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5話小話1

小話は基本的に本編に直接関わるようなものを書かないので、飛ばしていただいても構いません。

ただ、私が書きたかった部分ではあります……。

「珍しい見た目」


森の先にあった道で待つこと数分。


……気まずい。


初対面で同年代の女の子と話す機会なんてまずない。


ましてや彼女、科若 胡桃は美少女だ。


ゲーム内の美少女と現にコスプレイヤーが如くの現実の美少女では訳が違う。


というかゲーム内の美少女も「自分と」話しているわけじゃない。


そして同じ世界の住人かどうかも分からないから話しようがない。


この状況で話しやすいのは見た目の話。


だけどいきなり見た目の話をするのは失礼かなぁ……失礼だよなぁ……。


でも、気になる、気になってしまう。


思わず見とれる綺麗な足だとか、作品では特に強調はされてないけどキャラ萌えゲーム特有の胸の豊満さとか、そのあたりも勿論気にはなる。


だけどもっと気になるのは別。


髪と瞳の色だ。


髪はこちらの地毛ではあり得ない濃い紫色。


もう少し詳しく言うと、髪の色は遠目から見たら濃いのでほとんど黒髪にも見える。


だけど、毛先や、明るいところで尚且つ近くで見たりすると、黒髪と違うことが分かる。


そして瞳は、コスプレで行われる分かりやすいカラコンとは違った、濃い朱色だ。


どちらもコスプレでしようと思えばできるけど、コスプレではもっと印象強くしようともっと色味の鮮やかな色のものが使われる。


実はコスプレ……というかウィッグやカラコンなのか、そうでないのか、それが問題だ。


これくらいなら聞いて大丈夫かな……。


でも暇だしな……。


うーん……。


ヨシ。


まあ、これで大丈夫かそうでないかのボーダーを探ることにしておこう。


「科若さん」


「何?」


「科若さんの髪と瞳って……本物?」


「本物って……?」


「あー……ウィッグとかカラコンとかじゃないのかなと思って……」


「そういうこと?どっちも本物。髪は地毛で、目もカラコンじゃないよ」


「ほぇー……」


「なんでそんなことを?」


「いや、こっちの世界じゃ紫がかった髪は見ないし、赤い目も珍しいから」


「そうなんだ……こっちと違うんだね」


「そうみたいですね」


どうやら質問でセクハラとかって嫌な顔をされはしなかったらしい。


「そっちじゃどういう髪色とか瞳の色が普通なの?」


「日本だと僕みたいに黒髪と目は黒か茶色が普通ですね、海外だと金髪とか赤髪とか、青い目とか、そんな感じですかね」


「こっちだと、黒髪と黒い目の組み合わせは珍しかったかな、クラスでも一人だけだったし」


お、これは自分でも知らない世界観だ。


「へえ、久木さんだけ」


「あの朴念仁の名前まで知ってるの?」


「主人公ですよ?」


「あー……そうだっけ、うーん……」


さっきの説明ではあまり詳しくそのあたりは説明してなかったっけ?


信用してもらうために世界の話とか科若さんの周りのことを説明したし、主人公の久木ひさぎ 浩司こうじの話もしたと思うけど……。


ま、急ぎ足の説明だったから殆ど詳しい話はしなかったかもしれない。


ともあれ、知りたいことは知れて、知らない設定とかまで知れてよかった。


……けど、このあと何話そうか。


そんなことを思って、時間は過ぎていくのだった。

こんな感じで小話は短いお話を書いていく予定です。


良ければ是非ともご評価・ご感想を頂ければと思います!

書く気力に繋がります!

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