・神々の後始末。・
「あっ」 「龍さんっ」 「お~お兄さま~」
「嫌、待って。誰が君等の『お兄様』だよ。やめてくれるか。」
「えっ俺普通に『龍サン』て呼んでますよ。原の奴だけですよ、龍さん。」
「待て待て御前等。『茶番』はやめろよな。未だ仕事残ってんだぞ。『龍』ーー」
「えっ「「「「おじさんが言うの?」!」?」w」っ」
「うわっ茶番…………」 「話が進まない。紺~大丈夫? 龍兄ちゃん『紺』がっ」
「えっ紺大丈夫か?怪我したか?」 「大丈夫~龍~有難うっ」
「嫌、紺診て貰え。龍、紺『腕』取れちゃってさ。巧が『応急処置』したから、一応診てやってくれるか。巧は何とも無いか?」
「「「はあ?!」」」 「腕? 腕って腕?!」 「えっ、とれ?」 「取れたって何が取れたって腕って今あれ??付いてるよ?あれ??」
「〘フリーズ〙ーーちょっと〘煩い〙。少し〘黙っ〙て。全く。紺、みせてごらん。ん?大丈夫だな? 巧、腕あげたな。偉いぞ。流石うちの『弟』。」
『龍』と呼ばれし『男』はーーそう『力在る言葉』をーー『唱えた』のだった。3つ『同時に』発動だと?ーー馬鹿言うなよ。『不可能』だよーーーー
そう思った俺を見た『コン』がーーこう言ったのだ。
「〘出来ない〙って〘言っ〙ちゃうと、〘出来ない〙んだって。お父さんが言ってた!」
「紺、今お父さん其処に居るからさ、こういう場合は、『教わった』かな。『お父さんに、教わった』ーーが、今回はーー正しい。」
「わ〜巧が『又』始まった。」
「む〜難しい。でも頑張る。覚える。うん。分かった巧。お父さんごめんね。」
父親はそう言った『子供』の頭を撫でた。『謝る様な、事じゃ無いよ。』ーーと。
「あ、龍兄ちゃん『忘れてた』。」
タクミが言ったのだ。『あの人』も「診てあげて」と。ーーディランズを指さしてーーだ。
当然ディランズは面食らったのだった。
× × ×
「失礼。」
リュウと呼ばれた男は、ディランズに向って言った。そして『腕』を取った。優しい瞳の男だった。何だかーー安心する様な。そんな雰囲気を纏う男だった。
「あ~成る程。此れは『巧』が『直した』のか?」
リュウとやらはそう言った。タクミはうんと頷いた。『本気で応急処置。』と。言われてディランズは何か言いたげにしたが、何も言えなかったようだ。リュウという男の顔ばかり見ていた。不思議そうにだ。『強い』ーーのに『穏やか』ーーそんなオーラだったからだろう。
リュウという男を『纏う』ーーモノがだ。不思議な気分にーー誘われた。
父親が様子を見に、近寄った。リュウはほほ笑んだまま、父親を見上げた。そして、
「『このまま』でも大丈夫そうーーだけど、ーーそうだな、」
彼は聞き取れぬ〘声〙をーー呟いてーーそしてディランズの『腕』はーー優しくあたたかな『ひかり』にーー包まれた。それはほんの一瞬だった。そして、ーー
「あっれ?」
ディランズがーー『不思議』そうなーー声を出したのだった。腕を不思議そうにみて、そして動かしながら。
「………………………………………楽に……………………………成った。………………………………え?」と。
俺にはさっぱりわからないーーどころか、回復が使えるミーディとマミアーノまでも不可思議な出来事を『見つめた』のだった。はじめて『みる』『回復方法』だった。
こんな『やり方』が『存在』するのか?と。意味が理解らなかった。魔法を『使える』『俺達』でもだ。何なんだ?
「『解説』は『受け付けて』おりません。悪しからずってか。さて、『仕事』しますかね、『父上』様。」
リュウと言われた男は、ぐうっと気持ち良さそうに、伸びをしたのだった。
「行くか~『洸』~」と。
ーーーーそう。実は『もうひとり』いたのだ。空中から『現れた』のは。
「こういうの『久々』。此処が『紺』の『星』なんだ。」と。
可愛らしい『少年』だった。
「「「はっ?『洸』サンなの?!」」」 「「ーーっ!」」 と、
新人『アウトワーカー』強さ異常チームが……………………何やら驚いていたが。何で?
そして『コン』が言ったのだ。
「洸~『似てる』と思ったら『本人』だった~~来てくれたのか~~~」と。意味わからんが。
「よっ紺ちゃん。久方振り~助っ人だよ。」
『ヒカル』とやらは、右手をあげて、そう言ったのだった。軽い調子で。にこやかだった。デェフォルトが笑みなんだなーーきっと。此の『子供』はさ。『コン』と『同い年』位かな?
「紺、洸、後にして。取り敢えず仕事。行くよ。洸付いて来い。来れるな?」
リュウという男は、笑わずに言った。ヒカルと呼ばれた子供は、『勿論いつでも。』とーー返した。余裕たっぷりに。一度振り返って、おそらく『父』をーーみた。そして安心したようにーー『飛び』発った。ーーーーそう。
『飛んだ』んだよ。ーーーーーーー呪文無しでな。どころでは無い。普通に『飛んでった』ぞ?
まるで『空を泳ぐように』
何呪文ーー嫌、呪文唱えて無いだろーー例え『唱え』ても『浮かぶ』位だぞ?『飛翔』呪文は。
なんで飛べるんだ?
そして、
『雨』がーーーーーーーーー降り注いだのだった。そして、
遠い『空』に『竜』をーーーー目撃た。
亜種か?! ーー深い『碧』にも『蒼』にも『みえる』が、『翠』ーー『翡翠』色にもーーみえるーーな。形状が俺の『知る』ソレーーでは無くーー海蛇竜の亜種の様なーー………………
「あ、『龍』兄ちゃん。」
「本当だ。」
「ふ~ん。『龍』も『考えた』ね。ミックスか。結構『拘った』デザインだな。」
「ウィザードと『話し』合ってたのって、『アレ』の事?」
カイがーー『竜』をーー『兄』と呼び、タクミが頷くとーー『父親』が受けて、最後に『コン』が『指さした』ーーのだった。
空『飛ぶ』ドラゴンを。
そして、
「お父さんお待たせ~ごめん遅かった? さてとじゃ、何するの?見廻り?」
美し過ぎるーー男がーーーー又空から現れたのだった。多分俺は今後、『此れ以上』はーー驚かないで在ろうと思う。
「卓兄ちゃんっ」
華月 紺がーーそう呼んだのだった。女より美しい其の『男』の事を。
ああ、リィンツィオ達は全員釘付けだったぞ。ーー男だからな? 大丈夫か?奴等。
惚れちゃ駄目な奴ーー『野郎』だぞ? いくら『綺麗』でもだ。やめておけよ?ーーーーなあ?
「ま、実は『見廻り部隊』は手配済みだけどね。」
美人野郎は不敵に笑ったのだった。『竜葵』と『龍輝』じゃ無いから『安心』してよーーと。
「卓。」 「はいはい」 「地下『見廻り』行って来い。行けるな?」
「ラジャーす、『御父上様』じゃ、『いってら』っと。」
又、消えた。ーー嫌、驚かないぞ。ーーうん。
「あれ? 卓兄とすれ違っちゃった?」
「うわっ」 「ちょっ」 「りっ」 「陸さん!」 「沸いて出ないでよ~~っ」
「僕達も…………………………、」 「うん、『ちょっと』驚いたな。」
「嫌………………………陸…………………………俺も『少し』驚いたけど?」
「何言ってんの?お父さんの『得意技』じゃん。なあ?紺。ちょっと『遅かった』か。」
「陸兄ちゃん。……………………………来てくれて嬉しいんだけどさ……………………これ」
と、コンに指さされた『俺達』は、肝が潰れて………………………ひどい『状態』だった訳だ。驚いたユリシアは俺に抱き付いていたので、そこは幸せだったのだが。
「久しぶり~『ユリシア』。で、其処の君。ふぅ~ん。『カーズィ』というのか。君さ、ちょっと『良い』?」
「えっと、えっと………『陸』さんっ、」
「うん。『ちょっと待って』ね。カーズィ『君』、『肝』だけどさ、『潰す』と『命落とす』から、『冷す』程度にしなよね? 未だ『生きたい』だろ?」
ーーーーーーーーーーーは?今ーーーーーーーーー
「陸が『いる』って事は、『事件』か? 」
話の『腰』を折るんじゃあ無いよ。父親が言った嫌俺の邪魔をした。ーー「よっ『名探偵』っ」
更に『コン』がーー追い打ちを掛けたのだった。『名探偵』って何だ?
頼むーーーーーーー異世界でも何でもいいーーーーーーーーーもう帰ってくれないか。頼むよ。
『リク』とやらが、整い過ぎた顔を俺に向けて言ったのだった。
「帰ってもいいよ?僕はね? けど君等で『解決』出来るの?」と。
俺が何をと問う前に、少年のひとりが言ったのだ。
『あ~やっぱり「事件」だった。』と。




