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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第七章 TS賢者は子育てに奔走するっ!
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大人になっても忘れぬ子供心っ!



「·····って訳だったみたいだよ」


「へぇぇぇぇえええええ~、なるほど~~~」

「あんまりいじるのは良くなさそうな気がする·····」

「へぇ、意外とやるわね」

「ほぉぉぉお?何じゃ、そういうことじゃったのか」


「むぅぅ·····」



 チェルが急成長した理由を聞いた私は、はぐらかそうとしたけど結局ダメでゴシップネタ大好きなアルムちゃんに問い詰められて白状してしまった。


 そしてチェルは拗ねてほっぺたを膨らませて怒っててカワイイ。



「はいはーい!ワタシ質問!」


「答えられる範囲で答えるけど、あんまりひどいのはナシだよ?」


「大丈夫!チェルちゃんって妊娠した?」


「してないっぽいよ、元々エルフって繁殖しにくい種だからね」

「そうなの?」


「そうみたいだよ?」



 アルムちゃんに聞かれたから答えるけど、エルフの妊娠確率はめっちゃ低くて、十数年に1人くらいしか生まれないからあんまり人口が増えないという特徴があったりする。

 ·····っていってもそれは人間視点で、エルフの時間感覚でいうと人間よりもちょっと低い程度だったりするけど、それでもだいぶ低い数値になってる。



「というかアルムちゃん、質問にデリカシーが無さすぎるよ?ほらチェルを見てよ、耳まで真っ赤だよ?」

「恥ずかしい·····」


「あっ、ごめんね?」



 って言ってるけど、あの顔は絶対反省してないな?


 まったくもー·····



「じゃあ次、私いいかしら?」


「どうぞー、あんまりひどいとチェルが逃げるから程々にね?」


「チェル自身の事じゃないから心配しなくてもいいわ」


「なら良かった·····」


「エルフって性交渉って家でやるのかしら?何回か見に行ったけど外に音がダダ洩れになりそうな家だったじゃない、もしかしてだけど他のエルフってそういう事はあまり気にしないのかしら?」


「ぃゃぁぁぁぁ·····」


「うわ未だかつてないか細い悲鳴だ、ちょっとグラちゃん?」


「別に気にする事ないじゃない、性行為は普通の事よね?」


「·····」



\ドュクシ!/


「ぎゃっ!」


\ドサッ·····/



 ちょっとグラちゃんが酷かったから私はグラちゃんに強烈なチョップを食らわせて一撃で気絶させてしまった。

 だってチェルがもう爆発寸前なレベルで真っ赤で耳が羞恥心でプルプル震えてるんだもん。



「·····まさかワシがマトモな質問をする羽目になるとはのぅ、ソフィ、エルフは成長が始まったら何か変わる点でもあるのじゃ?見たところあまり変わりなさそうじゃよな?」


「あー、すっごいマトモで助かる····· 多分エルフは大人の体になっても変化は特にないと思うけど····· あっでも体が成長するっていう変化はあるけどね?」



 ちなみにこの後にちょっとガチで調べた結果、成長して大人になっても何か特殊な力が現れたりとか身体能力が異常なほど強化されるとかそういうのは無かった。

 いや大人のエルフを見たら特に凄い力は無いってわかるけどね?


 まぁでも普通に大人の体になって筋肉とか脂肪もついて運動能力は一気に上がるし今までできなかった事も出来るようになると思うけど、それは人間だって同じだし身体能力が進化ってレベルで上昇するわけでもないから普通の成長の範囲内だ。


 ちなみにエルフは精霊と会話したり森の木々を自由に動かしたりできる力があって、子供より大人の方が扱ってる事が多いから、大人になると精霊や樹木と会話できるなんてウワサがあるけど、実は子供でもできるし大人が多い理由は単に制御が上手になるだけで才能による差はあるけどエルフなら基本的に誰でもできる技だったりする。



「まぁそんな感じかな?細かい体の変化とかは私たちと全く同じだからわざわざ言わなくてもわかるよね?」


「なるほどのぅ、成長のキッカケが特殊なだけなんじゃな」


「そうそう、ちなみにー····· えーっと?もし急激な成長が無い場合は1000年くらい子供のままらしいよ、1000年くらい経ったら普通に成長し始めるっぽいね」


「·····なんじゃそれは」


「知らん、あーあと精神面でもかなり成長してくるらしいよ、チェルはまだ子供っぽいけどね」



 そんでこの急激な成長と共にエルフは精神面も急激に変化するようだ。


 まぁでも体が成長する方が早くて、だいたい1年で4歳から5歳近く肉体年齢が上がるから精神が追いつかなくて子供っぽいままの場合が多いみたいだけどね。

 あと精神年齢の成長は教育とかそこら辺で結構変わるし、元々あまり変化を望まない種だから心と体の年齢が一致するまで100年とか罹る場合もあるんじゃないかな?



 おいそこの読者、ソフィちゃんも体と心に年齢差あるだろとか言っただろ!

 私は心も体も18歳のプリティガールだからねっ!!


 えっ?転生してるから中身は45歳だろって?

 ·····どうしてそんなこというの?


 私ないちゃいそう·····



\ゴッ!/


「えぶっ!?な、殴ったな!?」


「お主がなんかキモかったからのぅ、もう一発殴って欲しいのじゃ?」


「すいませんもうやりません·····」



 私はエビちゃんに割とマジで顔面をぶん殴られて、ブッ飛ばされ着地土下座で謝罪したのだった。





 その後、みんなが帰ってきてチェルの成長に驚いたり、事情を説明したうえでチェルの事を説得してなんとか羞恥心で布団を頭からかぶって部屋の隅で縮こまってるのをやめさせることに成功したり、もう小説にしたら確実にR18で怒られるようなとんでもない猥談をしてだんだんチェルも話に参加してくれるようになったりして、チェルは確実に元気を取り戻してきた。



「·····あれ?あれっ!?エビおねえちゃん角どうしたの!?」


「えっ、お主、逆に今更なくなったのに気が付いたのじゃ!?真逆のパターンは初めてなのじゃ·····」

「この前は角が無くて誰にも気が付かれてなかったもんね」



 こんな感じで、エビちゃんの角が無くなってる事に気が付くくらいには元気が戻ってきたようだ。


 ちなみにエビちゃんのツノは既に生え変わり始めてて、だいたい3cmくらい成長して皮膚が少し出っ張りはじめて左右にタンコブができたみたいになってるけど、髪で隠れて全く見えない状態になっていた。


 そんで時々アダマンタイトとかミスリルとか星核合金を飲ませてるお陰で角の材質がだいぶ特殊な事になってるっぽいとわかってたり·····

 なんか角の部分に見たことない合金ができてて、新種の金属ってわかったから『エビニウム』って名付けようとしたらブッ殺されかけた。


 んで今の所名前の最有力候補は『エヴィルニウム』か、金属か結晶鉱物かイマイチわからない材質だったから『エヴィライト』のどっちかってことになってる。



「エビおねえちゃんのツノが折れちゃった!たいへんだぁ!!」


「あー大丈夫だよ、エビちゃんの角もチェルの成長と一緒で生え変わる時期になったんだってさ」


「うむ、ほれワシの前の角じゃ、抜け落ちただけでそのうち生えてくるのじゃ」


「ほんとだ!エビお姉ちゃんの角だー!貸して貸して!」


「まぁ貸してやるが、ワシの角は頑丈じゃが無理に扱って折ったりしないよう気を付けるのじゃ」


「うん!みてみて!エビお姉ちゃんになっちゃた!のじゃのじゃー!ワシはチェルのじゃー!」



 ·····エビちゃんから借りた角を頭にくっつけてエビちゃんのマネをしてるのを見ると、チェルのまだまだ精神は子供のままなんだなぁって感じるわぁ。

 でも可愛いからおっけー!!



「·····なんかワシ、バカにされとらんか?」


「こういうのを誇張って言うんだよ、モノマネだとよくある事だから」


「そうじゃのぅ····· じゃが似ておらんのじゃ!」


「えーそう?」


「んっふっふっ····· 私に貸して、エビちゃんの誇張しすぎたモノマネならめっちゃ自信あるからお手本見せてあげるよ!」

「ホント!?見せて見せて!」



 私はチェルからエビちゃんの角を借りると、早速頭にくっつけて·····



「ワシはえっびエビンエビビンエビーーーーー!!!なのじゃなのじゃ~!ノジャッ!ノジャャッ!エビノジャンッンぐふふふっ!マオウノジャエビッ!!エビーッ!

\ㇷ゚ピーッ!ッポン!!/

(吹き戻し付きヒゲメガネが伸びすぎて破裂する音)/


\バベンバベンバベンバベンッ!!!/

(空の2ℓペットボトルで頭を叩く音)」



\ボッ!!/

(魔王渾身の右ストレートが顔面に突き刺さる音)


「死ねッ!しねぇぇぇぇえええええええええええええええええっっっ!!」


「ぬぎぇっ!!」



\ドッゴォォォォォオオオオオンッ!!/



 私が渾身のモノマネを披露した瞬間、私の顔面に真正面かた手加減無しの魔神に覚醒したエビちゃんのガチの右ストレートがブチ込まれた。



 そして顔面どころか全身が筆舌に尽くしがたい事になってる私は、角をその場に残して半端じゃない勢いで錐揉み回転しながら吹っ飛ばされて、ディメンションルームの壁をブチ破ってそのまま虚空のお星さまになってしまったのだった。



 ちなみに私の誇張しすぎたエビちゃんモノマネで全員笑ってて、それを見たエビちゃんが私の時ほどじゃないけど煮え滾るマグマの如き羞恥心と憤怒で全員をドツキ回したのだった。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

(ちょっと喋るどころじゃないから筆談するねっ☆ アッ筆談も無理····· いやぁでも誇張しすぎてたけどこの前のソナツマシ食べた時のエビちゃんに結構似てたと思うんだけどなぁ)


名前:チェル

ひと言コメント

「ままのモノマネ、エビちゃんそっくりだった!」


名前:アルム

ひと言コメント

「あー面白かった、久しぶりに涙出るくらい笑ったなぁ····· でもおっぱいが痛い····· エビちゃんに執拗に叩かれちゃった·····」


名前:フィーロ

ひと言コメント

「(笑っちゃダメだ、笑っちゃダメだ、笑っちゃ····· ぶふっ、あっ!違うんだ、えーっと、ソフィちゃんの変顔で思い出し笑いしただけで、エビちゃんの誇張されたモノマネが面白かったわけじゃ····· はっふw ちょーーーっ!!ダメ、僕にそれやったら死んじゃう!本当に死んじゃうから!!ぎゃあああああああああああっ!!!」


名前:グラちゃん

ひと言コメント

「私は公爵家令嬢よ、この程度どうって事ないわ、·····でも危なかったわ、あれは遅効性の劇毒よ、思い出すと····· ヤバいわ、ふーっ、ふーーーーっ····· 耐えるのよ、私·····」


名前:ウナちゃん

ひと言コメント

「逃げられると思って大笑いしてたら真っ先に捕まっちゃった····· おしりがいたい·····」


名前:エビちゃん

ひと言コメント

「おい読者、貴様らも今笑ったよな?ブチのめされたくなかったら笑うんじゃないのじゃ!」


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