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浅間工務店の若は、異世界でツーバイフォー工法を極める  作者: 背徳の魔王
僕は戻って来たで~
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三男は王命の使者様やったで~



 旅の垢と汚れを落として屋敷でマッタリしとると。


ベストリアーネと話し込んいたダリオンさんはあって顔をしてから急に慌てだした。


ダリオン「アサマ男爵、俺は使者として王命を伝える」


キイチ「拝命致します~」


 正式な使者であるならやが、どうもダリオンさんの様子は、手紙は正式な物ではなく略式であったことから、ある程度は察せれます~。

 正式な王命は、後日発せられるようや、でも。


 これは公式に決まったことだが、早めに知らせときたい重要な知らせを送る方法と聞いています。


 さっと男爵の短剣で蝋封を剥がして、手紙を読む。


『そなたの功績を認め陞爵させるものなり。よってアサマ男爵を子爵に陞爵させ、海賊島を領土として与える』


キイチ「成る程・・・」


 王も苦肉の策で、不毛の島を領土として与えることになったってところやな。


キイチ「確かに拝命致します。きっちりと頂くものは頂かせていだきますけど~」


 ニヤリ、悪徳商人の笑みを見て、ダリオンはおやっと眉を潜めた。


ダリオン「きみは随分と余裕だね~、キイチ子爵殿?」


キイチ「それはもう~、困るのは僕ではなく、わざわざ自分達の首を締める官僚様達に、御愁傷様と言いたいですわ~」


ダリオン「それはいったい・・・」


キイチ「内緒です~。奇術師が、種を教えたらそれはもう、つまらない見せ物になりませんか~?」


 ふむとなにやら考え込んでる。


 まあ~じいさんの息子であろうと、僕の味方とは限らない。

 だから詳しくは教えるつもりはなかっただけやで。


ダリオン「そうか・・・、何か考えがある。そう言う事だね?、俺としては沈む船でないことを祈るよ。せっかく幸せそうなベスの顔を見てるからね~」


 幾つか言葉を重ね、翌朝冒険者ギルドの特急便で、ロンド領街にいる三人にとある命を下した。


 その結果を宮廷雀が知るのは、僕が領地を与えられ海賊島を巨大な補給基地にした後であることです~。




━━━後日。



 使節団の労を労うパーティーが行われた。


 その場で王が来場して、ぼくの陞爵が伝えられた。出席した貴族、貴婦人から満場の拍手で称えれたが、茶番であった。貴族なんて一皮剥けばそんなもんや。


 僕は道化に徹して冷笑の的になる小物やで、子爵の陞爵を喜ぶ小物を演じて見せた。


ベストリアーネ「あらあら、旦那様ったら悪い顔をして♪」


キイチ「まあ~、普通はあんな島を貰ったって意味が分からないし。僕以外で活用出来ないやろな~」


 クスクス嫁さんが楽しげに笑っていた。


 それから一月掛けて、挨拶周りを行い。裏では僕の従者が用意した商会の者達と会っていた。


 その殆どが、元第五騎士団で兵士をしていた雑兵で、数字に強い者に学ばせ三年の時間を掛けて、商会を立ち上げさせ任せていた者達だね。

 ただしアーペル王国ではないで~。


みんな忘れてるのかな?、僕のお陰で、助かった国があったことをね。


大陸北西にある。

【テスラン王国】


対岸大陸にある


【ルーゼ公国】と僕には伝があることを。


 それにね。


 嫁さんしか知らないけど。僕には【ユニークスキルツーバイフォー工法】で、素材さえあれば家がほぼ無制限で作れる。


 重機もあるし。何よりも僕は水魔法使いだと完全に忘れてるのか、理解してないかのどちらかやな~。


 国から白金貨500枚の準備金と向こう五年の無税を勝ち得た。


 僕はこの金を使うつもり無かった。

 既に船もあるし、素材は採取しに行けば済むのだ。


 準備期間なんて、3月もくれたで。

 いや~儲かったわ~。


 きっちり二年分の食料も徴収してきたで、官僚達がごねてたんやが、僕は知らんがな!、


 こっちは王命やからな~。


 逆らうんやったら首チョンパですよ~と、


 丁寧に説明したら快く最高の小麦粉や食料をせしめてやったわ!。


 久しぶりにバイク飛ばして黄昏の森に入って、ぎょうさん木材にモンスターの素材に、石材、香辛料まで遠慮なくゴッソリ。いただいて行きました。


 久しぶりに辺境の町ペール寄ったら、


ルール「キイチじゃないか!」


キイチ「久しぶりやな~。元気しとったか」


 辺境の商業ギルドマスターは、相変わらず美人さんですな~。


ルール「きみも相変わらずだね~」


キイチ「そうでもないで、今や僕は結婚したし、貴族にも叙任せれてもうたしな~」


 ハッと目を見開く。


ルール「もしかして・・・、アサマ男爵とは、きみのことかい?」


キイチ「そうや~、今度は陞爵させられて、子爵様になってもうたで、ごっつう面倒なことやで~」


ルール「きみは、貴族になっても、面倒の一言で済ませるんだね・・・」

 

 

 微苦笑して、呆れたように笑うルールに向かって、肩を竦めて見せた。


ルール「それで、今日は、こんな辺境まで何しに来たんだい。もちろん私に会いに来てくれたなんて言われたらとても嬉しいけど・・・」


 ほんのり赤い顔をしとるで、これで急用が無ければ、ルールを口説いとるわ!、めっちゃ可愛で~ほんま、惚れてまうよろー!。


 とか叫びた~なったわ。


キイチ「いや~、黄昏の森に素材集めに行ってましたわ!」


ルール「・・・・・・はあ!?」


 絶叫あげるほどの驚きの声を上げたルールに。

思わず笑ってもうたで、よう考えたら、普通は自殺行為やからな~。

 まあ~、僕には関係あらへんわ(キリッ( ・`д・´)


キイチ「あっ。これお土産です~。ご笑納下さい」


 黄金蜂蜜の樽だった。


キイチ「またぎょうさん見付けてもうて~、僕が10回くらい人生やり直しても。食べきれない量の黄金蜂蜜仕入れて来ましたで!」


ルール「ばっ、きみはバカなのか!」


 美人さんに罵倒されるのもある意味ご褒美な気がするわちゃんちゃん。


 あっ、因に二人でご飯だけ食べて帰りましたで~。

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