同情するならケツ毛までムシってくで~
無事、引き継ぎが終わって、一月後。
僕は七台に増えた帝国山羊軍の馬車に乗って、〇〇イと共に戦ったりせえへんで!、一応御者はおるんがみんな座っとるだけや。こいつら進化してからめちゃくちゃ頭がええからな。
『彼奴らが、人類を侵略する日もそう遠く無いん違うか?』
「めえ~~」
フフフ、我が主よ心配するな、我の王国を作るのみよ。
ドルフラング二世雄「何か、言われとる気がするで・・・」
こいつとメイプルローズは、何故か僕かアマリリスにしか、御者させてくれんから、こっちは僕が御者の真似毎しとるわけやな~。
まあ~、たまに背中に乗せてもろうて、狩りに行くこともあるから慣れとるんやろ、そう思う毎にしたろ。
使節団と共に何事もなく。無事にアーペル王国王都ビーンに到着したのは、
10日後の事やで。
数日は、北西バセット侯爵家でお世話になりましたので、仕方ありませんです~。
§§§×§§§
アーデル・リオール・バセット女侯爵
《バセット城》
今年もベラーズ王国に向けて使節団が妾の城に到着した。
今年は、例年以上に宮廷が騒がしくなっておったな、全く宮廷雀はろくでもないの~。
それに輪をかけた愚か者は同じ侯爵であろうか・・・、
すっかり面目を潰しておる。
アーデル「しかし・・・、笑い話であったわな~、あれは酷い。酷すぎて呆れ果てたわ」
その知らせを受けたとき、笑いすぎて引き付けを起こしかけた物だ。
アーデル「ぷふっ・・・・、いかんなまた笑い転げる所であった」
妾も二年前に結婚して子を一人授かった、最も夫となった者は、病死してもらったがな、愚か過ぎたのでな。
アーデル「アサマ男爵か・・・、面白い男よ」
なあ~?。本当のこと知っておるのは、妾と第一王子くらいかの?。
しかし極悪な手よ。ベラーズ王国の国王まで唆し。邪魔過ぎる大使を排除しておる。
しかも自身は女に弱いヤリチン男と自ら名乗る酔狂さであるわ。
だがそれが良い隠れ蓑になっておる。愚か者で実直と見えれば見えるほど、厄介な土地にやられようが、
アーデル「あれは厄介な程など、どうにかしてしまいそうな気がするがの~。まあ~よい。今宵は友からの文を読まねばならぬ故に。あの者のことは放っておくかの」
ニヤリ、貴族たるものそのくらいの気概を見せてくれねば生きて行けぬわ。
§§§×§§§
無事、アーデル女侯爵様に手紙を送る事が出来た。
これで僕の仕事も終わりです~。
まあ~、本国ではレウス子爵から大変だったと聞いてるし。
女侯爵様からも宮廷雀から恨まれているとは聞いてますが、
僕のユニークスキルがあるかぎり何とかなるやろ。
「めえ~~」
我らがいる限り何処にいっても国である。
キルト「ち~ち~、たのちい♪」
「めえ~~」
こいつキルトは喜んで乗せるのな、
「めえ~~」
我が乗せる者は、偉大な者だけだ。
キルト「きゃきゃ、たのちい♪」
流石は僕の子やで、この子はきっと大物になるで!。
ドルフラングレ二世「めえ~~」
キイチ「お前もご機嫌だな~」
久しぶりの王都ビーンは、懐かしくも何とも思わなかった。
§§§×§§§
アレンダーム・アーペル・ジオムス国王51
昨年は、官僚どものせいで面倒な毎になったものよ。
まさか侯爵家に連なる者の醜聞から、芋づる式に不正の温床を見付けてしまった。
処罰は無論のこと、酷すぎて幾つかの貴族家を無くした。
そのお陰か今年は妙に国庫が温かい、実に喜ばしい事よ。
今年はあの男爵が帰って来るのだが・・・。
王「あの者のも不運よな~。せめてあの不良地である。島を与えてお茶を濁すか」
三年前、海賊島と呼ばれたそこそこ大きな島であるが、大した資源もなく、褒美で与えるには嫌われた土地である。
また島であるので、作物も期待出来ぬ孤島よ。
済まぬと思うが、下手に庇えば暗殺されかねないのでな、しばらくは泥水を啜ってもらうしかあるまい。
我が申し出に、宮廷雀どもと例の侯爵も異なとは言わず冷笑を浮かべておった。
§§§×§§§
プランダー伯爵屋敷
王都を見ても懐かしく思わなかったが、じいさんと一緒に住んで事のある。伯爵家の屋敷は懐かしく感じた。
ベストリアーネ「ダリオン兄さん!」
ダリオン・ロンド・プランダー伯爵家三男
ダリオン「やあ~ベス、すっかり綺麗になったね~」
おや?、随分とプランダー家の人間とは毛色が違うような。
ダリオン「やあ~、兄さん達から聞いてるし、父上から手紙で知ってるけど。初めまして!」
にこやかに笑う姿は、ソーニャさんに似ていた。
キイチ「お初にお目見え致します。アサマ・キイチと申します。宜しくお願いいたします~」
ダリオン「へえ~、ベストリアーネと結婚したから、脳筋タイプかと思ったけど、案外面白い弟が出来たね~」
軽薄そうに笑うが、頭が回るガキ大将タイプポイな~。




