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レドリーの独白、わずかな奇跡

失意の思いを抱いていた時に、治療薬の研究のため訪れた教会の地下書庫で、ある魔術書を見つけました。それが死者を蘇らせる書物です。


私は驚きました。神聖ともいえる教会に教えと反するものがあることに。そして自分が望んでいたものが手に入ったことに。妻は残念ながら埋葬されてしまい蘇生はできませんが、娘の遺体はまだ残っています。この書物に一縷の望みをかけることにしました。


死者を蘇らせるには膨大な媽祖が必要であることもわかり、人のいないような地を選ぶ必要があることもわかりました。そのため私は教会の役に立ちそうな書物をもってキテラを連れて街を出ることにしたのです。


そうして私はキテラを蘇らせました。結果は・・・成功です。確かにキテラの魂は冥界から戻って肉体に宿りました。ですが不完全だったのでしょう。自ら動くようになったものの、話すことも何かに反応することもありませんでした。


書物で見る限りでは、術式は完璧でした。ですが結果は失敗。おそらく術式そのものが不完全であったのでしょう。それから私は完全な蘇生術を求めて何度も実験や研究を重ねました。愛する娘を取り戻すために。


膨大ともいえる実験を重ねているときに出会ったのがルブランです。ある時、実験材料を探していた時に、盗賊に襲撃された街を見つけました。そこで息絶えたばかりのルブランを見つけ研究材料に使えるかと思い、持ち帰りました。


蘇生すると、なんと彼はいきなりしゃべったのです。それも生きている人のように。行幸でした。彼がそうなった原因を調べればキテラも同じように話せるようになると思ったからです。


ですが現実はそう上手くはいきません。ルブランは生き返らせた私を非難してきたのです。「命の倫理に反することだ」と。せっかく生き返ったのに何を言っているのでしょうか。やむを得ず私は彼を処分することにしました。


少し前に作った死者をけしかけ、もう一度亡き者にしようとしました。致命傷を負わせて最終的に崖から落下しました。


死者なので街に流れ着いても問題ないと思ったのですが、万が一私の研究がばれてしまうと面倒です。そこでは研究する場所を別の場所へ移動することにしました。実験ができるぐらいの魔素がある場所を探すのはなかなか難儀しましたよ。そうしてたどり着いたのが今のところです。


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