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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第8章 TS賢者はアイを継ぐっ!
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20歳で叔母のオババ・シュテイン


 ガイア様をボコボコにした日の午後、私は普通に仕事をしていた。



「·····でも家いるじゃん」


「時代はテレワークですよ、っていうか育児が忙しくて向こう行ってる暇が無いんでメインの私はこっちでほぼ全部の作業をやって、向こうでやる仕事があったら分身を送って作業してるんです、在宅ワーカーってやつです」


「へぇ、便利にしたねぇ·····」


「便利にせざるを得なくしたのは誰ですか?」


「自分じゃない?ちょ、今日の殴られポイントは上限に達したからやめて?」


「ったく、ホント大変なんですからね?あそこで遊んでるヤンチャ娘たちに何回コーヒーこぼされて書類とかパソコンをダメにされた事か·····」



 でも最近では私は神界に行かないで、基本的に家でできる仕事は家でやっていて、いわゆる最近流行りのリモートワークってやつを実践中だ。


 だって育児が死ぬほど大変で、しばらくは神界に通勤してやってたんだけど育児の関係と産休をとりたかったから家から仕事をすることにしたのだ。


 ちなみに私は平行で最大3人まで私を増やして同時に存在する状態を構築できるからこそできる業務形態だったりするのよね。

 なんだかんだこれのお陰で私はフェニカとルナの面倒を見ながら仕事ができるようになったから、今まで仕事を回せてきてたのよ。



「ところで今仕事はどんな感じになってる?」


「んー、この前オーディン様がトール様にぶん殴られて病院送りになって、今そのリカバリーの書類とか色々な処理中ですね」


「はぁ!?何があったの?あのマッチョ、結構優しい神だったはずなのに何があったん?」


「ラグナロク・シミュレーション・VRで遊んでたら隣で一緒にやってたトール様にぶん殴られたらしいですよ」


「·····なるほど」



 あの事件は凄惨だった·····


 北欧の方の神様たちは時々ラグナロク(終末戦争)をやりたがるんだけど、それをやってると毎回世界が1個滅びるからそれはそれで困るので、今ではコスト削減をしようという事でVRでオンラインでできるラグナロクのゲームが開発されてみんなドハマりしているのだ。


 そして、向こうで一番偉いオーディン様がユグドラシルの如き筋肉を持つ雷神トール様と一緒にヘッドセットを付けて遊んでいたら、隣で仮想空間の中でミョルニルをブン回していたトール様のコントローラーを持った右手がリアルで直撃してブッ飛ばされ、壁に激突して意識不明の重体になるという大事件が起きているのだ。

 ちなみに今も意識は戻ってない。


 ·····一応神様って見た目を結構自由に変えられるから、VRをやるときは筋肉を減らすか女体化しておけとあれほど言ったのに筋肉バッキバキでやるのをやめないせいで周りに被害が出るのよ·····

 ちなみにロキ様はとうの昔に殴られて二度と遊戯中に近付かなくなった。


 そんでオーディン様を意識不明の重体にしたトール様には罰として女体化5ヶ月の刑に処してるけど、女体化するとポニテメガネのオタクを惑わしそうな高身長の活発系な結構な美人になるから人気が凄いし、ゼウス様に追いかけ回されて困ってるらしい。


 んでオーディン様はまだ意識が戻ってないけど、そりゃミョルニルを使うより強いって言われてるあの筋肉で顔面をブン殴られたらそう簡単には意識が戻らないわ。



「うげぇ····· それで、代理は誰が?」


「某おでん屋の女将ですよ、あの人神様の愚痴を聞いてるせいでやたら詳しくて適任があの人しか居ないんですよ·····」


「ひえっ!!?そ、それって·····」


「·····もう引退してるんで名前出しませんけど、そうですよ、女将さんです」



 あの人、下手したら神界で一番おっかないからなぁ·····


 酔いつぶれて騒いでる神を酒瓶で殴って黙らせたり、箒で外に雑に転がして出したり、あのゼウス様が唯一絶対に手を出さないヤバい人だし·····



「まぁだからしばらくはたぶん大丈夫ですよ、·····たぶん」


「だろうねぇ·····」





 そんな神様的な話をしながら仕事をしていると、我が家に可愛い来客がやって来た。



「おねーちゃん!べんきょうしにきたよー!タキくんもつれてきたー!」

「お、おじゃまします·····」


「おーいらっしゃい、お菓子は好きなのもっていっていいよ、あとフェニカたちは子供部屋で遊んでると思うよ」



 やって来たのは私の妹のイデアと、そのボーイフレンドっていうか手下的な扱いを受けてる不憫な幼馴染で私の夫のフィーロ君の弟であるタキス君だ。

 この2人は4歳半くらいだけど既にマグウェル魔法学校への入学が決定し、私と同じ戦闘・魔法特化で教える中ではトップクラスのB組になる事も決定した秀才2人なのだ。


 イデアはともかく、まさかタキス君まで入学できるとは思わなかったけど私が色々教えてるお陰なのもあるかもしれない。


 って事で、今日も勉強を教えるため私はイデアの後を追って·····



「あっ!イデアおねえちゃん!わー!!」


「お姉ちゃんだぞー!うやまえー!」


「うやうやー!」



 追って数年前に増設した子供部屋に行こうとしたら、子供部屋からフェニカが飛び出してきた。


 うーん、可愛い。

 可愛すぎてグリ〇ィンドールに10000000000000000000000000000000000千万億兆京垓ポイントあげちゃうわ。



「はっ、イデアもフェニカも遊んでないで、勉強するんでしょ?」


「「あっ!そうだった!」」

「ぼくはわすれてないよ·····?」


「ちゃんと覚えてて良い子だねタキス君、2人の面倒を見てあげるんだよ?」


「わかった、ソフィおねえちゃん」


「あー!タキくん!おねえちゃんはイデアだよ!!何回いったらわかるの!?」

「ごめんなさい·····」


「いであおねーちゃん!おかしたべよ!べんきょーしよ!あそぼ!!」


「·····うるさい」

「うんうん、べんきょうしたいのに」

「ゲームしたい」



 うーん、ガキンチョ共は平常運行だなぁ·····


 っていうか、みんなすっごい偉いよね。

 だってこの歳でもう勉強を嫌がらずに積極的にやるのってどうなってるんだよ本当に。


 私だったら5秒で飽きて脱走してるわ。


 まぁでもイデアに関してはお姉ちゃん面したいから勉強してるだけだろうし、タキス君はイデアと同じことがしたいから勉強してるっぽいし、なかよし組の子供に関してはアレキは本気で真面目に勉強してて、フロウはフェニカに負けたくないから勉強中で、トウマはサボってゲームしたいけど勉強しなきゃやらせてくれないから渋々やってるだけなんだけど。



 それでも全員ちゃんと勉強してるのは偉すぎてビックリだわ。



「よし!それじゃみんな!私が教えてあげるからちゃっちゃと勉強を終わらせてゲームしよっか!」


『『はぁーい!!』』


「流石はお姉ちゃんってだけあるねぇ、·····でもこの中で本当に姉って呼ばれるべきなの1人だから多数決でオバチャンの方が良いんじゃない?」


「殴られるか殺されるかどっちがいいですか?」


「ノーコメントで」



 ·····私に向けてオバサンは絶対に言ってはいけない。


 もし言ったらどっかのリーゼントが髪形をバカにされたみたいにプッツンする·····かもしれないからね、一回それでイデアをくすぐりまくって笑い転がして呼吸困難にさせて瀕死にさせたことあったし。


 っていうか、それを言うならそこのイデアなんて4歳半で既に叔母さんだからね?


 だってフェニカから見たらイデアは『母親の妹』だから続柄的には完全に叔母なんだもん。

 ちなみに私はフロウから見ると『父親の妹』だからやっぱり叔母で、ついでにイデアも叔母なのだ。


 だからイデアは自称『みんなのおねえちゃん』だけど、本当は叔母だからイデア叔母さんっていうのが正しいんだけどね·····

 子供にはそんな残酷な事は教えたくないから、私は例え中身が既に15歳くらいの精神年齢になってるイデアに対しても教えないでおいてるのだ。


 それに精神は大人っぽいけど性格はまだ子供だからね、イデアって。



「ほらみんな、席について勉強しててね、私はジュースとかお菓子の用意してくるから」


「やったぁ!おねえちゃん!イデアはイチゴケーキ!」

「ぼ、ぼくはなんでもいいです·····」

「ふぇにはサクサクあまいやつがいい!」

「わたしはアメがいい」

「おれはしょっぱいやつ!だがしが食べたい!」

「ボクはカ〇ピスがいいなぁ·····」


「私はワインと銀杏で、あとモツ煮込みもお願いできる?」


「おっけー、ガイア様はワインの瓶で殴られて果肉つき銀杏を直食いですね、ついでに腹掻っ捌いてモツ取り出して口に詰めますよ?」


「それ死ぬぅ」


「ったく····· 大人しくお菓子でも食べててください、昼間っから酒はNGです」


「ちぇー、このケチオバs」

「今掻っ捌いてやろうか?」


「ひぃこわっ、言わんとこ」



 昼間っから普通に酒を飲もうとしてるのんべぇ神に容赦ない言葉を浴びせた私は、チビたちが食べるお菓子を取りにキッチンへと向かったのだった。





名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「あんな感じでみんなで何も考えないでワイワイ騒ぐの、なんか魔法学校に入った頃の私たちを思い出しちゃうからめっちゃ懐かしいなぁ·····」


なまえ:イデア・シュテイン

ひと言コメント

「わたしがいっちばんお姉ちゃんだもんね!えっへん!·····えっおねえちゃんはどうなんだって?えーっと、·····えへへ?」


なまえ:タキス

ひと言コメント

「おねえちゃんじゃないけど、イデアちゃんは、おねえちゃんっていうとよろこぶから言ってるんだ」


なまえ:フェニカ・シュテイン

ひと言コメント

「おばさん?おばさん!がいあおばさん!!そふぃおばさん!みんなおばさん!!」


なまえ:フローリス・アマイモン・ファゴサイトーシス

ひと言コメント

「フェニカだけにはぜったいまけない!」


なまえ:アレキ・クリソ・ラ・サークレット

ひと言コメント

「べんきょうは、おうさまになるためにだいじってままがいってた」


なまえ:トウマ・ド・ウィザール

ひと言コメント

「·····ゲームしてぇ、でもべんきょうしないでやると、あしたまでゲームできないからがんばる」



名前:女神ガイア

ひと言コメント

「あー名古屋のモツ煮っていうかドテ煮たべたいわぁ、酒と絶対会うだろうなぁ····· って、おおおっ!?ウィスキーボンボンと来たか!チョコのヤツじゃん、ソフィたん気が利くぅ!えっ!?しかも今日の晩飯はもつ煮込み!?貴女は神か!?いや私もソフィたんも神だけど!!」





名前:フィーロ

ひと言コメント

「·····騒いでるなぁ、でもルナは静かに寝ててよかった、たぶん泣き疲れちゃったんだろうけどね」


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