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レドリーの独白、神に背いても
私は思わず「自分が消えることが怖くないのですか。」と聞いてしまいました。「キテラ様の役に立つのならばこの命、喜んで捧げます。」といわれてしまいました。
なぜ自らの命をささげてもいいと思ったのかはわかりません。ですが彼女の協力には感謝します。すぐにでも魂の移し替えをしたいと思ったのですが、なかなか実行に移せませんでした。準備は整っています。なのに、なぜか実行することをためらってしまうのです。
私は彼女を、ミーズを失うことを恐れているのでしょうか。
そんなはずはありません。私は何よりも大切な娘のキテラを失いました。キテラを完全によみがえらせることがすべてであり、私にはもう失うものがないはずです。それなのに私はためらっている。いったいなぜ・・・?
そうして悩んでいるときにあらわれたのがあの男、ルブランです。失った実験体がまた戻ってきました。しかもさらに実験に使えそうな男を一人引き連れて。行幸です。彼をとらえてもう一度実験をしましょう。そうすれば何か別の方法が見つかるかもしれません。
私はもう後戻りはしません。愛する娘、キテラを救うためならどんなことも行います。神の教えに背いた実ですからもう何も後悔することはないのですから。




