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自分がやられた嫌なことを、人にやってしまうのが人間なのでしょう

問題はここからだった。


奇跡的にミラーが間に合ったので助かりました。

でも、自分達はまた地獄に戻りそうになりました。

誰のせいでしょうか?

答え:新参者


格差、イジメ、虐待の始まりです。

館という閉鎖空間で巻き起こる、壮絶なイジメ。

ミラーは、帰ってすぐまた旅に出た。

このような事がないように、今度は屋敷を取り仕切るリーダーであるフェイに金貨を自由にする権限を預けて。


ミラーはフェイを信頼していたのだ。

フェイはミラーの前では忠実で誠実であろうとしたから。

しかし、それは最悪の選択肢だった。


フェイの考え一つで救われる、救われないが決まるのだ。

そして、屋敷の生活は快適そのもの。

餓死の心配はない。衣服も溢れるほどある。

病気になればすぐ医者にかかれる。

イジメはあった。虐待はあった。暴力はあった。


それでも、元いた家に比べれば快適だった。

そして、フェイにおもねれば、さらに快適。

フェイを頂点に、新参者を奴隷、差別対象とした社会構造が出来てしまったのだ。


唯一の大人であるレンさんも悪かった。

最初からいたフェイを溺愛し、依怙贔屓をしていたのだ。


そんな中、ミラーが帰ってきて、屋敷の惨状を見て絶句した。

これはヤバいと。

そして私達に「屋敷を離れられない」と断り、フェイや他の子達と話し合った。


しかし、ミラーは、魔法の学校を人間関係の構築に失敗して、途中で辞めているのだ。

そんな人に止められるかというと、無理だった。


その結果がこれだ。


私が乗り込んでも、イジメや虐待は平然と行われていた。

私の目の前でするのである。


なので、リーダーであるフェイを呼びつけて一喝。

「こんな惨状にするために、ミラーは館を買い取った訳でも!あなた達を保護したわけでもない!このような事が行われるならば!ミラーに言って屋敷は売却させて!あなたがたも親元に戻す!」

と怒った。


最初はなにを部外者が言ってやがるという態度だったが、段々と本気であることが分かったようで、泣き落としされた。


けれども、こっちは王侯貴族連中から泣き落としされるのが日常である。

そんなものでは揺るがない。


「泣く前に、まずは暴力をやめなさい!!!」

この一連の騒動がメイルの価値観に重大な変節をもたらしますので、詳細に描写しています

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