ルーブルはお父さん
最近、キャンとマリーが狩りに出なくなったんで心配しとったら、おめでたでした!。
キイチ「キャン、おめでとう」
キャン!
キイチ「お前もお父さんやで~、ほな、僕と一緒やな~」
わん!
すっかり大人ぽい精悍な顔をするようになったな~。
キイチ「これからはルーブルがボスやな」
わん!
僕に身体を擦り付ける。ルーブルも理解しとるようや。
キイチ「でも、君らは僕の家族です~、これからもよろしゅうな」
わん!、キャン!
二匹も理解しとるようやな、マリーも子供が出来て優しい顔になったと嫁さんから聞いとる。
しばらくは会えんやろが、それは仕方ないことや、いずれマリーをボスに新しい群れとして、姫様と生きてくんやからな。
そうそう忘れたらアカンのが、
キイチ「お前らなんなの?、帝国こさえる気満々か!」
皇帝山羊:ドルフラング二世雄
王妃山羊:メープルローズ女王雌
王子山羊:ラングニール
王女山羊:メルローズ
いつの間にか、メープルローズが二匹生んどるわ、名前が決まってるわで、頭抱えてもうたで、
ドルフラング二世雄「め~ええ~」
ふっ、余の飼い主が何を狼狽える。善きに計らえ。
キイチ「なんやムカつくこと言われたきいするわ、まあ~ええわ、良くないがええことにしたる。お前らもうちの子だしな」
メエエエ~!
めっちゃ喜んでる気がするで、僕は気にしたら負けた気いするから、見なかったことにしたわ。
それは問題の先送りです~!。
そうやで、それが何か?。
僕は、大阪人です!。
見なかったことにするとか、スルーするのは、ボケるくらい得意です~。
キイチ「このくらいで勘弁したるで」
捨て台詞残して、自分の工房に逃げ込んだ。
心の安定を図るには!。
物作りしかあらへんで。
あれから毎日魔力水に浸けてた作業も、今日で終わりました。
すっかり光沢ある。不思議な長い杖に見えなくもないな~。
③竜の骨と竜石を杖と一緒に魔方陣の上に置く。
※この時使う魔石が多いほど強力な杖になる。
キイチ「成る程な~。魔方陣は少しずつ書いてました。こんで準備バッチリや!」
魔石・大は全部で七個ある。何処かの願いが叶う竜神様は出てこないが、こう言うのは巡り合わせやで、全部使うたるねん!。
こう言う時に、みみちいことしたらアカンのや、大概ろくなことにならん、足りないよりも多い方がええですよ~。
魔石を杖に力を与える位置に設置した。
キイチ『我、知識の叡知を望む者』
魔方陣の起動を意味する。下位古代語やねん。ようやく古代文字も読めるようになったし、スキルも生えたで、僕にしては勉強したんや。
キイチ『偉大なる力を持った老竜よ、そなたの仮初めの身体を与え、新たなる僕となる者を求める者なり』
これは偉大な老竜の全身を使って、竜の力と叡知を備えた【賢者の杖】へに、仮初めの人格AIみたいなものを竜石に宿すことで、膨大な魔方陣や、補助の魔法を覚えさせるためだそうです~。
半分も理解してませんけど何か?。
これはあれやな~。異世界物に出てくるアカいレコードやな~。
世界へのアクセスするパスワード教えて貰う、異世界のスマホみたいな検索機能ある杖、それが【賢者の杖】ですやろ?。
そんなん便利な杖ならめっちゃ欲しいやんか~。なんと言うても。〇ッ〇ー君みたく会話も出来ます~。
これで突っ込み機能あったら最高やったんやが、なんで関西人が作らなかったんや。
※これは全魔法使いの夢である。叡知を持った賢者とに相応しい杖です。
突っ込みようではありません。
使用上の用途を確認下さい。
キイチ『我は、キイチ・アサマ汝を求める者なり』
膨大な魔力の本流が、魔石から竜の骨と竜石、杖に絡みついた。
キイチ『来たれ、我が前に!、汝の名前は【賢者の杖】よ』
カッ、鋭い閃光が走る。
ブ~ン、
賢者の杖『マスターキイチ、おはようございます。ご命令をどうぞ』
アカン、普通やんけ!。ガックリ膝を着いたキイチは、しばらく気落ちした。
あっ、それから賢者の杖はキイチの腕輪に収まりました状態変化言う能力らしいです~。
因みに声はキイチにしか聞こえませんし、盗られても自動で主であるキイチの元に転移して戻ってくるそうです~。
詳しい能力はまたいずれにでも・・・・
§§§×§§§
ベストリアーネ
ここしばらく旦那様は、工房で何か作っていたようだ。
それが今日は朝からご機嫌で、スキップしながら工房にこもりしばらくして出てきたら落ち込んでいた。
どうやら失敗したらしい。
でも噂にきいてると。旦那様の杖作りの腕前は相当な物らしく、高名な大魔道師からも制作を依頼されているようである。
でも杖作りは大変難しいらしく、古代文字が読める翻訳と下位ルーン文字、上位ルーン文字が描けねば出来ない物らしいですわ
でも旦那様はいつの間にか出来るようになってました。
物作りに掛ける情熱には驚く物がありますもの。
ベストリアーネ「あら、どうなされたのですか旦那様?」
キイチ「う~ん、珍しい素材で大仰な杖作ってみたんやが、思った程で無かったんでな~」
ベストリアーネ「あら、そうなんですの?、あなたその腕のは・・・」
やっぱり失敗して落ち込んでたのね。でも目に付いたのは、とても美しい腕輪でした。
キイチ「これか?、その杖なんや、形態変化言う奴でな、自分の好きなようなアイテムに変化出きるねん」
なっ、何ですって!?、
魔法使いが手にしてる杖は常に携帯すふには不向きです。
長い杖を常に持ってるのは大変ですし、代わりの媒体として、指輪、イヤリングなど宝飾品にする魔法使いも居ますもの。
それが好きな物に作り替えて持って歩ける。これが出来たら革命ですわ!。
ベストリアーネ「あの~、旦那様、杖に状態変化だけ付ける事って可能なんですの?」
少し考え込んでから、
キイチ「出来ないことは無いけど、それには竜の素材が必要になるし、最低でも中の魔石が100は必要やな~」
ベストリアーネ「それは・・・・」
難しい話ですが、力ある魔法使いなら集めて来そうな気がしますわ。
ベストリアーネ「旦那様、その話ですが!、内緒にした方が宜しいですわよ」
キイチ「なんでや?」
わたくしが魔法使いの執念の話をすると、
キイチ「杖作りばかりするんはいややな~、ほな、内緒にしときます~。おおきに嫁さん♪」
ベストリアーネ「あっ・・・」
優しく抱き締めて下さりとても嬉しく思ったました。
皆さんにわ悪いですけどもね。ウフフフ♪




