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第6話 風邪とファルコン
そうして、要救助者を連れて、国へ帰還したら、ファルコンに心配されてしまった。
「俺が風邪で休んでいる間にそんな事があったなんて」
ファルコンは、鉄道関係の仕事に勤めている男性だ。
点検作業や、施設の警備などをこなし、かなり鍛えていたが、テイルの身の上の事も含めて色々あったため体調をくずしていた。
そのため、ファルコンはテイルが国外に向かったことを知らなかったのだった。
「これからは、危ない仕事をするときは、俺に教えてほしい。せめて無事に帰ってこれるように祈りたいんだ」
「分かったわ。心配をかけてごめんなさい」
誰かにそのように心配された事のなかったテイルは、ファルコンの気持ちが嬉しかった。
そのためテイルは後日、ファルコンに心配をかけたお詫びに、手作りで作った甘味を贈ったのだった。




