番外編 冬を迎える前のお祭り
テイルが移住先の国になじんだ頃。
ネイチャー・ワンでお祭りが開催される事になった。
それは、季節の移り変わりに行うお祭りで、冬の季節を無事に過ごすためのものだった。
吹きすさぶ風が冷たくなり、時折雪がちらつくその季節の前にと……。
お祭りを知ったテイルは、ファルコンと共にお祭りに参加する事に決めた。
そして当日。
「互いに仕事が休みで良かったよ」
テイルとファルコンはその日のために自由に動けるよう休日を調節し、無事に共に過ごす時間を手に入れる事ができたのだった。
二人は、各所をめぐりながら祭りの空気を堪能していく。
祭りの期間中。建物は白い飾り告げがほどこされ、町のメニューも白い食べ物が多くなる。
その季節に採れる栄養満点のフルーツ、スノーパイナップルを使ったサラダや、スイーツなどが人々に親しまれていた。
テイルとファルコンも一緒にそれらを味わい、料理の感想を言い合った。
その後二人は、町の各所にある白い木スノースノーツリーに願い事を込めた紙をくくりつける。
集まった人達はみな、どんな風に冬を過ごしたいかと、各々が頭を悩ませながら内容を書いていた。
テイルとファルコンも、彼らに倣って内容をかいて、スノースノーツリーにくくりつけてた。
「なんて書いたんだ?」
「秘密よ」
テイルは、ファルコンとこの冬の間少しでも親密になれるようにと書いたが、照れ臭かったため、内緒にするのだった。




