自慢の我が子【Part.2】
怪奇現象に遭遇した私とガイア様は、なんだか妙に怖くなってしまってお酒を飲むのをやめて即眠ってしまった。
だって怖かったんだもん、仕方ないでしょ?
って訳で翌日·····
「おぎゃぁぁあああっ!あぁぁぁあああっ!!」
「よしよし、いい子いい子····· 良い子····· 良い子だよね?えっと、そろそろ泣き止んでもらえません?」
私は朝っぱらからてんやわんやでガイア様も昨日の怪奇現象も気にしてる暇がないくらい忙しかった。
育児はこれで2回目っていうか絶賛3歳児と生後数か月のこの子を同時に面倒をみるのは流石に厳しすぎる、フェニカの時に一回経験してるとはいえ、この忙しさは想像を絶するわ。
っていうか!フェニカが自由過ぎて私一人じゃ面倒見切れないんだけど!!
「だから僕が居るんでしょ、ほらフェニカ、お父さんと一緒にご飯食べようね」
「うんー!」
「ありがとフィーロ君!私はちょっとルナに専念するわー!!」
という訳で、私は起こされたのが嫌だったのか不機嫌になって物凄く大泣きして朝ご飯をあげたのにまだ泣いているルナをあやす事にした。
·····私だってお腹空いてるんだけどなぁ。
フレンチトースト、アッツアツで食べたかった·····
って、時止めとけばいいか。
「·····ルナ?」
「えっもしかしてそっちだと名前違いました?」
「私はセレネって名付けたんだけど·····」
「あー、セレネだとセレナイトみたいじゃないですか、見た目はちょっとムーンストーンみたいですけどなんか違うなぁって思ってルナにしたんですよ」
「ほほぉ·····」
そして、今よくわかんないけど超絶大泣きしている私の2人目の娘はルナ、『ルナ・シュテイン』という名前に決まった。
誕生日は6月21日、なんと夜を象徴する月という名前にしたかったのに最も夜が短い夏至の真夜中に産まれてしまったのだ。
まぁでもそれもいいんじゃないのかって事で、生後5日でやっとルナという名前を付けたのだ。
だから5日間だけこの子は名前が無かったのよね。
·····そんで、私は自分の子供にはその月の誕生石の名前を付けようと考えている。
他の名前は今はまだ秘密だけど、一応全員分考えてるのよね。
だから最低でも子供は12人は欲しい、めっちゃ多いけど、私なら多分大丈夫だしお金も12人全員を学費が物凄く高いマグウェル魔法学校に行かせても全然平気なくらい貯金してるからね。
まぁ育児がキツすぎてもしかしたら最大でも3人くらいにするかも·····
うん、今の私だったら3人が限界だわ、無理、だってこれ以上増えたら愛情を注ぎすぎて私がアラル海する、私の中から愛が全部放出されて空が落ちてくるわ。
「おいソフィ!ワシの子も自慢させろ!こっちは男の子じゃぞ!!ワシの子はテウフェルっていうのじゃ!可愛いじゃろう!」
「それをいうならわたしの子も可愛いよー!!女の子なんだよ!!いいでしょー!!プレク・イオス・ラ・サークレットって言うんだ!!」
「ぢょまっ、割り込まないでよー!!私だって自慢したいんだからさぁ!!」
「·····アホね、私はまだ生んでないから参加しないわ」
「とか言ってぇ?黙ってたらいいのに喋ってるって事は自慢したいんじゃないの~?」
「うるさいわよアルム、ブッ飛ばすわよ?」
あーもう!私がルナの事自慢してたのにぃ!!
いいもん、私だけ別収録でやるからいいもん。
って事で、私の娘のルナはフェニカに引き続き銀髪で、面白い事にちょっと金髪っぽい銀髪なのだ。
どうやら私の中に入ってる父方の金髪の遺伝子が若干受け継がれたみたいで、私の銀髪の中に金色がほんの少し混ざったみたいなのだ。
そして何よりの特徴が、生後数ヶ月だっていうのに既にフィーロ君譲りの困り気味の眉毛を受け継いでる所なのだ!
ちなみにフェニカより更に困り眉でめちゃ可愛い。
ちなみに瞳の色はブルー·····っていうより何故か若干グリーンっぽい不思議な色をしていて、碧色って感じだったりする。
多分だけどこの世界には特殊能力や神格を獲得すると瞳の色が変化したり特殊な状態になったりする法則があるから、ルナにも何か特殊な力があるんじゃないかと思ってる。
·····でもなぁ、ルナには私が直接なんか特殊な力を与えたとか無いのよね。
まぁ魔力の実をおやつにバクバク食べてるし、私が超神化したから絶対なんか影響出てるんだろうけど、今はまだよくわかっていないのだ。
でも元気いっぱいに育ってくれていて、経過も良好だからきっといい子に育つだろう。
ちなみに長女のフェニカに関しては既にルナに自分がお姉ちゃんだと言ってキャッキャ言ってるけど、5歳になった私の妹のイデアに対しては下っ端みたいな扱いをうけてるのよね。
お前はヤ〇ザの手下だけど子分には偉そうな態度をしてるチンピラのボスかよって思うけど、もし私が3歳の時に弟か妹ができてたら間違いなく同じことをしていただろう。
まぁそんな態度をとってるイデアもフェニカもめっちゃ可愛いんだけどね!だって自慢の妹と娘だし!
イデアもアホみたいな事はしてるけど、既に中学卒業くらいの頭脳は持ってるからね?
だってアイツ、アカシックレコードの持ち主だし素の能力も半端じゃなく高いし、なによりユニークスキルが強すぎてバケモンなのよ。
アレ劣化版の私だからね?
そして最強の私の劣化版って事は常人の数千万倍は強いのよ。
あの調子だったら確実に魔法学校を主席で卒業できるだろうなぁ·····
それか数ヶ月で退学か·····
「って訳なのじゃ!どうじゃ!ワシのフェルは!凄いじゃろう!」
「わたしのプレクもいいでしょー!すっごい可愛いんだよ!!ねっねっ!」
「あー、うん、かわいいねー」
「·····貴様、さてはワシらのセリフカットしたな?主人公じゃからって自分の娘を依怙贔屓しやがって!許さんのじゃ!」
「そうだそうだー!!」
「うるさいなぁ、やっとルナが寝たんだから黙ってよ·····」
「お主、さっきからルナの周囲に消音結界張っとるじゃろ、気付いておるのじゃ!じゃから騒いでもかまわんじゃろう!」
「·····起きてないよね?エビちゃん、それわたしたちの子もだから、しーっ!」
「むぐぅ·····」
まったくもー·····
やーっと寝かしつけられたって言うのにさ、起きたらどうしてくれんのよ·····
なんかルナって微妙に泣き虫っぽいのかよくわかんないけど、なかなか泣き止んでくれないのよね·····
フィーロ君も結構泣き虫だったみたいだし、今はまだわからないけど性格はフィーロ君譲りなのかもなぁ、とか思ってるけど、どうなるかわからないから将来が楽しみだ。
でもフェニカは絶対私譲りの性格で間違いないわ。
「あーちなみに名前が違うから性格が同じかわかんないんだけど、セレネは性格は超もn」
「あーあーあーあーあーーーーーっ!言わないでくださいよー!!楽しみにしてるんですからぁ!!」
「「うるさい!」」
「大丈夫フェルにもプレクにも消音結界を張っといたから、あとそこのアホクソ女神野郎の口も黙らせてくるから」
「·····えっ、いや今の善意」
「善意は時に人を傷つけるんですよ?って事で私は今から拳で傷付けます、歯ァ食いしばれ」
「ちょっ!?待っていま殴られたら朝ご飯出る!おかゆ出ちゃうから!!アカンって!!」
\ほんぎょぉぉぉぉぁぁぁぁあああああああっ·····/
ディメンションルームのリビングにクソ女神の断末魔が響き渡り、私たちの騒がしい1日が今日も始まりを迎えたのだった。
名前:ソフィ・シュテイン
ひと言コメント
「ルナ・シュテインってやっぱり王道な名前だけどすっごい良い名前な気がするわ、いや絶対にいい名前だわ!んふふ、綺麗な月みたいに可愛い子に育つんだよ?」
名前:エビちゃん
ひと言コメント
「ちなみにテウフェルは悪魔って意味じゃ!ワシらは悪魔じゃからのぅ!あぁでも魔物の悪魔じゃないのじゃ、あっちは知性の無いバカ共なのじゃ、じゃがワシのフェルは既に超天才なのじゃ!!」
名前:ウナちゃん
ひと言コメント
「やっぱり女の子が産まれるとすっごい嬉しいなぁ、でも男の子の時もすっごい嬉しかったからどっちも嬉しいな!えへへっ!」




