第二十四話 騎士の剣
急に誰かが作戦室に入り込んできた。
ドアがいきおいよく開けられ、ドンという大きな音がした。
かなり、あわてているのは、その場にいる誰もがわかった。
「アミルラナさま、アミルラナ様ぁー、大変です」
「どうした、カスミン?」
はいってきたのはカスミンという女の騎士団員だった。
カスミンは髪の色がオレンジっぽく、すらっとした容姿で綺麗な顔立ちをしていた。
どうやら、腕はたちそうだ。
カスミンは血相をかえていた。
「今、隣街パチンカラから使者がきまして、魔王軍らしきモンスターの軍団に襲われているとのことです」
「なに? すぐに救援に向かうぞ! 隊を整えろ」
「はッ!」
アミルラナは手をふり指図をした。
カスミンが急いでその場を出て行った。
「アミルラナさん!」
「何ですか、姫さま」
アミルラナが作戦室をでていこうとしていたが、夏菜の言葉でふりむいた。
なにかいいたそうな夏菜を見て、首を傾げていた。
夏菜は必死に言おうとした。これからのためにも。みんなのためにも。
助けられてばかりではなく、自分でみんなを助けたかったのだ。
「あたし、いや、俺も、戦いたい。みんなを助けたい。だから、アミルラナみたいな剣がほしい」
夏菜の言葉にびっくりし、アミルラナは口を閉ざした。
だが、夏菜は必死だった。いつもと剣幕がちがい真剣だった。
アミルラナは、その表情を見ると、にこっと笑って、言葉をつむいだ。
「姫様は危険です。前線で戦うのはおやめください。もしなにかあったら」
「だいじょうぶだ。なんだか、戦い方がわかるんだ。剣の使い方もなぜか、頭の中に浮かんでくる」
夏菜の言葉に一同がびっくりした。
アエリアが夏菜の意志を尊重させようと、助け舟をだした。
「ユメリアの宝玉から王さまの剣の知識が入ってきているのかもしれませんね」
アエリアがそういうと、アミルラナは困ったなと、二人をみやった。
「ユメリアの宝玉ですか。わかりました。ユメリアの騎士団で使われている、一等級のロングソード、ディ
ザスターソードを姫さまにお渡しします」
「ディザスターソードか。いい名前の剣だね」
想いが通り、ぱぁぁあと夏菜は笑顔になった。
アミルラナがダンのほうを向いて、指を指した。
「ダン、もってこい」
「はい」
ダンはそういうと、作戦室をでて、武器庫にむかった。
しばらくして、ダンがディザスターソードを持ってきた。
とても長い剣だった。女の人でも戦いやすいように、軽量化されているようだ。
それを夏菜はダンから手渡されてもった。
「へぇ、これがディザスターソード。長い剣だね」
夏菜は目を見開き、自分の剣に興奮していた。
本物の剣は、夏菜の世界ではゲームの中でしかでてこないだろう。
もしくは、それをほんとに扱っていた、過去でしか。
戦闘、それは命がけのものだ。夏菜にそれができるのか。
動物に優しい夏菜がモンスターを切れるのか。
それができないかもしれないとわかっていても、助けたかったのだ、みんなを。
そして、アミルラナが続けて説明をした。
「剣の種類では、長剣でリーチが長く、それでいて、軽く、女の人でも扱いやすいというのが特徴です」
「ふーん、そうなんだな。男しゃべりは、難しいな。ダン、と同じ剣なんだな。俺も騎士か」
夏菜は男のしゃべり方でいい、感心していた。
自分も騎士になったような感じだったのだ。
そして、アミルラナたちは、パチンカラに救援に向かうため物資、武器などの準備にとりかかった。
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こんな時間帯に見てくださってありがとうございます。
読者様も疲れましたね。
ゆったりしてくださいね。
こちらの話も解決するのでしょうか。どうなっていくのでしょう。
またお会いしましょう。
更新は続くのでご心配なく。
どんな時間帯にでも見てくださっている読者様には感謝です。
帰り気を付けてくださいね。




