶対自分で仕立てますーー”と、張り切った、と。



 “型紙作りや布を切った位のお手伝いはしましたけど、殆どベニバナ様御自身が仕立てなさいました。”と。




 因みに。“ジャケット”を駄目にした事を詫びたペルウィアナに、和希は「今度、“お洒落着洗い用”洗剤、土産に持って来るね。」





 と、言ったらしいぞ。え?ああ“和希”? うん。彼奴は陽藍の“代わり”に、しょっちゅう“異世界”行かされてんだって、さ。




 “お使い”って言われて、な。何で俺が其れを知ってるか? と。



 “聞かされた”からだよ。



 「あ、カーズィ“君”。俺の代わり(丶丶丶)ジニア(丶丶丶)運んでくれたんだって?」と。




 “ついでにミア(丶丶)も”と、な。ーーーーーーーーうん? “ついで?”と。



 “ありがとう”と、礼を言われた(丶丶丶丶)話だーーーーけれど。



……………“風邪”ひきましたorz.

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