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・『神』と“調合師”。・

 カーズィ・キルシュは『仕事』を終えて、後は『任せ』て外へと出て来た。アウトワーカー達と鉢合わせぬように、ちゃんと『裏』から外へと出た。そして、



 外の空気を存分に吸った所で在った。『異臭』しない『空気』が、心地好かった。『守れた』ーーーー




 その事を改めて実感したのだ。『間に合った』事を。ーーーーーーーーーーー




 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





 「お疲れ。」



 柔らかな雰囲気を携えた男が、カーズィにそう声を掛けた。彼を見たカーズィは、『ああ……』と答えた。ブルーレザーフォックス神“ポンタ”のだ。




 “龍”という名の。




 柔らかな笑みを浮かべた此の男は、戦いとは無縁に見えた。暴力的なものが、何も“無”い。



 そんな“笑み”だった。ーーーーーー『今日は“ひとり”なのだな。』



 カーズィ・キルシュは、そう思った。



 ❂  _  ❂  _  ❂



 「“ひとり”の“時”も、『在る』んだな。」キルシュはそう言った。言われた華月 龍は意外そうな表情を作った。“心外”だと謂わんばかりの。




 ❈  _  ❈  _  ❈



 「“ひとり”だよ。“十分”だからな?」


 華月 龍はそう言う。キルシュは微笑んだ。“美形”を見慣れて(丶丶丶丶)耐性(・・)ついている(丶丶丶・・)龍ではあったが、ーーーー。思った。『キルシュ』は、普通に“良い男”な“だけ”では無いなーーーーと。




 『色気』有るよね(・・・・)と。『自覚・・無き(丶丶)色男・・』って、又さ。ーーーー。“やっかい”なタイプ(・・・)だよね?カーズィ(丶丶丶丶)はさ?






 と。苦笑してみせた。当のカーズィ・キルシュはそんな龍を、不思議そうに見ただけで在った。





 ❂ _ ❂ _ ❂




 「ーーで?“どう?”」




 「“それ”聞きに“来た”のか?」カーズィはそう言って、呆れた。「“過保護・・・”だろ?」と。



 龍は『ははは』と笑って返した。




 ❈ _ ❈ _ ❈



 「ん?」



 「あれ?」



 カーズィが呆れて笑えないでいると、気付いた。“バーシル”だった。“其処”に居たのは。




 『心配症。』とが言ったが『おまえがだろう………』と、バーシルに言い返された。




 「俺は“仕事しに(神として)”来た“だけ”だ。」アスタ・バーシルは、そう告げた。





 やや“照れて”居た。カーズィはそれで思わず笑ったのだ。“彼等”を。




  = ❂ × ❂ =





 笑われた“神”が、「ーーっ、」『何だよっ』と、不貞腐れた。龍は其れを見て、ふと言った。




 「うちの“海君”みたい(・・・)だ。」と。



 神らしくない顔できょとんとしたバーシルが、益々不貞腐れてしまったのだった。カーズィは思った。数日“前”に、初めて“彼等”、『神』に出遇ってしまった“日”の事を。懐かしむ様な、気持ちで。“遠い昔”みたいだーーーーと。不思議な気分だった。“一生に一度(丶丶)だな。”と。




 “神”と“会話”するなんて(丶丶丶丶丶)と。




 ❂ + ❂ + ❂



 「ん〜『そうでも』“無い”よ?」しかし“龍”はそう言った。“これから”じゃん?と。




 ×   ×   ×



 「ーーーー。はい?」



 嫌な“予感”がした、カーズィ・キルシュは、そう言った。龍へ。龍は答えた。勿論“何でも”無い(丶丶)様に。



 「ま?“宜しく”?」と。勿論カーズィは答えた。「何がだ?」と。龍はふふふと笑って応えた(丶丶丶)




 見た目“爽やか”でも、“彼奴の息子”なんだな(・・・・)と実感してしまったカーズィだった。龍はにんまりと言ったのだ。『ステータス(丶丶丶丶丶)』、





 「『確認・・』しといたが、良い(・・)よ?」と。





 『は?』と眉間に皺の寄った“美形の調合師ブレンドメーカー”が、落ち込む迄(・・丶丶・)、もう暫し(丶丶)掛る(・・)




 ❂ ___ ❈ ___ ❂




 〖カーズィ・キルシュ〗Name.


 【Age.27】

 【調合師】・調合Level MAX.



  ーーーーーーーーーーーーー





  〖称号(STAR MARK.)〗 〚カクテル・ブレンダー〛 〚ワイン・セレクター〛 〚フルーティー・テイスター〛 〚ハーブセレクター〛 〚ハーブ・テイスター〛 〚ドリンク・ブレンダー&セレクター〛 ーーーーーーーーーーーーー




 〘異世界神〖龍〗の友人〙  〘異世界神〖混沌の女神の分身〗〖冥府主ハデスの化身〗の“友”〙  〘異世界“神”〖雷神ゼウスの力の“化身”〗の“友人”〙  〘異世界神ーー〙ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







 「………………………………………………………………………………………………………………………………。多いよ。」





 “多過ぎ”た〖称号スターマーク〗に、『Click(クリック).』ーーーーが、ついてしまった。しかし、



 「“其処”じゃ“無い”よ?」と、龍は言った。




 一番新しい〖スター・マーク〗は、「……………『此の星を“神と共に”救いし“者”』って待て。此の称号駄目(丶丶・・丶丶)じゃ無ーか。」





 カーズィは、苦言した。“困る”ーーと。「何〖授けて〗くれてんだよ(丶丶丶丶丶丶)お前等は。ーーーー」






 “神”に“苦情”言う“男”も珍しい(丶丶丶)なと、アスタ・バーシルは思ったので在った。




 「星“救って”“称号”貰って(丶丶丶)『苦情』言う『男』なんて、多分『お前』位だぞ?」




 言ったバーシルの顔を、まじまじと眺めたカーズィは言った。「〖称号〗は、食えないだろ?」と。










 龍が“爆笑”したのは、ーーーー。“言う”迄も“無く”。「今に“君”のお陰で、“色々生る”よ。」





 “もう少し待ってよ”と、彼は涙を拭いながら言ったので在った。可笑しそうに。





 「で、『魔力』の方は、『どんな感じ』なの?『戻った』?」龍はそう言った。カーズィは答えた。“もうちょい”と。




 ×   ー   ×




 「まあ、そうだろうね。“誰”にも言ってない?」



 「約束だからな。」



 龍とカーズィはそう言った。華月 龍は、満足そうだった。“仕事してから、帰る”ねと、彼は言ってから、行ってしまった。バーシルだけが残っていた。




 ❂   ❂   ❂



 「“何とも”無いのか?」



 アスタ・バーシルはカーズィ・キルシュにそう聞いた。魔力を使い切った(・・・・・)のだ。“起きて”居るのが、“可怪しい”状態・・だった。疲労困憊で『立てない』のが普通だ。



 思えば“無茶”だった。バーシルは“陽藍”が“やれば良い”と思った。だが、陽藍は駄目だと応えた。彼が“手出し”すれば、此の“星”が“彼の星”に『なる』と。だから、『バーシル』にやらせたのだ。彼を『神』へ戻す(・・)為に。



 地下へ行ったバーシルが、青と一緒に“例のウォーターボール”を創り上げたに、アスタ・バーシルは自分でも気が付いた。“変化”に。“解放”されたばかりでは無く、確実に“力”が“戻った”事を。“確信”した。“漲った”のだ。“前以上”の“力”が。






 “肉体”に入れられ、“魔力(本当は神力)”ともいうべき“神として持っている力”が、殆ど“ゼロ”状態だったのだが、肉体から“解放”され、確かに“力”は、“戻っ”た。しかし“以前”と『比べる』なら、『ぬるま湯』みたいな『感覚』だった。以前の自分の“力”は、もっと“冷た”かった(丶丶丶)のだ。ーー“感覚”の話だ。




 イメージは“冷たい水”だった“もの”が、永く放置して“力”を失くした“ぬるい”『三流品』の様な『感覚・・』に成っていた(丶丶丶丶丶)





 “本来に『戻る』”には、“時間が掛る”ーーーーーーーー。そう思った。だが。







 掛らなかった。“戻った”のだ。嫌、







 “以前”より“斬れ味”有る“力”が、溢れ出して漲ってしまった。“仕事”を終えた、その“瞬間”に。





 戸惑うバーシルに“教えた”のは、『青』だった。「ずっと『力』を『封印』して使わなかった(丶丶丶丶丶丶)からだよ。ーーーーーー」と。








 永い“時間”を掛けて『熟成・・させた(丶丶丶)な、ものだーーと。







 「“それ”で“絶対量”が“上がった”んだよ。」とだ。つまり。






 「今迄の“量”じゃ“足りない”と判断した“許容量”の“リミッター(制限値)”が、外されるんだ。“限界”って案外“限界”じゃあ“無い”訳だよね。ーーーー」と。





 “感覚”がぬるかった(・・・・・)のは、「“蓄積”されてた(丶丶丶丶)を、“把握”しきれて(丶丶丶丶)無かったんだろ?“感覚”が追い付いて(丶丶丶丶丶)無かった(・・・・)“だけ”だよ。」




 ーーーーーーーーーーーーーーーーと。





 “同じ説明”を聞いたカーズィ・キルシュは、言った。『ワイン』の『熟成・・





 「みたいな(・・・・)もんだな。ーーーー」と。





 説明した“神々”は答えた。「“ちょっと違う(・・)”だろーーーー。」と。





 カーズィはただ、『そうか?』と返した。或の日、地下の、“或の場所”で、






 “作業前”に。そして“或の水”へ入ったのだ。『魔力・・使い切る(・・・・)為』に。






 計画通り、“順調”だった。

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