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誰を助けたのか

キテラに振り下ろされた棍棒は彼女に当たり、彼女をそのまま地面に強くたたきつけた。ミーズに振り下ろされた棍棒は・・・彼女に当たっていなかった。


レドリーが彼女の盾になっていたからだ。代わりに棍棒でたたきつけられたレドリーは血を吐きながら地面に倒れた。


「あっ・・・あ・・・」ミーズはただそういうだけで、状況を受け止められないでいた。巨体の死者が二人に意識が向いている間、カズトとルブランは背後から襲い掛かる。そのまま二人は巨体の死者の首を切り落とすことに成功する。


最後の死者を片付けた二人はレドリーをみる。一応息はあるみたいだが振り下ろされた棍棒により体はひどく損傷していた。もう助からないだろう。


ミーズはレドリーに駆け寄り「ご主人様、ご主人様ぁぁ!」と叫ぶ。

「・・・無事でしたか、よかったです。」

「なぜですか、なぜキテラ様ではなく私を」

「これでいいのです・・・」レドリーは視線をミーズに向ける。

「・・・ミーズ最後のお願いがあります」

「最後?なんですか!最後って!」

「私の研究成果をすべて処分してください。アレは残しておきたくないものですから。」

「そんな、アレは・・・」

「いいのです。もういいのです。」

「・・・・」

「頼みましたよ、キテ・・・」レドリーはミーズに言葉を残して息絶えた。

「ご主人様、ご主人様、ご主人様――――!!!!」


カズトとルブランは呆然としていた。死者を冒とくし、倒すべき対象とみていたレドリーが生きている人をかばう形で息絶えた。二人もどうすればいいのか困惑していた。


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