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35/45

ブラックドラゴンが特別馬鹿なだけです

多くの評価とブックマーク、本当にありがとうございます。

この作品も後半に突入しています。

少し前、ブラックドラゴンと面会したあとに、リグルド様と話し合いをした。


「メイル、あなたは龍族を作るべきです」

「リグルド様、でも」

龍族を作る。

だが、ドラゴン、龍族は神の敵ではないのか。


「メイル、あなたには伝えないといけない。私達は今最大級の危機にいます。このままでは我が神教は喪失する」

「そ、そんな!」

「聖女の脅威はまだ隣の大陸にとどまっています。しかし時間の問題でしょう。あのような具体的利益を目の前で見せられて抵抗出来るほど人間は強くない」

リグルド様は溜め息をつかれる。


「あなたも親しいハユリ。彼女は神女という器ではない。それは本人も、推薦した私も知っている。それでも、聖女と対抗する為には、飾りであろうと、なんであろうと、使うべきものは使います」


そして

「メイル、あなたもです。あなたの力は聖女相手の強力な切り札になる。無から有を生み出す能力。強力な眷族。メイル、神皇様は表立ってドラゴンの擁護は出来ません。しかし、この私が、あなたの保護者となる。あなたを信仰者として守り抜きます。だから、力を貸してください、メイル」


わたしは、跪いて

「リグルド様、神のお心のままに」



そして、ミシディアを拾った。

龍族にするのは男でも女でも良かった。

たまたま、昔の私にそっくりな目をしていたから気になっただけだ。


ここで問題点

「龍族ってどうやんの?」

やり方が分かりません。

またブラックドラゴンに会いにいくのか。

遠いんだよ、あいつ。転移使ってもひと月かかったし。と思っていると



『やつが気にいったのがようやく分かった。おぬしは面白いな』

脳内に響く声

『ブラックドラゴン…ではありませんね?』

『我をなんと認識しているかは分からぬが、話はしたな』

『ああ、ゴールドドラゴンさんでしょう』

話したのそれぐらいだし

『やつが嘆いていたぞ。攻めて来ないと』

『私をオリジナル・ドラゴンにした理由も、龍族の作り方も教えないんですもの。あいつシンプルに馬鹿ですね』

『ガハハハハハハハハ!!!!』

大笑い。精神会話で笑われると脳に響くからやめてほしい。


『龍族の作り方は単純だ。血を与えれば良い』

『血ですか?』

『そうだ大量の血を流し込めば変異する』

そして

『我はおぬしを監視していた。ドラゴンになりながら、神に縋るのか。もうドラゴン殺しもしないとな』

『今はそのときではないだけです。そして、私が、何者になろうと、神への信仰は揺るがない』

『面白いな、聖女というのは我々にとっても敵だ。力を貸しても良いぞ』

『力?』これ以上なにをくれるのさ?

『おぬし、金を生み出していたな。だが、あれはそんな量は作れまい。私の力を貸してやろう。山一つが全て金になる』

『…そうですか。実際にお借りしたいです』


リグルド様の要請は2つ。

龍族の生成

黄金の生成

だが、黄金はそんなに数が作れないのだ。時間がかかる。


『眷族を殺されるのは困る。おぬしが聖女と対峙して潰し合うなら歓迎しよう』

『あなたの方が話が通じそうなのでお聞きしたいのですが、ブラックドラゴンの馬鹿やろうはどうやって私をオリジナル・ドラゴンにしたのですか?記憶が無いのです』


『…それを語ることは出来ぬ。禁忌にふれるからな』重々しく語る

『…そうですか』

『ぬしの誇りに関わるところだけ語ろう。おぬしはやつの誘いを明確に断った。なので、やつは無理矢理おぬしを作り替えた。それだけ聞けば十分だろう』

『…はい。わたしは、自ら望んでなったわけではない。それだけ分かれば十分です』



精神会話が終わった。

目の前にはミシディア


下級娼婦だった彼女。

真っ直ぐ私を見据えている。


「化け物でも、なんでも、復讐が出来るなら」

「そう」

決意したようだ。


そして

「んんんん!!!!!!????」

舌を噛みきり、そのままミシディアにキスをした。

「ん!??んんんん!!!!?????」

目を見開いて暴れるミシディア。

身体に異変が起こった。

明らかに膨れ上がる筋肉。

下級娼婦らしく、貧相な身体つきだったミシディアの身体つきは異常に発達した。


「これであなたは龍族。身体を慣らしたら行ってらっしゃい。1000人ぐらい殺せるから」

聖女とのアレコレはこの作品ではあまり描写しませんが、何故メイルが教会に受け入れられたかは重要な点なので描写しています。

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