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のんびり屋の精霊使い  作者: 夢見羊
初めてのテストと体魔全力際準備
39/69

準備は万全か1

 休日は終わり、今日から授業が何時も通り始まらず、誰もが緊張の顔をしている。何せ、今日から一回目の授業はテスト返しが始まるから。

 そんな面影を少なからず見えるハルキくん。まあ、頑張って勉強をしたのだから、赤点はないだろうと思うが心配なのだろう。ヒマワリくんと一緒にその様子を見守ることにした。


 もう一人は、何処か吹っ切れたような感じで、近くの人と話をしているタツガワくん。それに逆に少しはしたらと思うが本当に吹っ切れているのだろう。

 そんなこんなで、歴史の先生が教室に入ってきて授業が始まる。

 何時も通り、挨拶をしてから出席確認までをやると先生が口を開く。


「皆さん、初めてのテストはどうでしたか? 難しかったですか、それとも簡単でしたか。そのどちらでもなく、ちょうど良かったという人もいるかも知れませんね。ただ一つ私がいうとしたら、良い点数をとろうが、悪い点数をとろうが、学びの骨幹を忘れることないように。学びの骨幹とは、知を身に刻むこと。どれだけ身に刻んだ知を忘れようが、その知の本質だけを忘れないことです」


 確りとこちらの瞳の一つ一つを捉えるように自分達を見つめて、そういった。その言葉は少し難しく、だが分かりやすい。


「では、皆さんが待っていた解答用紙を返しますので、名前を呼んだら来てください」


 そう次々と名前が呼ばれていって、カザクラさん、シロミヤさんとタツガワくんに、ヒマワリくんと自分と来て、ハルキくんが受け取りにいく。

 受け取るとき、少し嬉しそうな顔をしたので良い結果であったのだろう。「よしッ!」と聞こえてきそうなほど。


 自分達の机に戻ってきたハルキくんは自慢気な様子で、解答用紙を見せてくる。大体は丸がついているが、所々は微妙な間違えで、八割。上出来ではないかな。


「うん、ちゃんと勉強した所は取れているし、勉強会の成果が出ているようで良かった」


「そうだな。まあ、あれだけやれば、赤点を取ることはないだろうし」


 と褒めていると調子よくなったのか、自分達の点数を聞いてくる。


「二人はどうだったの?」


「自分は、九割近くだよ。微妙な減点を食らってはいるけど……ヒマワリくんは」


「満点だ、俺は」


 当たり前の如く態度で、いってくる。まあ、分かりきっていること。だって普通に頭いいし。


「流石だね」


「そんなことはないだろう。ナガクラだって、ほぼ満点ではじゃないか」


 そんな風に褒めてくる。褒めたって何も出ないけど。ただハルキくんが、少し、遠い目でこちらを見てくる。自分達はそれに苦笑を浮かべる。

 すると、自分達に気づいて、非難の声をあげる。


「なにさ、二人とも良い点数を取ったからて、いい気になってるだ。先生もいっていたじゃん、今回、学んだことが身についているかが大事だって」


 先の苦笑いに納得していないような顔をして、非難の声をあげた。


「分かったから、機嫌を直してくれよ」


「そうだよ。それに平均点より取っているんだし、凄いよ」


 ハルキくんの機嫌取りをした方が良いかなと、ヒマワリくんに視線を向けると、同じ様に考えていたのかパッチリと合った。


「ハッハハハハ」


 ただ、ハルキくんはそんな自分達を、先までのことを冗談かのように笑った。


「嘘だよ。二人とも、凄いね……これでも結構頑張った方だけど」


 そのままクラスの全員に解答用紙が配り終えると、問題の解説を始めた。皆はそれに真面目に聞くのだった。


 あと、授業の終わった後に、カザクラさん、シロミヤさん、タツガワくんで、テストどれぐらいの点数か聞いてみたら。

 カザクラさんは、満点。シロミヤさんは、八割。感じのタツガワくんは、七割であったが、自分的にはよく取れた方だと思う。それになぜかタツガワくんが吹っ切れたようであったかは、分かった。





 歴史の授業が終わり、何時も通りグラウンドに向かうの出はなく。着替えても、教室の何時も座っている席にいた。それに少し、新鮮感がある。それでか、何時もより話し声が多い気がする。いや、教室だからか?

 そんな訳で、何時も移動に掛けている時間があるわけで、先生が来るまで話すことにした。


 十分と経つ頃に、教室の扉が開かれる。入ってきた、通り動きやすい服装に着替えているフルカザキ先生である。そのまま、教卓に付き。

 先生が話し出す。


「それじゃあ、授業を始めます」


 授業が始まった。

 今日は何をやるのかと、思い自分は次の言葉を待つ。


「今日の最初は何をやるのかというと、前のいった体魔全力祭の個人選手メンバーが決定したので発表します」


 それに、ざわめき声がクラスの中で広がる。

 その声を静かにするかのように先生の言葉が発すると自然に静まった。


「選手メンバーの決定は、テストの成績が良い者と種目内容から選定しました。選手は四種目全部で五人。クラス団体では四種目をクラスの全員で行います」


 全八種目を一日でやるわけか。まあ、どうせ選ばれないでしょ。っていうか、選ばないでくれ。

 必死に心でフルカザキ先生に訴える。それに通じているのか、いないのか分からないが、目が合った。


「それでは、個人選手の名前を呼びますので、呼ばれたら返事をして、教壇の前に来てください。では――」


 緊張感がヒリヒリと伝わり、クラス全員が固唾を呑む。

 先生の一つ一つが動作がゆっくりな気がするほど。


「――一人種目、魔物退治――タツガワ・ミセン」


「はい」


 と嬉しそうな顔を浮かべて、教壇の前と向かう。それに拍手が起こる。そして、次の選手へと。


「――三人種目、鉢巻きの奪い――アカゾク・ヒロキ、ナナキ・アガタ、カザクラ・カクチカ」


「「「はい!」」」

 

 納得な三人が元気よく返事し立って、タツガワくん同様、向かう。それを見送ると、カザクラさんがこちらをチラリと見た。何があったのだろうか。

 最後は誰かと皆が小声で話し出す。そのざわめきを許さない先生の言葉が発せられる。


「最後、一人種目、クラスリーダー対抗――」


 その言葉が妙に長く感じる。それに何か、ヒマワリくんに、ハルキくんが期待の目でこちらを見てくるが、まだまだ強い人いるから自分はあり得ないよ。例えば、シロミヤさんとか、前見た時よりも全然強い。


 ……だから、自分ではない。


「――ナガクラ・ヨシタカ」


 その声に嘘だと思うよりも、既に半分諦めていたので、自分は返事をする。


「はい」


 少し肩が下がったのは気のせいだよ。

 席から立ち上がり、教壇へと向かう。その途中で聞こえた。「やっぱり」という声だけは許さない、自分以上に強い人は多分いる。それにこういうのは、見る方が楽しいだよ。


 憂鬱な気分は、これだけではない、というか半分以上の原因は、知り合いが見る可能性が高い。それも師匠に見られるのがヤバい。もし、府抜けていると判断されると、恐怖しかわかない。


 降りて教壇の前とついて、呼ばれた選手が並んでいるので、その列に並ぶ。

 隣は、カザクラさんで、小声で話しかけてくる。


「(やっぱり、ナガクラくんよね。それにクラスリーダーだってね。頑張ってね)」


「(がんばるけど。やりたくないなぁ)」


 そんな会話は先生の声で途切れる。少し嬉しそうな顔を浮かべたカザクラさんであった。


「以上が個人選手です、盛大な拍手を」


 先生がいい終わると、教室が拍手の音でいっぱいになる。

 選ばれたなら頑張らないといけないが、やっぱり憂鬱である。

 席に戻り、先生の体魔全力祭の説明を聞くことになって、その後は種目の練習をするようである。個人種目に出る人は、クラス団体種目には出なくて良いようだ。

 ただ、何故かは分からないが、自分だけ、フルカザキ先生とマンツーマンで練習することになった。

サマーウォーズはいつ見ても、良いですよね。

次の更新は二十二日です。

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