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THE PHANTOM THIEF ~紙一重の正義~(幻想怪盗団~罪と正義~改訂版)  作者: 陽菜


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28/32

これは本当に幸福な世界?

「姉さん!」

 光助が蓮に駆け寄ってくる。

「どうした?光助」

「今度、みんなで旅行に行くんだって。一緒に行かないか?」

「いいな、行くよ」

 蓮は弟の提案に笑って頷いた。

 義明と光助と愛良にコーヒーを淹れて、蓮はカウンター席に座る。

 三人とも幸せそうだ。見ていて自分まで幸福に満たされる。愛良と光助がチェスをしていて、それを義明が見守っていて……何たる幸せだろうか。こうして、何事もなくみんながここにいて……。

 ……あれ?ボク、なんでここにいるんだっけ?

 不意に、何かがおかしいと思ってしまった。

 どうやって、ボクは皆と出会ったんだ?

 なんで、ボクは東京に来たんだ?

 なんで――ボクは「普通の人」になっているんだ?

 違和感に気付いてしまえば、目の前の光景が「おかしいもの」であると認識してしまう。

『君は、何も気にしなくていいんだ――』

 しかしその声に、蓮は再び違和感なくその光景を見ることが出来た。


 とある場所で、一人の男性が一つの喫茶店を見ていた。

「……大丈夫、君達は僕が幸せにしてあげるから。だからもう、苦しまないで……」

 優しくも傲慢なその言葉は、誰にも届きはしなかった。

こちらは三学期ルートのバッドエンド?です。バッドエンドなのかは人による。

開原先生の現実を受け入れたルートですね。開原先生も本当に報われない……。


私的には、このルートより本編の方が好きですね。怪盗団としての「信念」を貫いたって感じがして。

まぁ実は蓮があのまま帰ってこないルートもありまして……みんなと会話していないと帰ってきません。バッドエンドになります、はい。


しばらくは完結設定にはしませんが、こっちに投稿しないと思ったら完結設定に変えます。

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