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浅間工務店の若は、異世界でツーバイフォー工法を極める  作者: 背徳の魔王
僕は戻って来たで~
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ドンオール公爵です~。




 久しぶりにポートレに寄ったら、公爵様から呼び出し受けました。


 僕みたいなぽっとでの木っ端貴族に何のようですか~?。


 2日ほどバハヌスまで向かう船が出る予定です~。それまで時間があるからみんなにお小遣い渡して休みにしたったわ。

 僕の気遣いにディアンなんて大喜びやで、久しぶりに嫁さんと子供に会えるんやから、

 喜びもひとしおやないか~。


 僕のところはそれなりに人数がいますので、船はチャーターになりました。


シド「お久しぶりでございます!」


 おっ、なんやこのイケメンさんは・・・。


キイチ「あっ、シドさんやんか!、久しぶりやね~。めっちゃ男前になってビックリして、一瞬誰か分からんかったわ」


シド「そっ、そのように褒められたのはその・・・」


 素直に褒められる事が少なく騎士、この中でもシドは別格の成長株です~。


 噂程度やが、準男爵に陞爵されたと聞いてます~。

 噂では士爵にも陞爵 されるのではと噂される程だ。


 士爵は騎士爵を永代で与えられる特別な爵位で、伯爵以上の家格で、家令に与えられる名誉爵位でもあった。


 まあ~、王国貴族にとって、士爵からが正式な青い血の仲間入りです~。


 僕の場合はプランダー伯爵家が後ろ楯になってくれた上に。


 黄金蜂蜜という献上品と世にも一つしかない。白皇帝猿の毛皮のマジックアイテムという。

 最高の品を王家に送り、なおかつ貴族家全てに手土産送ってましたで!。


 じいさんの根回しもあって男爵位を叙任出来た訳や。


 僕程やないが、十分有名人やで。





§§§×§§§



ドンオール・デイール・ポートレ41




またあの小僧が、我が領街を訪れておる。


 あの小僧も不運と言うか・・・


 まあ~、あの小僧がどうするか見物ではあるな。

 あの腹黒が、宮廷雀毎にどうこう出来るものか!、


 まあ~、よいわ何かしらあるなら今のうちに一つ噛んどくのも善かろ。

 幸いうちには小僧と友好を結ぶシドがおるしな。


 しかしシドは変わった。


 あそこまでにはなるのも時間が掛かると思うていたが、

 いやはや化けた物よ。あそこまで化けた理由には、気に入らんがな!、


ドンオール「裏の者を引き入れておるのは知っているが、娼婦の元締めを引き抜き如何するのだ?、あんな離れ島で、歓楽街もあるまいに」


 忌々しいことに、あの小僧からは金の匂いがする。ワシの勘が告げておる。


 小僧を味方せよと。


 あのドレイクの時と同じよ。


家令「閣下、お客様が参りました」


ドンオール「通せ」


家令「はっ」


 既に老齢に両足を踏み入れておる家令には、子供がおらぬ。あやつの養子にして、何れはシドを家令に引き立てるつもりよ。


ドンオール「さて、どう成長しておるか楽しみよな~」


 ニヤリ、獰猛な笑みは何処かの山賊の頭のような迫力があった。





§§§×§§§




家令「ようこそおいでくださいました子爵様」


キイチ「お久しぶりでございます~。これはちょっとした手土産です~。いずれ僕の領地の名産となりますのでご笑納ください」


家「それはそれは、後程閣下にお伝え致します。子爵様、こちらえどうぞ」


 老齢の家令は、背筋がピーンと伸びて、物腰からシドよりも腕の立つお人のようですね~。


 ピタリと立ち止まり、ノックしてお伺いをたてる様も洗練されていた。


 僕は、自分の仕事に誇りを持ってる人が大好きやねん。職人とおんなじで、自分に妥協出来なく、厳しいんやが、成長の為に気遣いをしないのと。わざと厳しいだけなのでは意味が、大きく変わってくるしな。


キイチ「失礼致します」


 ドンオール公爵閣下は、相変わらずの強面です~。


キイチ「お久しぶりでございます。閣下は相変わらずのご様子で僕も安心致しました」


 にっこり笑って見せると。渋い顔していた。


ドンオール「何をするのかは聞かん、だがワシに一枚噛ませろ金はだす」


 この人も相変わらずやな~。単刀直入にも程があるで、まあ~、僕は嫌いやないけどな。


キイチ「喜んで一枚噛んで貰います。良ければ家令さんも、勉強の為にシドそんも僕が、どんな絵を描いて、もうほぼ完成させてるか聞きますか?」


 ニヤリ、最初の繕うた笑みはブラフであった。悪どい笑みにドンオールの肌が粟立った。


ドンオール「・・・・・良かろう、シドも通せ」


 チラリ僕と閣下を見てから家令さんは、退出していった。


キイチ「閣下が、羨ましいですね~」


 待つ間に軽く会話のジャブの応酬やな~。


ピクリ。方眉が上がった。


キイチ「何せ、あの家令さんもひとかどな人物のようですし。


 きちんと僕の思惑も把握してます~。


 食えない人が、閣下を大切にしてはる。それだけで僕からしたら羨ましいて思うんです~」


ドンオール「はっ、おべっかとは小僧らしくないぞ?」


 そう言いながら、ちょっと自慢気ですよね~?。


キイチ「今回の事も、考えて見れば不思議な縁を感じませんか閣下」


ドンオール「ふん、言いたいことは分かる」


キイチ「そう、そこです~。閣下ほどの方でも簡単に気付かれるのに、なんで雀達は、囀ったんでしょうか?」


 キイチの話の持って行き方は、何かしらのヒントを与えようとしている物だった。


キイチ「そう言えば、あの海賊ドレイクはどうなりましたんです~」

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