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始まりの話 ~進展~~出会い another ~

この話はシンの話が少しとシンが助けた女の人がメインです。

結構力を入れて書いたので読んでいただければ・・・。

 路頭に迷ってもう2週間が過ぎた。

 俺はもうこの生活に順応しつつある。

 まず俺は、神社で寝泊まりしている。罰当たりだと思ったか?ここに神様いるから関係なしだ!次に飯の確保、街を見て回り空腹で倒れた。その時に飲食店をやってる店長に出会い。それ以来、朝飯と夕飯をもらっている。



 話題を変えよう。

 ワークラーについてだ。俺があの女の子の中にいたワークラーを駆除してからあれ以降見つけれない。

 なぜかこの世界ではワークラーが身を隠している。



 それからもうひとつワークラーの成長が遅いことについてだ。

 あいつらは人のコアを食べて成長する。そして成長すると普段はそこにいるのに認識ができないのだが。成長したワークラーは認識ができるようになる。



 もちろん認識すれば人はパニックになってそれなりの禍根は残すはずなのだがそれがまったくないので成長が遅いというより成長をある一定ラインで止められているように感じる。



さて、そろそろ時間なのでいつものように神社を(ばれないように)出てワークラーを探しに歩き出した。




 神社を出て約2時間してからやっと今までの状態から進展があった。

「神様、あれって」

『ワークラーね。でも様子が・・・』

「あぁ・・・そうだな」

 ワークラーが飛んではいるのだが消えては現れを繰り返しているのだ。

 そして急降下した。

 俺はただならぬ様子を感じ走り出した。



-------------------------------------



 私、柊 深雪は不治の病だった。

 それは現代の医療技術でも、ガンやエイズなども造作もなく風邪を治す程度のように治してしまう技術でも原因すら発見できない病気だった。

 はじめは少しの物忘れだった。けど学校の授業を受けているときに腕が動かなくなったのだ。



 すぐに病院に連れていかれ治せないと言われ、自分にとっての死刑宣告が出された。そして、無理やり入院させられた。

 それからいろいろあった。世界各地の医者が私に言ってきた。「我々に君を助けさせてほしい」と最初は”少しでも希望を持てたら”と思い協力した。



 あとあとそれが無謀であると認識してしまった。

 だったら最後くらい静かにさせてほしいといった。その言葉はしっかりと伝わった。それから看護師が食事を運んできて週に1度だけ診察を受け静かに死ぬんだと実感した。

 それから徐々に記憶の欠如が出てくるようになり、手や腕、足が動かなくなっていった。



 そんな状態になってからもうすぐ1年の月日が流れようとしたとき急に扉が開いた。

 誰だろ。ふとそんなことを思ってしまった。まだ動かせる首を動かして尋ねた。

「誰?]

 見てみると知らない男の人がドアの前でへたり込んでいた。学校にいた人ではない。

 私が声をかけると彼は顔を上げて痛々しそうな顔になった。

「・・・」

 彼が黙って顔の表情をいろいろ変えている。

 私はつい笑ってしまった。

 彼がこっちを向き、私は「そこに座って、話し相手になってくださる?」

といった。なぜそう言ったのか自分でもよくわからなかった。



 ただ嬉しかったんだと思う。家族も友達も出れも会いに来てくれなくて・・・。

少しでいいから話したいと思った。そして、これ以上話していると一人で死のうという決心が鈍ってしまいそうだから・・・。

 だから言った。不治の病だと今の医療技術でも治せないと。これだけ言えばわかってくれる。

 ぼそぼそと何かを呟いている。

「・・・」

 彼も私を痛々しそうに見たけど違和感があった。



 どうして嫌悪の眼差しを向けないのだろう?



 ここにいる人たちは少なからず嫌悪や怖ろしげに私を見るのに彼は全くと言っていいほどにない。

そして、彼から聞いた言葉は信じられるようなものじゃなかった。

「手、握っていい?」

 私はひどく困惑した。これが感染すると知って言ってるのだろうか。

「何を言っているの!」

 ほとんど一年ぶりに感情をあらわにした。



「?」

 彼は困惑したように首をかしげるだけだった。

「えっと、その病気が何なのか知ってて言ってる?」

「はい、知ってて言ってます」

 声が震えてしまった。


 彼がこの病気を教えた人を呼んでと言ってきた。

 私は音声認識のナースコールで呼んだ。



 先生方が来てから彼は質問をしていた。

 先生方が答えている途中から怒りを露わにしていた。



 そして私に向き直り言った。


 もう一度


 私の目を見て


 やさしい目で


 私は、頷いた。


 彼は手を握ってすぐに離してしまった。

「手、握ってみて」

 本当に動いた。動かすことができた。

 先生方も目を見開いて驚いている。



「リハビリ、頑張って」と私に言って走って行ってしまった。

 声を出そうとしたが口を開けば鳴き声を上げて何も言えないから私は静かに泣いた。

 

 

 


 


さぁ、この後の話は予想ができるかもしれませんね。

その予想が裏切れるように頑張ります。

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