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0021 死刑廃止論について

↓2015.04.08

   死刑廃止論について


 私の死刑廃止論に対する見方は、世間一般で容認されたのなら認める、というものだ。私自身は死刑廃止を積極的に主張するつもりはないが、大勢が納得したのなら、無理に反対するつもりもない。

 例えば死刑の代わりに終身刑を設定して、そのために多額の金額を費やするとしたら、それを私は全くの無駄だと思うが、世間が負担すると決心したのなら、否定するものではない。

 また、私は、処罰意識を満足させることは、被害者の心の痛みを少しでも癒すという点で非常に重要だと思っているし、世間一般がそれを求めることも、行き過ぎでなければ、決して否定されるべきものではないと思っている。しかし、被害者や世間がそれは必要ないと決心したのなら、否定するものではない。

 死刑廃止論者は、死刑では犯罪者を更生させることが出来ないから反対だと言うのだが、死刑を廃止して更生させられると思うのは、多くの場合、実態として観念的な幻想に過ぎない、と私は思っている。もう手に負えないというレベルだから、最後の手段として死刑に処するのだと考えている。死刑を判決することによって死を見つめ直して悔い改めたというケースならあるので、更生させたいのなら、むしろ積極的に死刑にすべきだと思っている。

 そもそも罪を犯しても更生したのなら許されるべきだという考え自体に、一般の人たちは納得出来ないものを感じるだろう。たとえ更生したとしても、情状酌量の余地がある場合は別として、罪を許されるのはそれを償った場合だけだと考えるのが普通ではないか。償いきれない凶悪犯罪の場合、十分ではないが、死刑しか選択の余地がないはずだ。むしろ、更生した凶悪犯にとっては、罪に終止符を打つという点で、死刑こそが恩恵ではないのか。

 死刑廃止論者は、ともかく死刑を否定したいので、更正させることが第一だと言っているのだと思う。それは、更生した人は罪を償いたいとは思わない、と言っているのと同じではないか。凶悪犯罪者が罪を償いたいと思ったのなら、死刑以外に選択の余地はないはずだ。

 さらに言えば、死刑廃止論者の主張に従えば、犯罪者が更正しなければ、死ぬまで更正させようと努力し続けなければならないということになるのではないか。それは、更正しない犯罪者は、いつまで経っても罪を償う必要はないと言っているのと同じではないか。

 しかし、それでも、もし被害者や世間がそれで納得するというのなら、私は死刑廃止論を否定するものではない。結局は、被害者が、あるいは被害者となりうる世間一般の人々が納得出来るかどうかが、犯罪者に配慮するより重要だと思うからである。




↓2015.04.24

   自らの思想を絶対だとする思想は……


 自らの思想を絶対だとする思想は、必然的に排他思想になるし、必然的に洗脳思想になるし、必然的に思考停止を引き起こす。

 思考停止に陥らず、何が正しいかと冷静に深く考える立場を維持したいなら、自らの考えを絶対ではないととらえることが必須となる。




↓2015.07.13

   学生の頃に国語の授業で……


 学生の頃に国語の授業で、作者が言いたかったことは何でしょうというようなテストがよくあったが、正解を聞くと、それは間違いだと思うことが多かった。

 今でも自分の方が正しかった場合もあったはずだと思っているし、国語はしばしば嘘を教える科目であると承知している。

(作家がテストの解答を聞いて、自分はそんなことを考えていたんだと感心する(馬鹿にする)という話を何度か聞いたが、国語に関わる人たちの多くはそのレベルなのだろう。)



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