表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/149

・×再×会×・

 「ユリシアねーちゃん、“大丈夫”だよ。“カーズィさん”、“無事”だから。心配しないで。ね?」


 ファリス・リコルドはユリシア・レインスィートにそう言った。“居場所なら分かるよ”と。



 ×   ×   ×



 「は? 『居場所』わかるってどういう?!」


 なのに『応えた』のは、ミーディ・ラバンディンであって、言ったファリスは少々“苛ッ”としたのであった。“言わな”かったが。



 「………………ファリス?」



 ユリシアは、遠慮がちにーーーーそう言った。




 ❂ _ ❂ _ ❂



 「“カーズィ”、取り敢えず“俺”の“頼み”聞いて?」



 華月 陽藍は“弟子にした男”へ、そう言った。“調合師の腕の魅せ(・・)”ーーと。



 其の“調合師”は、“苦虫、噛み潰し”た。




 ❂ _ ❂ _ ❂



 「は?“異世界”行っちゃった?!って事?“又”?!?」



 ファリスの“説明”に、叫んだのはやはり“ミーディ・ラバンディン”の方だった。



 ×   ×   ×



 「は?!」   「………………マジかあ。………………あの“ひと”は………………」



 「なあ?“ファリス”。聞くが“自力”で“行ける”ものなのか?」


 「え?というか“本・当”に、“無事”なの? 大丈夫なの?それ。………………………」



 心配していた“事情を知る者”達へ再び説明をしたファリスへ、“リィンツィオ”、“リッツ”、そして“ディランズ”、それから“マミアーノ”が次々とそう言ったのであった。



 事情が事情なだけに、“薫草亭”へ集まってもらっていた。マージーは居ない。宿屋の女主人へ“少し外す”と言って来た。マージーの治療は、大分“経って”から施した為に、余り無理はさせたくなかった。カーズィも“そう”言っていた。“ユリシアに『毒吐いてた(丶丶丶丶)』頃は、文字通り『大分』やばかった(・・・・・)』だぞ。”と。ーーーー。




 だから“油断”するな(・・・)ーーーー。完全に『気分』が晴れる迄は、『安静・・』にさせとけ(・・・・)と、カーズィの“見立て”だった。




 『毒』や『酒』が廻るのは、要は『代謝』が速まるから(・・・・・)だ。故に『毒』が抜け切る迄(丶丶丶丶・)は、大人しく『寝て(動き回らないで)』在るのが、“望ましい”訳で。




 本人にも既にそう“言って”あった。“ーーーーすまん迷惑をーーーーかけた。ーーーー”と、マージー・レッドランは小さな声で“言った”ので在った。“申し訳なさそう”に。ーーーーーーだった。



 カーズィが“それ”に何と応えたかは、誰も知らないーーーー。当人、『以外』は。




 或の日、自分の体調等さておいて、“帰って”来たカーズィは先ず、“マージーはどうした?”と聞いて来た。言われた通り“寝かせた”と告げると、カーズィ・キルシュは“マージー”のへ、先ず向かった。熱でふらつきながらも。




 呆気にとられた“ユリシア”は、“私がいきますから!”と彼に言ったのだが、振り返ったカーズィは、彼女へ優しく“笑った”だけだった。熱い指がユリシアの其の“頬”をそっと撫でたのだけを、ディランズはーーーー“目撃”て、ーーーー。熱くなった。




 そして。ひとりで彼は“行った”。ディランズは思わず其の“後”を、追った。一瞬、“ノミニオ”が信じられない“瞳”で、自分を見ていた。けれどディランズは振り返らなかった。




 振り返れなかったのだ。理由は、理解らないままにも。



 マージーの“部屋”へ入って行った“カーズィ”を、ディランズは“見て”いるしか、出来なかった。




 そして、

 

 部屋から“出て来た”カーズィに、何も“言えなかった”のだ。




 “悪いけど、後頼むなーーーー”そう言ったカーズィに、“ああーーーー”任せろとだけ、返したのだった。ディランズの言葉に、カーズィは優しく“微笑んだ”。そして、“戻って”行った。




 “ディランズ”は、“マージー”が好き(・・)だった。



 カーズィは、気付いていた。






 “異世界・白神の星”へ行く“前”、カーズィはディランズに聞いてみたのだ。




 ーーーーー、“そうなのか?”と。言われたディランズは躊躇った。だが、頷いてみせた。“カーズィ”を“信用して”そう答えた。



 カーズィ・キルシュは、“そうか。”ーーーーとだけ、言った。後は“何”も応えなかった。



 “和希”が“マージー”を救けた“時”だ。




 その“後”の『マージー』を心配して声を掛けた(・・丶丶丶)のは、“ディランズ”だけ(丶丶)だったのだ。カーズィは、其の“意味”をーーーー、考えていた。そしてその考えを肯定した。





 或の“状況”で、『一番』に心配・・するのは、『愛しい相手』ではないのか?と。



 カーズィ自身が、“そうした”『様』に。ーーーーーーーーーーー。






 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





 ーーーーーー“勘のするどい男だ”ーーーー。ディランズは或の時そう思った。




 “うわさに聴いてた(丶丶丶丶)”『以上・・』だと。




 ディランズ・プチグレインは、『カーズィ・キルシュ』が『羨ましかった』のだ。




 “自分みたいな荷物持ちとは違う(・・)『別の世界(丶丶)に住む』男だ”ーーーーと。彼は思った。そうーーーーー、




 実物も“見ず”にだ。




 或の日初めて対面した『“本物”』の『カーズィ・キルシュ』は、“噂”とは違う(印象に)だった(成った)




 噂よりずっと、は『“冒険者アウトワーカー”』ーーーーだった(・・・)



 最強(最強のソロ)だの最高(最高級調合師)だのと言われる“迄”には、“努力”したのだろうーーーー或の日ディランズは、素直に“そう”思ったのだ。





 “あのひとは『自分の仕事・・』に“誇り”を持っている。”ーーーー





 “ああーーーーだから『格好良く』みえる(・・・)のか”ーーーーーーと。ディランズ・プチグレインは、『或の日』の“カーズィ・キルシュ”を思い出す様に、彼の“凄さ”を噛み締めて在た。






 “もう、神にすら近いのか”ーーーーと。“自力・・で『他の星』まで、『飛ぶ(移動してしまう)』”ーーーーーー等。






 の“鋭い”ミーディ・ラバンディンと“ノミニオ・プランツ”は、そんな“ディランズ”の“様子”を横で見ていて、やや訝しんでいた。“大丈夫なのか?”と。言葉にはーーせずに。




 ×   ×   ×



 「まあ『或の』陽藍様・・・の『ところ』だ。何も『心配』要らない(・・・・)さ。な? 『りーちゃん』。『大丈夫』だからな?」



 薫草亭“マスター”『ドーリス・リコルド』はそう言った。言われた『ユリシア』は、何も言えずにリコルドを見たーーーーだけだった。勿論“やや”、元気がーーーーなかった。





 …………………………………………………………。




 逆に『りーちゃん』に動揺が隠せずに『騒ぎ』出したのは、リィンツィオを始めとした“パーティー”『カルジュ』だった。




 『りっ、りっ!“りーちゃん?!?!?”?!!!!』と、『パニック』していた。




 “ははは”と笑ったのは“息子”のファリスだが、父リコルドは“無反応”だった。“りーちゃん”に“そーだ、りーちゃん。ドリンク作るから飲みな。旨いぞ。”等と、“励ます”のに必死で、リィンツィオ達の“リアクション”は“聴いて(丶丶丶)”居なかったから(・・)だ。




 ユリシア・レインスィートは、ファリスには“姉”なら、やはり“ドーリス”には『娘』だったのだ。『リシアちゃん(・・・・・・)』の“双子・・”の“みたいなものだ(・・・・丶丶・)ーーーー。ドーリス・リコルドは彼女を“そう”思っていた。




 以前『ユリシア』の中に『在た』、『佐木 友理奈』は、ドーリス・リコルドに『リシアちゃん』と呼ばれ、気に入られ、“可愛がられ”て在た。



 『アスタ・バーシル』と『(ポンタ神)』の手によって『ユリシア』に入れられた『友理奈』。彼女を“救ける”に、“華月 陸”が“此の星”へ“来た”『後』に、ファリスは初めて『華月 陽藍』と、出会った。





 陽藍は『ファリス』を訪ねて来たのだ。『が世話に成ったね。ありがとう。』と、“礼”を言いに来た“陽藍”と、初めて話した。そして、友理奈の“その後”を知ったのだ。



 “初恋”の彼女の、“その後”を。




 友理奈は“身篭って”、その“相手”と“結婚した”と。“幸せだから、祝福してやって欲しいーーな。喜ぶよ。”





 勿論ファリスは“おめでとう”そう伝えて欲しいと、そう言った。それで陽藍は“笑った”のだ。“子供”の“様”に。そして、“提案”された。“取引しないか?”と。





 そして、“陽藍”は、“ドーリス”と会った。この時初めて“ファリス”を介して。


 ドーリスと“契約”した“華月 陽藍”は、そうして“ドーリス”の“上司・・”と『成った』のだ。




 彼はそして“ファリス”にとっては『上司』でもあり、『師匠』にも成った(・・・)のは、此の“時”だ。



 陽藍の“提案”とは、『“家畜”』ーーだった(・・・)。『品種改良』につきあって(・・・・・)くれるか?ーーーーという“もの”だった。




 『“俺の星”に“災害”が“起きた”場合・・に、提供・・して貰う“備蓄(家畜)”を育てて(丶丶丶)欲しいんだよね。』ーーーーと。



 『此の星(酒星)』と“陽藍の星”の“種”を、掛け合わせ(・・・・・)始めた。“お互い”のに。




 『成功・・したら、“此の星(酒星)”の災害時・・・に、』




 「“支援”する“物資”の“備蓄・・”に『(酒星と名の無き星の)(ハーフ種に成る)』だろ?」ーーーー“華月 陽藍”はその日“ファリス”に、そう言った。





 “ギブ・アンド・テイク(持ちつ)フィフティ(持たれつ)フィフティ(対等)()“関係で行こうぜ(救け合いたいんだが)? ファリス(どうだろう?)?”




 “宜しくな(嫌かな?)?”ーーーーーー彼はそう言ったのだ。“手伝って(ギブ・)くれるなら(アンド)君が(ーー)知りたい事(ーーーーー)全部(ーー)俺が(ーー)教えて(ーーー)あげれる(・テイク)よ?どう(契約する?)?”と。





 ファリスは“よろしくです。『ヨウセイさま(丶丶)』”そう応えた。努力したファリスは、今や“陽藍の世界の言葉・・”も、使える(丶丶丶)




 “ファリス”は、“見覚えのある”『例の黒い』を、陽藍から預かって(丶丶丶丶)いるのだ。“ドーリス”も又、“同じ”だった。だから、いつでも“メッセージ”が送れ(・・)た。





 最も“操作慣れ”していない“父・ドーリス”は、ファリス“頼り”だったが。“スタンプ(丶丶丶丶)”なら、“得意”だった(・・・)。何故“スタンプ”と“言う”かは、理解っていなかったが。




 ファリスに“ま、いいんじゃない?”と言われて、“そのまま”だった。“伝わるから”『いっか。』と。





 ❂   ❂   ❂




 「…………………………………。『カーズィ』でいらっしゃいますよね?『何故』、『此方』に? 『他の星の方』だと……………………………………」



 「嫌『此方・・』の台詞・・だろ。ーーーーーー何で『姫さん(・・)』が、居るの? ーーーーーーと、確か“カズキ”だっけ? ま、“アンタ”は“自分の星”ーーーー




 だろうけどな。」




 「うん。『突っ込み』箇所どころが多過ぎて、どうしようかなーーーー。“成る”は“成る”なんだけど。ーーーー。」




 「“和希”さま? “カーズィ”様を、どうして“御存知”なのですか?ーーーー」



 「嫌、先ず“何で”『和希君』が、『ベニバナ(・・・・)』ちゃんを『姫抱っこ』して連れて来た(・・・・・)のかについて、『俺達・・』は是非・・『突っ込み』たいけどな?






 なあーーーーーー『和希君』さ。『此処』、厨房・・だぜ?」





 “あ〜「知ってます。」”と言った“橋本 和希”と言う名の男が見た“光景”を伝えるなら、“カーズィ・キルシュ”は、厨房・・で、ちゃっかり『ケーキ』を『制作』していた『ところ』で『在った』ーーーー訳『だった』。




 勿論『橋本 和希』と言う“男”は思った。






 どうせ“陽藍”絡みで“在ろうな”と。意外な男と、“再会”しながら。“理由わけ”なら何と無く“予想”出来ていた。






 カーズィが追って“来た”『種』を破壊・・したのが、“和希(自分)”だからだ。






 正解に“言う”ならば、“消滅”させて“しまった”のだが。“邪魔だった(・・・)”ので。ーーーーーー。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ