・『カルミア』と“調合師”・
「う〜………っ」
“ジニア・ツイン”は、“唸”った。 ××××××××××××
「…………嫌。唸ってないでさ。…………。折角“成一”が作ってくれたのがさ、…………。冷めるからさ。…………………。取り敢えず食ったら…………?」
キルシュは少年へ、そう言った。 ×××××××××××
「………………美味いです…………成一さん…………。ごちそうさまです……………。」
「“ごちそうさま”は、食い終わってから。ジニア、お前覚え無えなあ。」
“成一”はそう、憎まれ口を叩いた。××××××××××××××××××××
「…………“劇”?」
「そう。」
食事も終わったし、片付けたし。ジニアが食ってる間“暇”なので、耕一と翔平に陽藍が何処へ行ったか聞いてみた。それが答えだった。先程成一が“説明出来ない”といった“あれ”だ。
「“イベント”ってのが“劇”の事な訳? “ステージ”…………つまり“舞台”やってる訳だろ?」
“俺”はそう聞いたのだった。“劇”かあ。観ても良いなあ。観れんのかな?
何故だか、あんぐり口を開けた“ジニア・ツイン”に、“…………劇で通じた”と、言われたのだが。××××××××××何だよ、或の星には劇無かったのかよ?××××××××××××
「正確にはイベントが“劇”な訳じゃ無いよ。イベントは“催し”の事だから。」
と、翔平が答えた。つまりーー
「……………“祭り”的な?」
「あ、ほぼ“正解”。」
俺の言葉にそう言ったのは耕一だった。××××××××××横で又ジニアが、“すげえ”と呟いたが。××××××××××だから何でだよ。××××××××××
そういう“訳”で、彼奴等が居るという“場所”まで、移動してみた。何だ此処は。……………子供が沢山在た。×××××××××××
“耕一”が言うにはだ。“ハロウィン”という“収穫祭”らしい。あ〜成程。子供に小遣いやるイベントな。俺達のトコにも、まあ似たようなのが、あるわ。
“実り”を祝い、神に感謝する祭りだな。“花”の時期と“幹”の時期にやるヤツな。小遣い貰えたり、菓子や料理を振る舞ったりで。そりゃ子供達喜ぶわな。此方の“世界”でも、“在る”んだな。耕一が言うには。此方では“それ”が、年に一回らしいが。××××××××成程?
「…………“カルミア”?」
「そう。ーージニアと一緒に此方来た、幼馴染で。後二人いるんだけど。……………。」
耕一はそう、カーズィに説明した。ジニア“達”の事を。ーーーー
「……………。ま、それはいいが………………さ。」
「ん?」
「……………嫌。肝心の“お姫サン”が、何で“彼処”に隠れてんのかと。…………。」
「!」 「っえ?!」
「……………ん?」
本来“ジニア”が護衛するべき『対象』の気配が“そこ”に在った為に、俺はそう聞いたのだ。ーーーー。横で声を出したのは、その“ジニア”だったが。
ジニアはつらそうに、言った。“外されましたーー”と。ああ、成程。××××××××
と、其処へ少年がひとり、やって来た。ファリスより少し年上だろう……………………顔の綺麗な少年だった。××××××××××××
「“耕一”さん、ども。お疲れ様です。」
“爽やか”な感じだ。
「おっ、“紹”ちゃん。え、何、バイト?」
耕一が答えた。少年は同意した。横で俺は耕一へ尋ねた。“バイトって何だ?”と。その少年が面食らってた。成程。此方では“普通”の言葉か。××××××××××耕一が小声で“俺”を少年へと、説明してた。“訳有り”だとね。×××××××××成程? ××××××××××
「ども。えっと“叔父さん”の“お客サン”…………。俺、“紹”です。“瀬野尾 紹”と言います。 高三…………嫌、『18』です。職業は勉強中の『学生』かな。 つまり『半人前』ね。 後、“バイト”は“短期契約”の『仕事』だよ。 未だ“学生”だからさ。 “説明”はこんな感じ? ーーーー」
“紹”とやらは、そう言った。飲み込み良いねと俺は答えた。“紹”は“お褒めに与りまして”と、畏まった。 ××××××××
丁度“舞台”でさ、“和希”とやらが、立ち回ってたんだが、××××××××××××。“相手”、ーーーー“何”?
“化物”過ぎんだろ。 ××××××××××××××××××
舞台では何故なのか。例の“卓”が、…………………。“女”の格好だった。……………………。そうだな。最早“突っ込む”まい。……………………………………………………………美人過ぎだろ。
×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××
“俺”はそっと、其の場を離れた。“終わる”迄は、未だ掛かるらしいのでだ。
耕一とジニアと一緒だった。××××ד紹”は残った。未だ仕事があるらしい。……………“偉い”なあ、彼奴。“陽藍”の“兄貴”の“息子”だった。
“此の世界”には、“高校”という“学校”、『スクール』が“在る”と。紹は其処の最高学年で、もう少しで“卒業”だと。その後は其の上の“学校”、『大学』とやらへ通いたいので、“受験”するらしい。ーーーーなので、今日だけ“特別”に、仕事して在たーーーーと。
“経営”を学ぶんだそうだ。何でも紹の父親つまり陽藍の“兄貴”だな。その人が“会社”を経営して在て、紹は大学で学んでから、父を手伝いたいーーそして父に同意して貰えれば『跡』を継ぎたいんだと。成る程ねえ〜彼奴、見掛け通り“偉い”奴だな。
紹には“兄”が在て、本来“兄”が継げば良いのだろうが、“兄”は“経営”と違う“仕事”をして在るーーと。成、程ね。“兄貴”の“為”か。
やっぱり“良い奴”だな、“紹”君。耕一に、“紹はもてるだろ。”と聞いてみた。耕一は素直に頷いた。ーーーー“やっぱり”な。 ××××××××××あ、因みに其の“兄貴”だか、先程の“舞台”に在たから、見た。ちょっと“似てないな”と、俺は思った。 ××××××××××
“お人好し”そうだった。 ××××××××××
で。“耕一”に促された俺は、少し眠る事にした。先程殆どの“魔力”を使い切ったからーーだ。“今『寝る』とオイシイぜ?”ーーーーーー
そう“耕一”が、“言う”ので。“ジニア”が見張りについてくれた。それで『眠っ』た。“或の晩”みたいにーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
×××××××××××××××××××××××××××××××××
“翔平さん”と成一が呼んだ。翔平は平坦に“彼”を“み”た。成一は言った。
「カーズィ君の“魔力”量、此れでどの位跳ね上がると思います? ーーーー」と。
××××××××××××××××××××××××××××××××××
「カルミア、」
“華月 龍”が、少年をそう呼んだ。少年は呼ばれて振り返った。 ××××××××
××××××××××××××××××××
「……………………寝過ぎた……………」
と言ったカーズィ・キルシュは、起き上がった。 ××××××××××
「………………え、……………はや……………ちょ、未だ“二時間”位しか………………………、え?」
“ジニア・ツイン”は、青褪めた。 ×××××××××××× その頃、“成一”と“翔平”は、“俺の勝ちっ”と言った成一に、翔平が何やら“払って”在た。 ーーーー
陽藍に“何やってんだ、御前等はーー”そう言われて。 ××××××××
「やほー“起きた”〜?」
と、“華月 紺”は、そう言った。“カーズィ・キルシュ”へ。 ××××××××××
“………………起きた。”キルシュはそう答えた。 ××××××
「おっ、来たな。」
「へえ〜“見応え”有るねえ〜」
陽藍が俺の顔を見て、言ったのだが、横の“男”がそう言ったのだ。陽藍よりやや背の低い男だったが、小さいという訳ではなかった。俊敏を思わせる身体付きをした男だった。先程“そで”に在た男だと、俺は思った。“舞台”の時だ。で、“見応え”とは?何だか未だ身体がだるかった。
××××××××××
其処には“子供達”が、沢山在た“訳”だ。多分此れ未だ“イベント”続いてんだなーーと。
「よ、どう?」
“龍”が居た。後は“卓”と“青”も在た。ああ………………………………成る程。或の“猫”……………………。
「……………………おい……………海……………………、お前等の“弟”、………………………“猫”だな?ありゃ?」
俺は。そう、“奴等”に言ったのだった。待てよ。全員“苦笑”で済ますなよ。
“華月 海”は、………………………。周囲の子供達にせがまれて、「うにゃ。うにゃにゃ〜。」
“にゃ〜にゃ〜っ!☆”と、鳴いてた。……………………………。“猫”だった。 ××××××××
×××××××××××××××
“あれ”は“本日”の「海(と仲間達)の仕事ーー」だからと、
“陸”が言ったのだった。 成、程……………………“仕事”か。為らば仕方無いな。「………………………そうか。“人気”だな………………」
俺はそう返したが、「当然。」ーーと言った“陸”に、『…………偉いな』とは何故だか返せなかったが。 ××××××××××××××
「カーズィ。暫く“居る”だろ?」
代わりにそう聞かれた。陸にだ。俺は少し考えてから、答えた。“多分な”と。
龍や卓や青が俺を見てた。その中で。
「陽藍の話じゃ、暫く“掛かる”らしいからな。ーーーー」と。
“種”は陸の息子“理桜”が植えてくれたのだが、未だ芽吹いたばかりだったのだ。“花”が咲かねば、“種”が溢れない“訳”だよね、此れ。因みに。何で“理桜”が種を持ってたか。ーーーー
俺の住んでる“或の”星に来た“理桜”が、拾って“保護”したからだ。
“大人”へ伝えなかったのは、種が救えるか微妙だったからーーと。ずっと頑張って『種』を『浄化』して在たと。
ーーーーーーーーーーーーーーーー賢過ぎる。尊いだろもう此れ。“理桜”『様』だろ。ーーーー
理桜はひとりでは間に合わぬからと、姉に相談したらしい。それで二人の“力”で、種を植えて、芽吹く迄に育ててくれて在たーーーーと。
やばい“泣ける”んですけど。本気で良い子。理桜も“真琴”もな。さんきゅな、ふたり共。“礼”を言ったら、照れられて、結果“俺”が照れたーーーーちくしょ。天使だよ、君等。
ーーーーーーーーーーー
陸が云うにはな。“理桜”とは。“植物”への“影響力”を持って“在る”ーーらしい。名前に、
「“桜”って入れたからね。」と。
あ〜つまり。理桜の“母親”の名が、“美樹”と言って。読み方は“ミキ”。意味は、
「“樹木”だよ。“美しい”樹木で、『美樹』と読むんだ。」
陸がそう言った。 ××××××××
「母親の“影響力”を貰ってるから、理桜は植物に強い“力”を与える。理桜が居ると、咲きが早いとか、咲きづらい“花”を咲かせるとかね。 お陰で“お父さん”が、
“農園”、“植物園”の見廻りに、良く理桜達を、連れて行くんだ。
因みにだけど。“僕”の影響も受けてるから。ーーーー。
理桜も真琴も“大地”と相性が良いんだよ。 ーーーー」と。
×××××××××××××
「あ〜じゃあ〜今回も、其れで俺達の“星”へ、連れて来た?」
カーズィの問いに、陸は答えた。まーねと。“成る程”。カーズィはそう答えた。 ×××××
“陽藍”ならその間に、子供達の“保護者”と“仕事”の“話”をしていたのだった。 ××××××××××
何やら“御満悦”だった。陽藍の“妻”だという“女”が、何故か“黒いドレス”を身に纏って在て、美しいが妖しかった。とても冷ややかな“瞳”で陽藍を“みて”在たのでーーーー
“石にされそう”ーーーーカーズィ・キルシュは、そう思ったのだった。 ××××××
勿論こわいので、本能の警告で近寄らなかった。 ××××××××××
その“時”だった。 ××××××××××××××××××××××××××××
「っ、“姉上”っ!」
と、叫んだ青年が、入って“来た”のは。
カーズィ・キルシュは、“と或る”会場に、在たのであった。 ×××××××× 陽藍達の世界でいう“ハロウィン”イベント“会場”だった。舞台を終えて、移動していた。
“お菓子”ーーーー此の世界の“ケーキ”振る舞う“イベント”の続きだった。成一“達”はその“為”の“用意”をしていたのであった。朝からずっと、此の為に、ケーキを焼いていたーーーーと。カーズィも“ちょっとだけ”手伝った“あれ”が、そうだった。 ーーーー
イベントに来ていた“子供達”と“其の親”達、何故か全員父親だったのだが、その“人達”集う此の“施設”内の、と或る“会場”に、その“青年”はやって来た訳なのだが。
その“青年”の顔は、カーズィ・キルシュの“知った”顔だった。何も驚く事は無いのだ。何故なら彼の姉が、“此処”には“在る”ーーのだから。しかしーーーー
「?! っ、『は?イチゴっ?!』 何でーーって、おい、『ウィア』嬢ちゃん迄ーーっ」
「ーーーーっ、『ウィアナ』っ?! と、王子殿下?! ん、なっ、なんでーーーーっ」
ーーーーっ、ばっしぃっ、!!! ーーーーーーーーっ
会場“中”静まり返ったが、“美人”ーーーーつまり“卓”が、叫んだ“ジニア”の後頭部を、派手に“ひっぱたいた”『音』だった。ーーーーーー。あ、“イチゴ”と叫んだのなら、“俺”だが。ーーーーすまない。
ジニアは、涙目で卓を“みた”ので在った。 ××××××××××××
そして“ウィアナ”が、ぽつりと言った。“……………ジニアしか居ないの?”……………………と。
「……………………“カルミア”は…………………? ……………。あの“嘘つき”。きらい。…………………」と。
うん。え〜と?
「“イチゴ”? “ウィアナ”を連れて、何故“此方”へ?」
そんな空気の“中”、言ったのは“姫サン”だったのだ。“平坦”だった。言い方がな? ××××××××××××
“カルミア”って、何度も“出た”名だなーーーー俺はそう“思った”けどな。
陽藍と何やら話した“イチゴ”は、“姉”へと言ったのだ。“帰りますよ”と。
姉ーーーー。つまり“ベニバナ”姫は、叫んださ。“嫌です!”と。………………………………。うん。“和希”に、しがみついて。あ、ーーーーー。
“成る程”ね。
因みに“イチゴ”へ掴まったままの“ペルウィアナ”が、密かに“ジニア”を、睨んでた。“こわい”位にな。




