↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/36

待ち伏せ

翌朝、準備を整えたカズトとルブランは街を出て北西の荒れ地へと目指すことにする。死者を蘇らせるには大量の魔素が必要である。魔素とはこの世界における魔法エネルギーの根源のようなものであり、魔法や呪術を行使するには魔素が欠かせない。


基本的に魔素は荒れ地や砂漠など厳しい土地ほど多く検出される。

現在いる街の周辺で、死者を蘇らせる魔術がおこなえるほどの魔素があふれている土地は北西の荒野しかないので、二人はそこを目指すことにしたのだ。


荒れ地へ行くには深い森林を通り抜ける必要があり、カズトとルブランは今その森林の中にいる。森林は木こりなどが行き来することもあるので、道は一応ある。だが2人が行く荒れ地への道までは作られていない。そのため二人は、いけるところまでは道を進み、途中から道なきを歩んで荒れ地へ出ることにした。


木々が生い茂っている森林の中は日中でも暗い。おまけに木々のせいで視界も悪いので二人は周辺を警戒しつつ進むことにした。


「レドリーが使役している死者は首を切るしか倒す方法がないのか?」カズトがルブランに尋ねる。先日、死者と遭遇したときは開けた場所だったので問題なく剣が使えた。だが今は障害物の多い森林にいるので、十分に剣が使えない可能性がある。


「首を切り落とすのが最も簡単ですが、ダメージを蓄積させるという方法もあります。不死身ではないので、深刻なダメージを与えれば彼らも動かなくなりますから。」ルブランはそう答えた。


「なるほど」とカズトが返答しようとしたところで、言葉を止める。視界の先に人影が見えたからだ。そして鎧と剣を付けており、どう見ても木こりではない。剣を持ち不自然に立っている。カズトは死者である判断し剣を構える。


ルブランも同じく剣をとって構える。近づく死者を警戒していた時、がさっと左側からも音がした。二人がそちらの方向へ視線を向けると、そこにいたのは一人の女性。だがその女性には生気が見えない。レドリーが実験をして生み出した死者であることは間違いなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。