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浅間工務店の若は、異世界でツーバイフォー工法を極める  作者: 背徳の魔王
僕は戻って来たで~
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新任監督官の受難




 新しく赴任した。シドの仕事は港に運ばれる荷物と倉庫から出される荷物の確認作業である。


 今まで現場仕事の殆んどは、文官の仕事だったので、数字と荷物の数を数え確認して、記帳することの大変さを嫌と言うほど知らされた。


 今までのなんと楽な事だったか・・・・、


シド「まさか、現場がこのように大変だったとは・・・、ハハハ思いも知らなかったよ」


 若くして公爵家の家令となり、元々騎士で武官であったが。

 多少数字に明るく、それなりに出来る自信はあった・・・、


 それが蓋を開けてみれば、不甲斐なさを晒される日々であった。


 新任監督官の朝は早い。


ガンガン、扉を遠慮なく叩くおとで目が覚める。


ニーナ『起きましたか~。監督官様~、ご飯出来てますからとっとと起きて、食べちゃて下さい!』


シド「・・・・わっ、わかった」


 慌てて起き上がり、身支度を整える。


 汚れた服や下着は、扉の横に置いてある篭に入れて札を掛けとくと。翌日か二日後に戻される仕組みだ。


 これは素晴らしい仕組みだった。


 公爵家や貴族家では、わざわざ使用人を探し。頼むのが普通でその必要がないというのが非常に楽で、


 不用意に見知らぬ使用人を部屋に入れたせいで、服や金、小物類を盗まれる心配が無いのが素晴らしい!。


 シドの仕事とは別にアサマ子爵家の合理的で、楽になる仕組みを学べるだけでも大変な日々が報われる物だった。


 公爵家から委任させられてる監督官の仕事は、昼から出勤して、帳面の確認くらいの物だった。

 これは港での仕事が朝が慌ただしく文官の書類がちょうど出されるのが、昼頃だからで、主な仕事が中貫等の不正が行われていないか、厳しく調べるものだった。


 しかしアサマ子爵様の所は、仕事がとにかく早い。文官の数が尋常でない人数がいて、短時間で一つ一つの仕事を終わらせるのだ。


 だから監督官のシドまで朝早くから、夕方まで様々な仕事を手伝わされていた。


 まだ赴任して一週間も過ぎた程度ながら、決まった規格の書類が用意されているので、簡単に記入するだけで書類作成は終わる。


 これは画期的な事だ。


 確かに同じ書類が多いなら、ある程度書くことも同じである。だったら最初から書かれてる同じ規格の書類を用意してれば良いとの子爵様の判断であったそうだ。確かにこれなら必要なこと記入するだけで済むし仕事も早くなった。


 シドも確認が楽で、直ぐに判を直ぐに押せた。


 また気になった事は、商会と国事に分けられた荷の出入記録がそれぞれに纏められていたことだった。これを見れば商会ごと、国ごとに一年分の荷物の動きご見れるのだ。

 これは非常に面白い仕組みで、一度まとめてしまえば仕事も楽になるものだとはっとさせられた。


 文官の職場があまりにも広い。


 最初は無駄な事だと違和感を覚えたが、


 こうして自分も書類仕事をやってみると分かるのだ。

 文官の仕事は多くの書類を用意、また扱うことだ。こうして纏められた帳面が棚に並ぶ意味を最近は理解出来た。


 これがまた理解すると楽であった。


 公爵家では、『商会のどこどこの今年の帳面を何故まで調べよ。』なんて気楽に言われても、


 実際に、調べ始めると1日事に分類されてる書類の中から、商会の名前を探し、書類を写して何てことしてたら、数日は時間が掛かっていた仕事である。


 それがアサマ子爵様の所では、数分で終わるのだ。


ニーナ「シド監督官様、お昼休みの時間ですよ~」


シド「あっ、ああ~、ありがとう」


ニーナ「じあ~お先に」


 ニーナ女子は、家令のラルクの奥方だそうだ。二人とも孤児の出である。

 しかもニーナの部下達である。下級文官の多くが同じ孤児院の出であるとか、


アサマ子爵様の所では、朝、昼、夜と三食の食事会が食べられる。


 これは基本無料である。


子爵家が運営する食堂では、毎日新鮮な魚と野菜、焼きたてのパンに具だくさんのスープが食べれた。


 しかもお昼は一時間の昼休みが義務付けられていて、港の仕事もお休みらしい。


 これは満腹になってしまうと眠くなり。事故や失敗しないため短時間でも仮眠を取ることを推奨されていた。

 シドもこの短時間の睡眠を取るようになってから、疲れなくなったのは確かであった。


 流石に公爵家でこの仕組みの導入は出来ない。


 しかし真似が出来るところ、優れた所の導入は可能であった。


シド「まず私がやるのは書類の分類と、何度も使う書類の規格を定め、用意しとくようにする提案からであろうな」


 アサマ領のように自由には出来ぬが、確かにここに来て良かったとシドは思った。


 



§§§×§§§





ニーナ・ボーワン従者文官17




 うちの師匠から面倒なこと頼まれた。


 新任監督官に仕事を仕込むなんてね~。面倒で仕方ないけど。

 やるわよだって美味しい特別なお菓子を用意してくれるって言うんだもん。


 仕方ないしね~。


 あっこれは内緒なんだけど。私は師匠と同じアイテムボックス持ちなのよ~、


師匠の隠してる雷属性の魔法も仕えるし、簡単な木工・金属加工も教わってます。


 奥方様以外に私だけが、師匠のユニークスキルのこと知っていて、特別な魔道具も預かっています。

 内緒ですよ~。


今日のお昼は、あっ!、


 フージャのフライだー!。


※アジに似た魚


 私、これ好きなのよね~。

 

 師匠が作ったタルタルソースとウイスターソースをかけて、パンに挟んで食べるの、


ニーナ「ん~、美味しい~」


 うちはご飯が出る上に美味しいから、誰も辞める人は居ないわ。


 私達のような孤児を雇い厚遇してくれるなんて、多分師匠くらいだしね。


 何より師匠といると楽しい!。


 これスッゴク大事だと思う、ああ~、早く新任監督官が育てば、絶品パフェなる。聞くからに美味しいに決まってるデザートが私を待ってるんだから!。

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