聖戦
「聖戦・・・?」
その言葉はハルには、全く聞いたことのないものだった。アリス、クレアの反応も同じようであった。
「聖・・戦?」
「そんなの聞いたことない・・・」
「それはそうだろう」
不思議な顔をしているハルたちの疑問に答えたのは、先ほど床を貫いた騎士だった。
「聖戦は、今まで一度も行われたことがない」
「あなたは?」
クレアは、今まで全く声を出さなかった騎士に問いかけた。
「私は、聖騎士軍第2団団長バリルだ」
「・・・ちょうどいい。バリル簡単に話してやれ」
「・・・はっ!。では、話そう。まず、この世界には大きく三つのグループに分けられる。お前たちのようなダンジョン攻略者、セルドア様の高貴な貴族の方々、そして、貴族の方々に古くから忠誠を誓う私たち聖騎士に分けられる。基本的にはダンジョン攻略者は貴族や聖騎士とは干渉を控えるようにしている。しかし、もしも、関わりを持たないといけない事態に陥った時に使うのが」
「聖戦・・・」
「そのとおりだ」
バリルが話終わるとその前にセルドアが出る。
「そう!今までそんなモノ使うやつはいなかった。それなのにこいつは何といった?聖戦を申し込むだと!?」
「ああ、そのままだが?で、受けないのか?」
「は!俺たちになんのメリットがある?」
「・・・メリットはない。けどな、お前らには受けなければならない理由がある」
「・・・なんだと?」
「だからここに呼んだんだ」
「・・・?」
アーサーはそう言って指を指した先は
「・・・?その獣人がどうした?」
ミーシャであった。
「え?」




