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・『種』・

 「“カーズィ”、“其処”もう“十分”だから、“ちょっと”。」



 「ん? もう“いい”のか?」



 “カーズィ・キルシュ”を呼びに来た“華月 陽藍”に、部下だという“男”『くすのき 成一せいいち』と名乗った、彼が苦言した。“良くない!”と。




 そして“その部下”だという“若い男達”が、ーーーー。最早『泣いて』在たーーー。『無理だよぉ。』と。何となく『可哀想』だった。“陽藍”は“平気だ。問題無し。”ーーーーそう言ったのだが。





 そう思ったが、陽藍が言ったのだ。“バーシルが来てる”と。




 ❂   ❂   ❂



 「!!」



 「ちょっと“来い”。行くぞ。」



 彼はそう言った。




 ❂   ❂   ❂



 「おいっ、彼奴“無事”なのか?!」



 「大丈夫だよ。ただーー」    「ただ?」



 「ん? “お前”に“一緒に帰るか?”ってさ。」    「………………………………………。ん?」




 カーズィ・キルシュは、意味を把握出来なかった。




 ❈   ❈   ❈



 “或る”『部屋』に、連れて来られた。そしてその部屋にバーシルが居た。相変わらず『銀の髪』目立つ“男”が、不機嫌そうに座って待って“居た”様だった。



 “お〜『無事・・』だった。腐っても『神様・・』だな。ま、無事なら良いか。”と、カーズィ・キルシュはそう言った。




 ❈   ❂   ❈




 「大馬鹿野郎。」    「嫌、『なんで』だよ。酷えな。神様・・。」



 “バーシル”が何の前置きも無く“そう”言うので、カーズィは“そう”返した。“真顔”で。



 アスタ・バーシル『神』は、溜息を吐き出した。物凄く(丶丶丶)”く。




 “何だよ。「小物のしがない(丶丶丶丶)調合師ブレンドメーカー』は、」心配しちゃいけないのか?「神様・・」の?”ーーーーカーズィ・キルシュはそう問い掛けた。




 バーシルは、こめかみを抑えたが。陽藍は顔を逸して“にやついて”在た。“愉快”そうに。




 ×    ×    ×




 「カーズィ。“バーシル”はな。“おまえ”の“心配”を、してた(・・・)の。“かり”にも“神”がさ。“あんなモノ(丶丶丶・・)”に“不覚”を取って。ーーーー『おまえ』を『危険』に『巻き込んだ』訳だろ? “反省”させてやれ(・・・・・)よ。“可哀想”だから(・・・)。」


 陽藍がそう言ったので、カーズィは『は?』と言った。




 『変な事言うな。』と。




 「普通“逆”だぞ? “反省”させんのが(丶丶丶丶丶)可哀想・・・』だろ。しかも『バーシル』“悪く”無えじゃねえか。“飛び出した”を、『救けに来た』“だけ”なのに(・・・)。『手を貸して(丶丶・・・)くれた(・・・)んだぞ?“反省”だと、意味理解らん。何で“反省”させんだよ? 『逃した』のなら、『失敗ミス』だぞ?」




 「ーーーー、『懐かしい(丶丶丶丶)名題タイトル”』だなーーーじゃ、なくてな。



 『お前』な。『やっておいて(丶丶丶丶丶丶)、ーーーー。何て『事』を。ーーーー『神様』越えて(丶丶丶)どうする(・・・・)。恐い“男”だねーー。“其の”で。」




 “華月 陽藍”は、そう言って、言いながらも既に“最早”、『“愉しそう”』に、笑い出して在た。ーーーー“全く”と独りごちながらも。




 “顔”は“関係・・”無えよな?と、カーズィ・キルシュは憤慨してみせた。“師匠”に。





 笑い切った陽藍が、漸く言った。“あ、そうだ。そんな事より、”と。“本題”だった。





 ❂  ❈  ❂



 「『種』なら『在る』ぞ? 言い忘れてたけど。」と。





 


 カーズィは、“きょとん”としてから、大分“経って”から、“叫ん”で、“騒い”だ。






 既に“何言ってるか理解らんーーーー落ち着けよ、『調合師君?』”レベルに。





 “可哀想ーーーーー”、“フェアリー・ヴァース”に、振り回されてーーーーーー。アスタ・バーシルは其の“光景”を、“そう”思った。





 “此の星”は、“平和・・”だと。羨んで、自然と“微笑ん”だ。自分で気付かぬ“間”に。





 “カーズィの様に”。自分も“諦めず”に、例えば“こうして”、『他の星まで』、『目的』を追い続けたら(丶丶・・・丶)ーーーー。『自分』の『目的・・』は、果たせた(・・・・)のだろうかーーーーと。





 『アスタ・バーシル』の星は、『異界からの数多の侵入者・・・』に、汚され、散らかされ、浄化が『間に合わなくなった(丶丶丶)』星ーーーーだったのだ。




 昔は“美しい”『星』だった。“象徴”は“深く青い、『レイクブルームーン』”と言う名の“”だった。





 “同じ名(レイク)”の青い(ブルー)美しい(ムーン)宝石(ストーン)”ーーーーが採れる『“湖”』ーーーーだった。“よその星”の“者達”に、目を付けられた“原因”も“其れ”だった(丶丶丶)が。






 “他”で“有名”に『成った』石を採りに、“来訪者”が、増えた。


 バーシルには“結界”を“張る”『力量』が、未だ無かった。そもそも。『箇の名前の無い星』以外の星々とは、“結界が張って在る星”のが『珍しい』のだ。



 陽藍達の“星”以外で、アスタ・バーシルが『知る』のは、今のところならば、『白神の星』ーーーーで在る。


 精々が、“感知”センサー(丶丶丶丶)だ。バーシルが管理した『星』がそうで在った『様』に。



 アスタ・バーシルはつい、ーーーー“苦い”を、ーーーー。思い出した。




 不本意にも。そして、不意に“声”が、した。“カーズィ”だった。“大丈夫か?!”と。





 “慌てた”『声』が。叫んで“在た”。




 「おいっ!“怪我”でもしてんのか?!痩我慢するなよ!“何処”だ!?見せろよ!」



 “治療くらい出来る!”と、彼は叫んだ。必死に“みえ”た。バーシルは不思議でしょうがなかった。“何がだ?”と。





 “カーズィ”が言ったのだ。『“だっておまえ、”』泣いてるだろう?と。




 確かに“アスタ”は泣いて“在た”。自分でも知らぬ“間”に。“不覚”だった。ずっとずっと“闇”の“中”に“在た”彼には、カーズィ・キルシュは“危険”だった(・・・)。強がった“アスタ”は答えた。




 「泣いて無いだろ。“幻覚・・”でも“みてる”のか。“ポンタ”の“オハコ”だしな。」と。





 「はあ?ーーーーーーーー何なんだよ?“本当”に大・丈・夫なんだな?“怪我”してたら、“怒る”からな?今の内に、“白状・・”しとけよ?」



 カーズィ・キルシュは、凄んだ。“陽藍”は、言った。“なあ?”と。






 「“心配”なんだか、“脅し”てんだか、分からなく“なって”るぞ?カーズィ、お前さ?」と。





 “凄んで”どうする? 本当「口“悪い”よな?お前は。“良い男”なのにな(丶丶丶・)?」と。





 バーシルとカーズィは、“仲良く”言葉を失ったので在った。“場違い”な、“暢気”な、“最高・・存在・・”に。





 “華月 陽藍”は、“のほほん”として“”た。“おまえーーーー。悩み『ある』か?”と、場違い(・・・)な質問をして、カーズィ・キルシュは華月 陽藍に、言われた。





 「? 当たり前だろ? 失礼な“”だな。“お前”はさ(丶丶)。」と。





 そして何故かカーズィとアスタは陽藍へと“仲良く”謝った(丶丶丶)ので在った。ーーーーーー“悪かったよーーーーーーーー”と。



 “悩み”の“内容”は、恐くて(・・・)聞かな(・・・)ーーーー。『聞けな(丶丶丶)かった(丶丶丶)二人・・





 そして。その『空気』の“中”で、『本題・・』が『来た』のだ。『扉』を叩いて。




 ❂   ❂   ❂



 部屋を訪れたのは、可愛らしい子供達だった。見覚えが在るとカーズィは思った。考える迄も無く“誰”なのか、知れた。“理桜りお”と“真琴まき”の姉弟だ。



 わかり易く“陸”と一緒だった。




 ❂   ❂   ❂



 「“おじしゃん”こんにちは!」真琴が元気良く言ったが、少し噛んだ。陸は苦笑した。“真琴”ーーーーと呼んで、娘へと諭した。




 「『おにいさん』と、呼んで“あげよう”か。ーーーー。“よろこぶ”からね。」と。




 痛い“優しさ”を、貰った。…………………………“古傷ダメージが”………………………………。




 “ごめんなしゃい”と、真琴ちゃんは又“少し”噛んでしまった。“理桜”が心配そうに、“姉”を“み”た。しゅんとして。けれど“落ち込んだ”『姉』に代わり、“理桜”は言った。




 「かぅじぃしゃん!あのね!」と。





 “おじいちゃん”みたい。とは、陽藍は言わずに、堪えた。見守った。





 「“おはな”、えて“いた”の!理桜りおと“真琴まき”ちゃんで!」




 「理桜!凄い!“今”、噛まなかった(丶丶丶丶丶丶)ぞ!良しっ『お母さん』に、『報告』しよう!頑張ったな〜理桜! “真琴”もな。」と、




 “華月 陸”は歓喜と共に称えたが、流石に“父”は、言ったので在った。ーーーー





 「陸、“今”、台無し(丶丶丶)した(丶丶)ぞ?」と。





 “喜ぶ”を、可愛い子供“”は、『ぽかん』とて在た。カーズィとアスタと“同じ(表情)(をーーして)



 “祖父”だけ“呆れて”みて“在”た。“陸、(遺伝子)だなーー”ーーと。“幾らかの反省”を、しながら。






 “ごめんな、カーズィ”と。焦らした“訳”では無い。“確認”していたのだ。“成功かどうか”ーーーーを。“理桜・・”の『お手柄』だった(・・・)。『真琴』が手伝った(・・・・)のだ。






 勿論その頃、『厨房』で、




 『楠 成一』が“戻って来い!『カーズィ・キルシュ!』”と、叫んでいたので在った。






 『もう少し“手伝え”!』と。

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