0063 私は、それが科学者による理論であろうが……
↓2025.02.10
私は、それが科学者による理論であろうが……
私は、それが科学者による理論であろうが陰謀論であろうが、筋道が通っていないだろうと考えたのなら「疑わしい」と思う。逆に、筋道が通っているだろうと考えたのなら「ありうることだ」と思う。(あくまで、そう推測するだけであって、断定するわけではない。確信の度合は、場合によって異なる。)
例えば、「近親相姦を繰り返していれば、遺伝子が劣化して、疾患を持った子孫が生まれるようになる」と説明されることがあるようだ。私はそれを疑わしいと考えている。
私は、「近親相姦」を「近似した遺伝子を持っている個体どうしの繁殖行動」ととらえている。では、サラブレッドどうしで掛け合わせなければ優秀な競走馬は生まれないという言説は間違いなのか。血統書つきの犬どうしで掛け合わせなければ優良な(純血種でかつ健康な)犬は生まれないという言説は間違いなのか。それらは広義にとらえれば近親相姦(狭いグループの中での掛け合わせ)だから、上記の説明が正しければ、疾患を持った子孫が生まれるようになるはずである。しかし、そのようなことは聞いたことがないから、かなりあやしい説明であると考えている。
(他にも、遺伝子に劣化も良化もなく、ただ確率論的に変異し、都合が悪ければ淘汰される。近親相姦でなければ発現しにくい遺伝病が存在し、そのような遺伝病に関係している遺伝子は淘汰されにくい。サラブレッドや血統書つきの犬の近親相姦は、選別された遺伝子を持った個体どうしであるからこそ疾患が発現しにくい。多頭飼育崩壊は、近親交配が本能的なタブーではないからこそ発生する。……などと考えているが、ここでは説明しない。)
また、「ケネディ大統領を暗殺したのはオズワルド個人ではなく、何らかの組織によってなされた」という陰謀論があるが、私はそれをありうることだと考えている。
私は、ケネディ大統領暗殺の映像で、ケネディ大統領の脳みそが後方に飛び散るのを見たことがある。オズワルドはケネディの後方にいたのだから、他の誰かが前方から狙撃したと考えるのが妥当であると考えている。脳みそが後方に飛び散ったのは銃弾が頭蓋骨の中で跳ね返ったからだと説明されているそうだが、よっぽどのことがない限りそのような現象は発生しないだろうと考えている。
私は私の推論を絶対に正しいと主張するものではない。私が推論するために使った情報は限定的なものでしかないし、推論の組立に何らかのほころびがあるかもしれない、しかし、ほとんど何も考えずになされた推論よりは正しい場合が多いはずだと考えている。
↓2025.05.14
言葉のある性質について
同じ言葉を使っていても、その時の状況や、その言葉を使う人となりや、風習や宗教などといった時代背景や、その他様々な要因によって、その言葉が同じ意味を表していないことが多い、と私は思っている。微妙な差異があったり、大きな思惑の違いがあったり、とんでもない誤解で歪められていることもあるだろう。
そして、言葉を相手から直接受け取る人は、その言葉を無意識のうちに自動的に解釈し、かなり正確に言葉を発した人の意図を理解していることが少なくないようだ、と私は観察している。
つまり、人は言葉をそのまま受け取るのではなく、その時その場所の状況や、言葉を発した人の性格や考え方などを加味して、相手の意図を推察しているようだ、と私は考えている。ただ、ほとんどの人は、そのことをはっきりとは自分で意識していないようだ。
言葉は一人歩きする。ある現場で発せられた言葉が、その時の状況とは関係なく誰かに伝わったとき、その人たちがまさしく「言葉通りに」その言葉を解釈することは少なくないようだ。例えば、言葉を切り取って意図的に誤解を招こうとする不誠実な人々がある業界に群れているのは、多くの人々が目にするところだろう。そのような作為が存在しなくても、言葉が誤って伝わることが少なくないのは、言葉の持つ性質であり限界である、と私は考えている。
ただ、そのような言葉の性質を理解していれば、言葉をより有効に活用することは可能だと考えている。例えば、言葉を一意に解釈しない。言葉が持つ意味の広がりを意識する。その言葉が使われた状況を考慮する。言葉の意味を特定するのが困難であれば、解釈を保留する。……そんなに難しいことではない。
多くの人々が言葉の機能をあまり理解していないために、言葉をうまく使いこなせていないし、そのことにほとんど気づいていない、と私は考えている。




