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第31話 外の目

どうやったら、百合への嫌がらせは減る?

減らすことは無理?

それなら、いっそのこと


「すみれさん?」

考え事をしていて、柚葉の顔が近くにあるのに気づかなかった

「どうしたんすか?すみれさんがこんな土曜に呼び出してきたのに」

「いえ、ちょっと考え事をしていて」

「あ、どうせ百合さんのことだー」

「そうよ、何が悪いの」

「開き直ってらっしゃる」

そこで柚葉の横でココアを飲んでいた葵が言う

「あんた達、そんな遊ぶために集まったの?」

「でもそうっすね。珍しいですね。百合さんは?」

「疲れで私の家で寝てるわ」

「あー、昨日はお盛んでしたか?」

「うっさいわね、柚葉」

はぁ、とため息一つ。本当に柚葉は復帰が早いんだから

「まぁ冗談はここまでにしといて、メディアっすよね」

「あんた、真面目かふざけてるのかどっちかにしなさいよ」

「メディア?テレビってこと?」

葵が首を傾げる

「まぁ、原因不明、しかも有名な病気の悲劇の少女を撮るのはマスゴミの考えそうなことでしたけど、早かったすね」

そう、マスメディア、あいつらは報道の自由とかいう物を無敵の鎧だと考えてるのか百合のプライベートを聞こうと、百合の家になんども訪ねてきていた

「二日目以降のSNSで話題になってから来た感じですかね?」

「そうね」

「だから、すみれさんの家に避難って感じすかね?」

「えぇ」

相変わらず、柚葉は基本ふざけてるけどしっかりしてるのは、本当になんで?

「はぁ、予想はしてたんすけど、対策は思いついてないんすよね」

「流石によね。学生相手ならどうにか出来ても、大人にはね」

そこで届いた、モーニングセットを柚葉は食べながら、私に聞いてくる

「なんのメディアかは、流石に聞けてないですよね?」

「そうなの、対応したのが水瀬さんだから」

「あぁ、百合のお母さんっすか。それは困ったすね」

「んー」

二人して、悩んでいた時に、葵が

「それなら、私の家に百合、来てもいいわよ?部屋空いてるし」

「本当?できるなら嬉しいかも、私の部屋じゃ狭くて私床で寝てるし」

「ま、」

そこで柚葉が切迫した様子で何かを言おうとしてやめる

「どうしたの?柚葉」

「いや、なんでもないっす。葵、なら、安心、ですもんね」

柚葉の様子がどこか変

「じゃあ、それで。百合連れて葵の家行くわね」

なにかあったの?

「わかったわ」


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