巨体の死者
レドリーの隠れ家を見つけたときはすっかり夜になっていた。森を抜け荒れ地にたどり着いた後、カズトとルブランは隠れ家の捜索をしたのだが、思いのほか奥の方にあったため探すのに時間がかかってしまったのだ。
二人は今隠れ家の前にいる。さほど広くないとはいえ、死者が待ち構えていることは予想できる。周囲を警戒しつつルブランが前へ出て隠れ家に近づいたとき、突如扉が開く。
そこにはレドリーが立っていた。「ようやく表れましたか。あのままお帰りになったのかと思いましたが」レドリーはいう。
「観念しろ、レドリー。いたずらに死者を侮辱するのは、もうやめろ」ルブランが叫ぶ。「私は止まるわけにはいかないのですよ、何があっても・・・ね。そのため障害になるものは徹底的に排除させていただきます。」
レドリーが合図をすると隠れ家の後ろから死者が現れた。数は6体。うち2体は身長が2メートルを超えるぐらいで、とてつもなく大きい。
「あんな大柄なものも死者として使役しているのか・・・」ルブランがつぶやく。「ああ、彼らですか。彼らは複数の死者を組み合わせて作ったものでしてね。あなた方で研究データを取らせてもらうことにしました。」
巨体の死者はそれぞれ巨大な棍棒をもち、残りの死者は剣を構える。剣を持ちなれた様子であることから元は盗賊だったのではとカズトは推測する。




