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鱗なんてまた取りにくればいいじゃない

公開から丸一日過ぎた段階で20件ものブックマークと、複数の評価を頂き、本当にありがとうございます。

これで半分超えたぐらいです。

明日以降またアップロードしていきます。

「鱗なんてまた回収しにくれば良いんです!それよりも腐りやすい臓器です!」

ニールが鱗が欲しい、欲しいと騒いで、グリー兄弟に勝手に指示をだしていたので一喝する。


「しかしだな。アイスドラゴンの鱗の研究には」

「何枚か剥がすのは構いませんが、グリー兄弟は臓器解体が最優先です!ご自分でやるか、アキラさんにお願いしてください!」

ニールの前で仁王立ち。


「ニール!このキャラバンの運営は私です。あなたの知識には最大の敬意を表しますが、指示には従って下さい!」

「…うむ、しかたなかろう。アキラ!鱗を剥がすぞ!」

「おう!ドラゴン殺しだな!任せろ!」

「…だから、もう死んでるって」

疲れたようにメグさん。さっきから凍らせた素材を移動して貰っていたのだ。


「エノームさん、無理はしないで下さい。とにかく最優先のものからだけやってもらえれば」

ミラーさんが寝ているのはいつものことだが、ネクリさんとニルスさんも殆ど魔力が空。


「申し訳ないけど、今回は私もミラーと一緒に寝るから、荷台空けておいて。倒れるまでやるよ」

そう言って作業を続けた。


一方「えへへへ。すごいよ、これで本当にドラゴンスレイヤーだ」

にこにこしてるネクリさん。

「うんうん!私達の魔術きいていたもんね!」ニルスさん。

この二人はトドメは自分達の魔術だった事が相当嬉しかったらしい。

素材凍結の手伝いをしながらも、にこにこ話をしていた。


「グリーのお兄さん!状況は!」

「良いところに墜ちてもらったもんだで!作業はやりやずい!もうじぎ終わる!」

もう荷台は満杯だ

「では、素材を積んだら移動しましょう!」


村にもどると、事前にオルグナが準備していた倉庫に素材を詰め込んで、私達はまた山に行く。

昼夜関係なく往復するが

「もう肉は諦めましょう」

魔法使いが足りない。


ミラーさんはいつも通りでも、エノームさん、ネクリさん、ニルスさんも限界まで使い果たしたのだ

それでもなお残る大量の肉。


「鱗と皮を剥がして、あとは放置で」

「…そう言えば、ドラゴンの肉って美味しいの?」メグさんが言った。

「ええ、血抜きをすればそこそこ食べれるそうですよ」

「へー。ちょっと食べてみたい」

「そうですね。ちょっと食べますか」

火を焚いて、血抜きしたドラゴンの肉を食べた。

「あ、本当に美味しいし」

「ですね」

串刺しにすると

「皆さんもどうぞ」

「おおー。ありがどうな!」

「うん!うめえな!」

元気になったのか、解体作業は順調に行った。


アイスドラゴンの巣にいる子ども達なのだが、わざわざ殺しにいくのも大変だし、殺したところで素材になるのか?とか。


鱗はまだ無いらしいし臓器も小さい。

結局「放っておこう」となった。


村から出て、それなりに大きな街まで戻った。

素材はかなりの量なので、村で雇った人達が、荷台を押してくれていた。

そして、ニールは図書館に籠もり、オルグナは商売。


あがりを私が分配という、いつもの作業になるが

「アイスドラゴンはもう一匹いないのか!」

オルグナが興奮して叫んでいた。


「遠いです」

「それでもいくぞ!こんなに高く売れるのは初めてだ!」


アイスドラゴンには特別な力があった

それは、氷属性

ありとあらゆる素材に、その付加があるのだ

その結果、素材は物凄い高値がつく。


「ニールの馬鹿から、鱗を取り戻せ!鱗の値段が異常なんだ!」

「オルグナ、アイスドラゴンの鱗はニールの研究と、今後の討伐の役に立ちます。何枚かは出しますが」

「…ぐぐぐ…仕方あるまい」

そこは諦めてもらう。

研究には必要だし、ニールが手放すとも思えないから。

アイスドラゴンの臓器を食べることによって、一定期間(消化まで)氷体質になり

「触るものみな氷漬け」状態になります。

物の貯蔵には便利すぎる能力なので高値が付きました。

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