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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第七章 TS賢者は子育てに奔走するっ!
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異世界の球技で遊ぼうっ!


 ある日の事·····


 めっちゃくちゃ暇を持て余していた私とウナちゃんとエビちゃんは、子供をシルキーさん達に預けてフシ町に新しくできた西の公園へとやって来ていた。


 ちなみに育児を放棄してサボってるわけじゃなくて、私たちの子供はもう結構成長してずっとつきっきりじゃなくても大丈夫になってしかもシルキーさん達も快く引き受けてくれるから、数時間くらい席を外して母親たちで遊びに行っても平気なのだ。


 いやぁ、我が子の成長を感じて嬉しいよ。


 まぁそれは良いとして、今はこっちに集中しよう。



「いくよー」


『『オッケー!』』


「せーのっ!」



\ドゴッ!/



 私は野球ボールくらいの大きさのボールを蹴り飛ばすと、ボールは狙い通りの軌道·····は描かず、ちょっとズレた方向へ行ってしまった。



「むっ!外れそうなのじゃ!ムーバーは50点の的を動かせ!ワシらはキャッチするのじゃ!」

『『はいっ!』』


「的はもうちょい右!いそいで!」


「で、でも難しくて!そこだぁっ!」


\スカッ!/


「ちっ!外したのじゃ!間に合えっ!!」


\パシッ!/


 この競技で最高得点の的である50点の小さな的は魔法で動かされてボールの軌道に割り込もうとしたが外れてしまった。

 だがそれをエビちゃんがリカバリーしてキャッチラケットでボールをうまく受け止めた事で無得点を免れる事に成功した。

 更にボールをキャッチした事で、キャッチポイントが加算された。



「っしゃあ!取ったのじゃ!!」

「エビちゃんナイス!!」

「ごめんなさい、難しかった·····」

「いやー流石はエビちゃん、ナイスキャッチ!」

「よく取れますね·····」

「はぁ、はぁ····· 疲れた·····」


「チーム偉い人、ボールキャッチにより+5点で計85ポイント、キャッチポイントは+1して現在2ポイント」


「よし、結構いい感じ!」



 ·····あっそうそう、私たちは今、この世界で結構メジャーな競技の『ウリアナ・ナール』で遊んでる真っ最中だよっ☆


 詳しくルールを説明すると長くなるんだけど、この競技は6人でプレイする競技になってて、10回ボールを蹴って3つある『5点』『20点』『50点』の的を狙って当てる事などで得点を得るルールになっている。

 また、この競技独自のルールとして、3つの的を『ムーバー』と呼ばれる役割の人物がどれか一つを選び魔法で操作することができて、的を動かしてボールの軌道上に割り込ませて当てる事で本来なら当たらない軌道でも得点を得られるというちょっと面白いシステムなのだ。


 んで、5点の的は直系50cmでかなり当てやすく、操作もしやすくてかなり当てやすくなっている上に、後述するルールでこの的にボールが直撃してもキャッチャーはボールをキャッチする事ができて、そうすると5点+キャッチ得点で5点で10点、更にキャッチポイントという別のポイントが加算される仕組みになっている。


 そしてキャッチポイントはボールをキャッチすることで1点加算され、10回のキック後に点数の分だけキャッチャー無しでのフリーキックを行えるというルールになっている。

 ちなみにキャッチはバウンドしたものをキャッチした場合は無効となる。



 このルールがあるから競技が意外と面白くって、最高得点は50点を10回当てる500点ではなく、5点の的に10回当てたうえで全部キャッチして追加ポイントで50点に全て当てる600点満点なのだ。


 ちなみに難易度はどっちもあんま変わりないから、そこら辺の戦術で結果が変わって面白いのよね。



 あとは的の大きさが5点は50cm、20点は25cm、50点は5cmになってたり、5cmの的は動かすと感度がクソ高すぎて操作できたもんじゃないマウスカーソルかってくらい過剰に動いてしまうので当てにくいっていうバランス調整があったりする。


 んでボールはおおよそ30m先から蹴るのが公式ルールで、サッカーのように豪速球で飛ばさないから動かすまで2,3秒ほど余裕がある。

 ·····短いようだけど、この世界の人間は一般人でも反射神経がかなり高く、それに見合う身体もあるから割と当てられるのよね。


 ただそれでも油断してると当てられないし、蹴る側も難しいからそれが楽しいのよね。



 ちなみにプレイヤーはサイコロで役割がランダムに割り振られて、1が出るとボールを蹴る役の『ストライカー』、6が出ると的を操作する役の『ムーバー』、それ以外はボールをキャッチする『キャッチャー』になる感じね。



 んでこの競技はなんとサークレット王国でウリアナさんによって考案されて、今では世界的にプレイされる競技になっているのだ。

 ちなみにウリアナ・ナールって翻訳すると『サボってるウリアナ』って意味で、ウリアナさんが仕事の合間でサボってボール遊びをしていたのが始まりなんだとか。



 ·····そこら辺を掘り下げるとめちゃくちゃ面白いんだけどクッソ長いし、あとで別で語ろうと思う。


 でも単純なルールだけどかなり面白いのよねコレ。

 だって、西の公園に専用のコートが作られるくらいには人気があるんだもん。



 ちなみに今はそのコートのテスト運用って事で私とウナちゃんとエビちゃん、それとご隠居様のメイドのインクちゃんと、神界から呼び寄せたユノエルとミナトエルの2人も混ぜて絶賛()()競技中だ。



「そこまで動けるとは、流石は鍛えられているだけあるな····· プロ選手に匹敵するアマチュア選手並みだぞ」


「いやー、それほどでもー」

「この程度楽勝なのじゃ」

「うんうん!インクもそうだよね?」

「疲れた·····」

「私はあんまりやったことが無いので微妙です·····」

「右に同じく·····」



 そう、御前競技、つまり国王様····· 現ご隠居様が私たちがウリアナ・ナールをやって遊ぶのを見に来ているのだ。


 何せ王族でさえやっている·····っていうか王族の嗜みとして認定されている競技で、ご隠居様も若い頃はよくやってたらしいからね。



 ちなみに12歳の頃の魔法競技大会のメンバーのパイル先輩は今ウリアナ・ナール女子の代表選手の主将をやってて、今も時々新聞で活躍の様子が流れてくる。


 まぁこの国が発祥国だからってのもあるんだけど、サッカーで言うブラジルとかスペインくらい強いチームだからね。

 ·····ちなみに私だけ今もたまーに会ってる、世界大会に行く時に転移魔法で送迎やってんのよね。




「ちなみに使用感はどうでしょうか?」


「大丈夫だと思いますよ、結構いい感じです」


「それは良かった、フシ町にこれだけ大きいコートを作ったのは初めての事でしたので良かったです」



 ちなみにテストプレイしてる理由は、この町の業者さんがコートを始めて作ったんだけど大丈夫か不安だったからテスターを募集してたって言うだけで、まだ試合が行われる予定も決まっていない。


 ·····決まってないんだけど、さっきから野次馬がめっちゃ来てるし、さっきアルムちゃんのお父さんが従業員さんに耳打ちしてメモを握らせて何処かに向かわせてたから、たぶんもう仕入れるつもりだろう。

 ああいうところ見てると凄いなぁって思うわ。



「まぁいいや、次いくよー!!」


『『おっけー!』』


「せーのっ!」





「得点は74.6点、·····途中でケンカするのはやめてもらえませんか?」


「「だってコイツが!!」」


「「ああん!?」」


「ちょっと、2人ともケンカはやめてください!」

「そうですよ!もう別の競技になってたじゃないですか·····」



 あの後、私の蹴ったボールがエビちゃんを直撃してしまい-0.3点、更にムーバーは決められた立ち位置である円の中から出てしまうと-1点というルールに従い減点されてしまった。


 しかもそれが引き金となって私とエビちゃんはケンカを始めて、私が思いきりエビちゃん目掛けてボールを蹴って、エビちゃんが受け止めようとして直撃してはじき出されるっていうのを6回+追加2回やってしまい、-10.4点もされてしまった。


 ちなみに、ボールがムーバー直撃するのを『ナール』と言い、ぼへーっと(ナール)していたウリアナさんがよくボールに直撃するから目立つようにって事で-0.3点という微妙な減点が課せられるようになったらしい。

 そんで得点に小数点があるとナールしたって事で結構不名誉な事というローカルなルールがあったりする。


 そしてボールが直撃するとチームメイト全員でムーバーを指さして『ナール』と言う謎ルールもあったんだけど、それをやってたらエビちゃんがガチギレしてこうなったのだ。


 つまり·····



「私は悪くない!勝手にキレたこのクソエビが悪いんだ!」

「ワシは悪くない!わざと狙って来たこやつが悪いんじゃ!」


「·····お爺ちゃん、どっちも悪いって事で両成敗していい?」


「あぁ、ウナの好きにするといい」


「やった!·····2人とも、お尻をバットで殴られたくなかったらケンカはもうやめて?」


「「すいませんでしたっ!!」」



 私は悪くないのに、エビちゃんと同罪になって両成敗されかけてしまった。


 っていうか、ウリアナ・ナールって実は公式ルールだとキックでやる事になってるんだけど他にも別ルールで船のオールみたいな形の専用バットでゴルフみたいに打って飛ばすパターンがあるのだ。

 他にも直接投げてもOKなルールもあるけど、この専用バットが殴られるとまぁクッソ痛くてヤバいのだ。


 殴られたらその日は一日中お尻が真っ赤になるくらい痛いのよ。


 って事で私たちは素直にケンカを止めて、もう一度クソ真面目にウリアナ・ナールをすることにしたのだった。





「·····凄いなやはり、Sランク冒険者パーティーと言うだけはあるか」


「んふふ、でしょう?」

「まぁ面白かったからソフィの事は許してやるのじゃ、じゃが次やったら許さんのじゃ」

「ん~楽しかった!お爺ちゃんもやる?」

「もう休みたい····· ナールしたい·····」

「久しぶりにこんなに運動したかも」

「ソフィさん達は凄いなぁ·····」



 そんで真面目にウリアナ・ナールをやった結果がコレだ。


 2回目:235点(ストライカー:ユノ、ムーバー:インク)

 3回目:419.7点(ストライカー:ウナちゃん、ムーバー:ミナト)

 4回目:600点(ストライカー:私、ムーバー:エビちゃん、※最高得点狙いの手抜き無しプレイ)

 5回目:無し(ストライカー:クソエビの野郎、ムーバー:私、※最低得点狙いだったけど途中でキレて大ゲンカして、最後の一発で私が気絶したため失格になった、本当なら-13点のはずだった)



 最後の2回は私とエビちゃんの悪ふざけで、神様パワーをフルで使って叩き出したのだ。

 まぁ5回目はまたケンカになって2人ともウナちゃんにお尻引っ叩かれたけどね·····



「いやーでも楽しかった!これは流行りそうだわぁ·····」

「そうじゃな、そうじゃソフィ!今度あっちの庭にもこれ作って欲しいのじゃ、皆でやっても絶対面白いのじゃ」


「いいねそれ、あったら多分シルキーさん達もやるだろうし、帰ったらチャチャっと作るよ!」


「うむ!頼むのじゃ!」


「·····ケンカしてたのにまたやるの?」


「「だってケンカ含めて楽しかったし?」」


「あっそう····· まぁわたしもやるけどね、インクもやる?」

「やりたい!けど、いいの·····?」


「構わない、仕事ならそこまで忙しくもないだろう?別に好きな時に行っても儂は咎めないぞ」


「ありがとうございますっ!ご隠居様っ!」



 その後、フシ町と私たち『なかよし組』の間でウリアナ・ナールが大流行するのはもう少し先····· 大体1週間後の事だった。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「いやー楽しかったわぁ、あっ!この後オマケでルール載せとくから読者さんも真似してみてもいいよ!結構簡単だから是非やってみてねっ☆」


名前:エビちゃん

ひと言コメント

「普通に面白いのぅ、魔族は基本遊びと言えば殴り合いじゃからあんまりこういうのはやらんかったのじゃ」


名前:ウナちゃん

ひと言コメント

「楽しかったけど、あの2人いっつもケンカするから邪魔なんだよね·····」


名前:インクちゃん

ひと言コメント

「久しぶりにおねえさまと遊べて楽しかったなぁ····· 何年ぶりだろ·····」


名前:ユノエル

ひと言コメント

「いきなり声を掛けられてビックリした·····」


名前:ミナトエル

ひと言コメント

「同じく····· 久しぶりのフシ町やっぱりいいなぁ·····」







【オマケ】

ウリアナ・ナールのルール等です

非常に簡単なルールですので皆様もぜひお試しください。


魔法が使えるなら誰でもできます




 競技名  :ウリアナ・ナール(統語:filianaw・nearl)

 男女混合 :有(場合によっては男女別)

 競技人数 :6名

       ・ストライカー : 1名

       ・ムーバー   : 1名

       ・キャッチャー : 1名

 ボール  :ウリアナ・ナール専用ボール、もしくは野球ボール

 カテゴリ :屋内競技


 ウリアナ・ナールとは異世界のボールを使った競技で、現代で言うと魔法を使ったサッカー+野球のストラックアウトに近い競技。

 専用のボール、3種類の的、的を支える専用ポール、的操作用の短杖、ボールキャッチ用のラケットが必須であり、ルールによっては船舶で用いるオールに似た形状のバットを追加する場合もある。


 サークレット王国を発祥とし、誕生から約350年で世界中に広まっているメジャーなスポーツの一つであり、プロ選手も存在するれっきとした競技である。

 試合は対戦形式ではなく得点で勝敗を決定し、長方形のコートの辺が短い方からボールを蹴って飛ばし、ランダムに置かれた的に当てる、もしくはボールをキャッチャーがラケットで取る事によって加点される。



【概要】


 公式ルールでは1チームあたり基本6人となっているが、少なくとも3人以上いれば試合は可能。

 1試合で最低10回ボールを蹴り、合計得点で勝敗を競うルールとなっている。

 1つの直系7cm程度のボールをストライカーと呼ばれる野球でいう打者(ピッチャー)が蹴り(ストライクと言う)、コートの半分より後方に設置された3か所の的を狙い命中させる事で、的に書かれた数字の点数を獲得できる。

 また、ストライカーゾーンから30mほど離れた位置にある直系6mほどのムーバーサークルの中にムーバーと呼ばれる役割の者が立ち、ムーバーは魔法で的を1つのみ操作する事が可能で飛んできたボールに的の位置を合わせて当てさせる事でも得点が入る。

 更に、キャッチャーによってボールがキャッチされた場合は最低得点の5点が加算され、後述するキャッチポイントと呼ばれる別のポイントが加算される。

 キャッチポイントに応じて、追加でストライクを行うチャンスが得られる。




【名称】


 ・ウリアナ・ナール

  発祥の地、サークレット王国で使用されている統一人類語で翻訳すると『サボっているウリアナ』という意味になる。

  由来は、サークレット城でウリアナと言う人物がサボっている間によく遊んでいたものが原型となっているためで、この名前が定着した。

  なお、考案者のウリアナは本名は『フィナル・ナウ・ラ・サークレット』、今から約350年前のサークレット王国の女王であり、愛称は『ウリアナ』、サボり癖が酷かったと伝わっている。

  ちなみに王家では珍しくハーフエルフで、引退後の現在もご存命で元気にウリアナ・ナールをプレイしているらしい。

  ·····何処かの町でフィナと言う名前のやたら上手なハーフエルフのアマチュア選手が居るらしいが、因果関係は不明という事になっている。

  子宝に恵まれなかった両親からやっとの事で産まれ、親孝行と言う意味で付けられた名前。



 ・ストライカー

  (打つ人)

 ボールを蹴って3つの的に当てるもしくはキャッチャーにキャッチされるとチームに加点

魔法の使用は禁止

 変則ルールでバットを使うパターンや手で投げるパターンもある



 ・キャッチャー

 その名の通り、ボールをキャッチする役割

 キャッチすると+5点、またキャッチポイントが別途で1ポイント加算され、試合終了後にストライクタイムがありストライカーになって的を狙える時間が貰える

 基本的には的を狙ったが外れた玉をラクロスのラケットのようなものでキャッチする

 魔法の使用は禁止

 また、的に当たった玉をキャッチしても得点は入らないが最も大きい5点の的に当たった場合はキャッチが有効になる。

 更に、ボールに当たると減点されてしまうムーバーの護衛も行う。



 ・ムーバー

 この競技で唯一魔法を使用することが可能で、魔法が必須の役割

 3つある5点10点50点の的のうちどれか1つを操作する事が可能で、飛んできた玉の前に動かして直撃させることが出来る

 ただし、自分にボールに直撃すると0.3点の減点が課せられ、ムーバーサークルから出ると-1点となる。

 的の大きさは5点が50cm、20点が25cm、50点が5cmとなっており、普通に当てるのも難しいし操作しても当てさせるのが難しい

 また、それぞれで魔法のかかり具合が調整されており、5点は非常に動かし辛い代わりに大きいので当てやすく、50点は過剰にかかるよう調整されていてめっちゃ動くので少しでも操作をミスすると当たらないようになっている

 直撃で-0.3点なのは競技考案者のウリアナさんがしょっちゅう直撃していたため、ペナルティ代わりで減点していた事が由来。



【ルールなど】


 競技人数は6人で、玉を打つストライカー1人、的を操作するムーバーが1人、残り4人は玉をキャッチするキャッチャーとなっている。


 ストライカーは野球ボールくらいのボールを蹴って飛ばす。

 ボールは野球ボールくらいの大きさで公式では魔法で空に浮いている物を打つことになっているが、簡易版では地面に置くorティーバッティングみたいな感じで打つ

 打ち方はゴルフっぽい感じ


 得点は的に当てる事で5点、10点、50点を獲得可能で、キャッチャーにキャッチされると5点、5点の的に当たった上でキャッチすることで10点とキャッチポイントが+1点となる。

 外したかキャッチできなかった場合は0点となる。


 1度の試合で10回ボールを打つことが可能で、最高得点は500点。

 しかし、ボールをキャッチすることによって10回のストライクに加えてキャッチポイントの数値の回数だけ追加で蹴る事が可能になる。

 追加ストライクではキャッチャーはコート内から出る必要があるがムーバーは残って的の操作が可能となっている。


 そのため、全ボールを5点に命中させ更にキャッチした上でストライクタイムで全て50点を当てると600点になるが、公式戦では狙ってやることは禁止されている。

 全部5点でやると失格になる。


 また、各役割はサイコロで決定することになっており、プレイヤーは競技開始前にサイコロを振り役割を決定する。

 サイコロの目で1が出るとストライカー、6が出るとムーバーになる、それ以外はキャッチャーとされており、競技人数が6人なのは目が足りないため。


 加点の他に減点もアリ、反則をするとマイナス1点(ムーバーが円の中から出るなど)が課せられ、ムーバーに玉が直撃すると-0.3点となり『ナール』と言ってチームメイトがムーバーを指さす事になっている。

 この奇妙なルールは、考案者であるウリアナ氏がムーバーになった時にボーッとしていてボールが当たる事が頻発していたので、直撃すると『サボってる!』と指差しで指摘していた事の名残りと言われている。

 -0.3点になった理由は不明だが、もし結果で小数点があると非常に不名誉な記録という事になっている。


 的の場所はある程度ランダムで、更に高さを自由に変えられる棒の上に付いている。

 公式ルールでは審判がサイコロを振って高さを決めていて、目ごとに高さが決まっててそれに従って高さを変える。

 ちなみにどの高さでも難易度はあんまり変わりない。


 的の形は全て円形となっていて、現代の速度制限の道路標識のように数字が書かれている。


 コートはサッカーのペナルティエリアくらいの幅で34m、縦幅は50mとなっている長方形と決められているが、非公式ならば特に決まっていない、路地でやる事も可能。


 的は20m~40mの距離に置かれることとなっている。


 ただこれは公式ルールなので、脚力が弱い子供などはもっと近くてもOKだし、ボールを投げたり専用のバットで飛ばすのもOK


 キャッチャーの配置は自由だが、基本は的の手前付近、的の間、的かムーバーの後ろの四か所に配置するのがセオリー


 ムーバーは30m地点にある直径6mの円の中から出ることはできず、その中で的を操作する

 サークルの中からムーバー出ると反則で1点減点され、寝ると失格、気絶でも同様に失格となる。

 お前ナールするなよ?

 また、ボールは結構飛んでくる事が多く、中央に50点の的があるとなおさら当たりやすい


 ムーバーが操作に集中してしまいよけきれずに直撃する事故が時折発生する、なおボールは当たるとかなり痛い、しかも気絶すると即座に失格。

 ウリアナさんは公式記録だと直撃で23回は気絶して失格になってる、今のところ歴代最高記録。

 ·····どうも気絶しやすい人だったらしい。


 競技のイメージとしては、5点の当てやすい的に堅実に当てていくか、50点の的を狙って当てるか、それとも普通に20点の的に当てるかで結構変わってくる。


 ただ50点の的は1試合で1回当たるか当たらないかレベルなので基本的には20点を狙うか5点を狙う。


 しかし、ムーバーはほぼ50点の的しか操らない。


 基本戦術はシューターが5点と20点の的を狙って蹴り、ムーバーがその軌道に割り込むように50点の的を動かして当てる方法が主流。


 キャッチャーはコートの外側に出たボールはキャッチしても得点には入らない、また、キャッチャーもコートの外に出ると減点される。


 プロになると20点を5回と5点キャッチを5回やって最後に50点を決める場合が多い

 でもよく外すので普通に20点だけ当てたチームが優勝もよくある


 ちなみに公式戦での歴代最高得点は595点(600点は失格のため)、最低得点はなんとムーバーに全弾命中&サークル外へはじき出された事で−13点でしかも最後の1発で気絶したため失格。


 その記録を叩き出したのはかつてのサークレット王国の女王様と言われており、公式試合で円の外に出た上で全弾命中して最後の一球が顎にクリーンヒットして気絶したという物凄い記録を出したらしい。

 ·····型破りな女王だよね、このナールさん


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