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  作者: 青鷺 優
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11/15

雨はぼんやり

窓辺の景色を

霞んで

ステレオから流れる

隅田川の眺望は

白く霞んだ夕日を殺して

蜃気楼に埋もれていく。

車に乗せた彼は私を置いて

冷たい雨が優しく頬を殴る

悲しさはそのうち

喜怒哀楽は永遠に

ショックは一瞬

感情は永遠。

早く暮れていく雨の日は

自転車もいなければ

白くて透明のビニール傘が

雨のベロア素材のコートに包まれて

足はすくむ。

波を飲んで潮を感じ

肌はふやけて

雨はざわめきを

もたらして

人の迷惑を知らず

一生懸命流れた。

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