魔王の娘
僕はアリスさんにステータスを見せてもらった途端かたまってしまった・・・いやだってステータスの数値もそうだけど職業も魔王の娘ってどんなレア職業なんだよ・・・
「アリス!少しは説明しないと!というかまたハル君へこんじゃうよ!」
「あのクレアさん・・・僕そんなにメンタル弱いわけじゃ・・・」
「「え?」」
「・・・・なんでもないです」
いつの間にかへたれ認定がついてるような・・・
「そんなことよりもアリス!」
「うん、ごめんね。私もハルの友達のようにレア職業なの。初めて見たときはかなりびっくりしたわ。」
そう淡々と話すアリスさんに不思議な気持ちを抱いてるときふと気になったことがあった。
「それじゃあ、分かった時の反応すごかったんじゃないですか?僕の友達の時もかなりすごかったですよ」
「うん。私の時もすごかった。その時も勇者が出てきて勇者対魔王の娘とか盛り上がっていたんだけど・・・」
「だけど?」
急に暗くなってしまったアリスさんを少し心配になった僕は続きを聞きたくて相槌をしたが、
「・・・ううん。なんでもない。他に聞きたいことある?」
僕はそう返されてしまったのであまり深く聞けなかった。
「じゃあ、この☆ってなんですか?」
僕はさっきのことが気になったが他にも聞きたいことがあったのでそのままにしておくことにした。
「ああ、☆の話。これはある条件または、かなりの経験を積むとつくの。どんな条件なのかは分からないけどこれがつくと今までのステータスが隠れて初期の数値になる。リセットされてように見えるかもしれないんだけど実際のステータス的には残っているの。この☆がつくたびにスキルが発現する」
ハルは☆の話を聞いたときふと気づいた。
(え、じゃあ、アリスさんは☆が3つだから・・・ステータスが3回リセットされてるってどんなステータス?!)
ハルが困惑しているとクレアは困ったような顔した。
「ハル君、アリスはここ半年ずっとソロでやってたからそうなっただけで、焦る必要はないんだよっ」
「はあ・・・」
ハルはますますアリスのことをすごいとしか思う要因になるだけだったが、気にしないようにと考えた。
「他に聞きたいことは?」
「えと、じゃあ、スキルってなんですか?それに何にも書いてないところに 【 】ってのがあるんですけど・・・」
「それは私が説明するよー!アリスのは細かいところは省きますっ!」
「ひどい・・・」
「しょうがないでしょう。あなたのスキルの話まですると魔術師系のスキルの話までしないといけないんだから」
「む」
「・・・」
そんなやり取りが行われて一瞬スキルの話よりも不服そうにむくれているアリスさんがふとかわいいと思ってしまったハルなのであった。




