連携
「ハル、後ろにゴブリン2体」
「了解!」
「アリス、一回下がって!!私がヒールをかける!」
「OK」
ミケルと出会ってから数日後、ダンジョン第4階層にチーム・安らぎの宿木はいた。基本的にはハル、アリスが前に立ってクレアが後方支援というフォーメーションだったが、今は
「ミーちゃん!ハルの方に回ってサポートよろしく!」
「りょ、了解です!マジックボール[ファイア]!」
ハルとモンスターの間に火魔法を使って一回モンスターをひるませるなど後方支援にミケルという具合にうまく回っていた。もともとこのチームに足りなかったあと一手が埋まり、絶好調という状態であった。
「ナイス、ミケルさん!」
ハルはひるんだモンスターにすかさず、斬り倒していく。倒れていくモンスターは何が起こったかも分からず倒れていく。そして、
「あれは・・・」
ズーン!ズーン!!
ダンジョンの通路の曲がり角からゴーレム2体がゆっくりとだがこっちに向かって歩いてきていた。
「ゴーレムが2体同時!アリス、ハル君!まずは、一体倒すよ!!ミーちゃんは私の援護。ゴブリンがこっちに来たら一瞬でもいいから足止め」
「「「了解!!」」」
クレアの指示で前に進んでいくハルとアリス。二人は一気に間合いを詰めていった。
「今回はあなた一体にかまっている時間はないの。チェーン・ロック」
アリスがそう詠唱すると、ゴーレムの周りにはバイス戦で見せたような鎖が出てきた。ゴーレムは逃れようとするが、すでにもう手遅れで鎖は巻きついて離れない。
「ハル、1撃でお願い」
「了解です!!!」
ハルは、動けなくなったゴーレムの頭にブライトバスターを振り下ろす。
「はあああああああああああああああ!」
ザン!!!!!!!
ピシシシシ・・・・・ガッシャーン!!!!!!!
ブライトバスターの1撃を食らったゴーレムは粉々に崩れ去っていく。しかし、その横からブラック・ファングが数対飛び出してきた。
「次、クレアたちの方に向かっているゴーレム。私は今こっちから来たブラックファングを倒す」
「分かりました!」
ハルは、アリスから離れてクレアの方に向かっているゴーレムに走っていった。
「マジックボール[ファイア]!マジックボール[ファイア]!!」
ボンボンボン!!!!!!!!!1
ギギッギ!!!!
ゴーレムが迫ってくる中、そんなこと関係がないかのように襲い掛かってくるゴブリンやオークを必死に足止めしているミケルは焦っていたが、クレアは全く動じていなかった。
「クレアさん!もうこっちにゴーレムが!!」
「大丈夫よ」
「でも!!!!」
「だってほら」
足止めしきれなかったモンスターがクレアとミケルに襲い掛かろうとするが、
ザン斬斬斬斬斬斬!!!!!!!!!
「二人とも大丈夫ですか?あーんど俺の大切な人に攻撃すんじゃねえよ!!」
ばあああああああああああん!!!!!!!!!!
何事もなかったかのようにハルはブライトバスターを振り上げ、ゴーレムもろとも周りのモンスターを蹴散らしていった。
「ね!大丈夫だったでしょ?」
「・・・はい」
呆気にとられてしまうミケルであった。




