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8話小話2

書けたので小話を投稿しました。


今回の話も別に見なくて良いっちゃ良いんですけど、設定に関わる部分なので少しサラッと目を通しておいても良いかもしれません。その代わりあんまり(書いてて)面白くないです。

「結果報告」


仕事にもある程度慣れてきたある日。


朝食時のあと、食器洗いが終わり、客もいないので二人して食堂の掃除をしていたら、その食堂にとある男が現れた。


「お届け物でーす」


現れた男は何か荷物を持ちながら、あまり訛りのない言葉でハッキリといった。


所謂配達員ってやつか。


「んだ、誰宛んぇ?」


女将さんが昼の仕込みの手を休め、対応に当たっていた。


「確か……『サクラギ・ナオト』さんと『シナモ・クルミ』さんです」


「そかそか、んな頃かゃ?」


名前を呼ばれた自分と科若さんは店の入り口に駆け寄った。


「なんでしょう……?」


「ほらアレだぁアレ、魔法のん」


そう言うと女将さんは小さいナイフを台所から持ってきて、荷物の封を切った。


中に入っていたのはさらに二つの包みだった。


「んー、こりゃがナオトんの。でコッチがクルミんのぁ」


女将さんはその二つの包みを二人に分けて渡してきた。


二つの包みはナイフなどを使わずに開けられるようになっており、開けると一枚のカードとこれは……リストバンド?


カードは魔法の国家資格の証明書だった。


だけどこのリストバンドはなんだろう。


「このリストバンドって、何です?」


「そりゃ―――」


女将さんが言うには、このリストバンドは「封魔の腕輪」というもので、寝ぼけて魔法を使わないように、魔法を使うものは基本、寝るときにこのリストバンドを着用して寝るらしい。


また、格闘技や白兵術を用いる人で、尚且つ魔法を使える人が正々堂々模擬戦などで戦うためにも使われるんだとか。


話を戻して、魔法の国家資格だ。


自分の結果は以下の通りだった。


A種(攻撃魔法)2、B種(強化魔法)1、C種(回復魔法)1、D種(防御魔法)2、そしてE種(その他の魔法)が1だった。


2で中級魔法、3で高級魔法であることを考えると悪くはないのかも知れないけど、大抵4段階評価なので低く思えてしまう。


それに対して科若さんは以下の通りだった。


A種(攻撃魔法)1、B種(強化魔法)2、C種(回復魔法)3、D種(防御魔法)2、そしてE種(その他の魔法)が1らしい。


攻撃魔法は1だけど、それ以外は自分以上だった。


特にC種の評価が3と、結構高い。


3の評価の魔法があると「食っていける」ことを考えると、かなり高いな。


D種の魔法も同じ評価だけど、自分の集団防御魔法が弱魔法くらい攻撃を防ぐ程度の魔法しか使えないのに対して、科若さんは集団防御魔法が普通の威力の魔法をも防ぐ程度の魔法が使えることから、彼女の方が上だ。


A種(攻撃魔法)以外完全自分の上位互換だ。


旅をするのにこれらの魔法しか使えないのは不安を覚えたが、女将さん曰く、魔法はあくまで旅が多少楽になるもので、それより重要なのは食料を分配したり、安全な道を見極められるかどうからしい。


過去には自分以上に魔法が使えない「流れ者」がいたらしいが、それでも帰ってこれた人もいるらしい。


そう聞くと、少しは気が楽になった。


そうだな。


悲観的になりすぎて、動けなくなるのはマズい。


今はできることを信じて試してみるしかない。


そう考えて、気にしないようにして、仕事に戻るのであった。

良ければ是非ともご評価・ご感想を頂ければと思います!


書く気力に繋がります!

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