第二十二話 魔王城!
そのころ。
魔王城では、綺麗な声が奇声のようにひびいていた。
「この、すっとこどっこい! あたいが出て、負けちゃったじゃないのどうしてくれんだい!」
キャンキャが、二人の腹心を怒っていた。かなりの怒りようだった。
黒い扇子をビシッと、二人に突きつけていた。
エリートとしてのプライドを傷つけられたのか、負けたことにご立腹だった。
「ごめんなさいまし、ごめんなさいまし、キャンキャ様」
バチン!
「あう」「ひぃ」
キャンキャのおしおきがしばらく続いた。
怒られているものの、二人のテンションは上がっていた。
懲りない性質なのか、図太いのか。二人の出生も謎のままだ。
キャンキャも人間のように見えるのだが、なぜ、魔王軍に大臣としているのか。
謎は深まるばかりだ。
そして、おしおきが終わると、キャンキャは最後の言葉を発した。
「しばらく頭冷やしなさい! 予備のエネルギーまで充填に回す馬鹿がいるのかい! このバカタレ」
扇子が華麗に飛び、気持ちのよいたたく音が魔王城にひびいた。
「でも、あのイケメン天使、あたいを撃退するなんてやるね、ますます欲しくなっちゃったよ」
キャンキャがうれしそうな顔で、両ほほを手でおさえながらいった。
「キャンキャ様、あっしもいますぜ」
「ゴリラは興味ないんだよ。筋肉はあるけど、ルックスがねぇ」
もじもじしているボンボコをみて、扇子を軽くふりながらキャンキャはいう。
ボンボコは気を引こうと、いろんなポーズをとって、筋肉をみせびらかせた。
たしかに筋肉だけはすごい。だが、まったくキャンキャは興味を示さなかった。
どうやら、キャンキャはイケメン好きのようだ。
「また、しばらくしたら、出撃するよ。次は、不覚は許されないよ。あたいにだって、魔王軍での顔がある
んだからね」
「ははぁ!」「御意」
ダメな腹心二人は、敬礼をしながら、すまなさそうにいった。
キャンキャは、そういい残すと、奥の部屋に歩いていった。
☆☆
おつかれさまです。
読者様も疲れましたね。ゆったりなさってください。
こんな時間に更新して疲れているのに読んでくださっている方にはほんと感謝です。
ありがとうございます。
もうすぐファイ出てきますね。
どんな駆け引きになるのでしょう。この世界では。
魔双戦記の方もよろしくお願いします。こちらはバトルばかりですが。
近々魔双戦記とつながっている新作も下ろすのでまた気が向いたらみてみてください。
遅い時間にご拝謁ありがとうございました。
またお会いしましょう。
感染症気を付けてくださいね。




