どうしよう
「私たちのチームに?」
「はい、ダメでしょうか・・・」
アリスの言葉にしどろもどろしながらもミケルは答えた。
「それはなんで?」
「それは・・・私弱すぎてチームに入れさせてもらえなくて・・・」
そう言うとミケルはステータスカードを出してハルたちに渡した。
名前:ミケル・シャウナ
種族:人間≪ヒューマン≫
職業:魔法使い
力 :9
技術 :100
生命力:50
俊敏性:2000
魔力 :1000
スキル:2重詠唱
「これは確かに低いかもねー」
「でも、俊敏性は異様に高い気が・・・」
「それは、さっきみたいに逃げていくことが多かったので・・・」
「じゃあ、ここにはどうやって?」
「それは強そうな人の後ろについていってここまで、あの中で戦っていれば、強くなれると思って・・・」
「・・・」
「ダメでしょうか・・・?」
「うーん・・・」
クレアは困った顔をして了承しかねていた。しかし、
「あの、入れてあげてほしいんですけどダメでしょうか?」
「ハル君?」
そういったのはハルだった。
「お願いします」
「どうしてそこまで?」
「・・・この子僕と同じような気がするんです。最初弱すぎて仲間になってくれるような人がいなかった。この子も同じだ。だからこそ僕たちが味方になってあげないといけないと思うんです」
「それが同情だとしても?」
アリスがハルを今までに見たことが無いような気迫で見てそう言った。しかし、ハルはひるまず、
「はい、もちろんです。同情だとしてもこうやって前に出ていってくれているんだ。その気持ちを無駄にしたくはないんです」
「・・・」
アリスは少し沈黙を続けたが、その後口を開いて
「・・・わかった」
「アリス!?」
「クレアお願い。私からもお願いする」
クレアは少し驚いたがアリスの顔を見た途端、
「はあー・・・ハル君の時と同じ顔してる。分かった、いいよ」
「クレアさん!!ありがとう!!!!!!!!」
「ちょ!!ハル君急に抱きしめないで、ここ人の目が・・・じゃなくて!!!」
「クレア・・・いいな」
ミケルはきょとんとした顔をしていたが、少し経ってから状況が読めたのか、
「じゃあ、私」
「うん、これからよろしくねミケルさん」
「よろしく、ミケル」
「ようこそ、僕たちのチームへ」
3人はミケルにそういった。
「・・・ありがとうございます」
こうしてミケルはチーム・安らぎの宿木に入ることになったのだ。




