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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第七章 TS賢者は子育てに奔走するっ!
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『汎用』とは大体なんでも出来るって事


 シュゥゥゥゥウウウウンッ·····

 キュィィィィイイイッ·····


 ピピピピピッ


 フォンッ!



「分体との魂魄共鳴良好、動作遅延+0.5s、修正-0.47s」



 ガチャッ

  ギギギギギッ


 ガコンッ



「動作遅延修正完了、精密動作-1.03ポイント、視野角修正+2.7、四次元式三次元投影超立体映像モニタの輝度+31%、立体率74%に上昇」



 キュラァァァアアアアッ



「設定完了、徳用ソフィ・シュテイン型最終兵器、待機状態より起動状態へ移行っ!!賢者の石、接続っ!!」



 ズゥゥゥウウウンッ·····


 ギュォォォォオオオオオオアアアアアアアアアアッ!!!





 ディメンションルームの庭に跪いた状態で俯いて停止していた身長40mで装甲で覆われた私から強力な魔力波が解き放たれた瞬間、巨大な私、徳用ソフィ・シュテイン型最終兵器 魔改造素体ソフィシュテインが起動して立ち上がった。


 そしてその巨大な顔を下に向け、地上に居る一人の白黒少女へと話しかけた。



『さーてと、ウナちゃん気を付けてねー』


「わかってるよー!」


『おっけー!まぁ私も気を付けるけどウナちゃんも警戒は怠らないでね!じゃあ作業、始めるよ!』


「うんっ!」



 今日このエ〇ァモドキを起動したのは、まさにその名の通りの汎用性を活かした作業だ。

 あっ、ウチのは汎用じゃないわ、徳用だったわ。


 ·····それはいいとして、今から何をするか先に言っちゃうと、ウナちゃんと国王様と何度も話し合って詰めに詰めまくった隠居屋敷の設計がやっと終わって、その数日前に西公園の撤去と公園&防壁の拡張が正式に決定したから、昨日内密にだけど国王様と王妃様に謁見して打ち合わせとかやって細かい修正とかをして建築を開始したのだ。


 んで建築に関してだけど、私の創世魔法でポンッ☆って作るのは何か不敬な気がしてきたから、こうしてウナちゃんに監修してもらいながらちゃんと組み立てようという事になったのだ。



『·····でもぶっちゃけ言って徳用(以下略)必要ないんだけどね』


「だよね?ソフィちゃんって魔法で持ち上げて作業できるもんね!」


『そうそう、でも丁度メンテとかしたかったしいいじゃん?』


「その家に住むの国王様なんだけどなぁ····· メンテナンスにつかっていいの?」


『いいんじゃない?』



 んで、この徳用(以下略 を使うメリットはぶっちゃけ無い。

 私が楽しいくらいで、他には特にメリットもないし私が分裂して作業した方が早い。


 っていうか、等身大の私10人のサポートがメインの作業だし·····



「そっかぁ、まぁいっか!」


『完成したら全部同じだからね、それじゃ私たち、作業開始するよー!!』


『『おーっ!!』』



 まぁ御託をベラベラ述べるより、手を動かす方がいいっしょ。


 って事で私は早速作業に取り掛かった。





「オーライ!オーライ!そこ!」


『はいよー!』


\どさっ/


「おっけ!」



 作業開始から約10分後、私たちはまず建材を作成していた。


 国王様の要望はいくつかあって、まず家の雰囲気は『サークレット王国の伝統的な形式かつフシ町に馴染む一般住宅のような感じ』というざっくりした物があった。

 これがまぁ難しくて、貴族の豪邸と一般庶民の家を融合させてフシ町に合わせた見た目だけど豪華な家にしてくれっていう要望だから、私の建築センスをめっちゃ求められる死ぬほど大変な依頼だったのだ。


 んで、サークレット王国の建築様式は基本的に木造だ。


 っていうのもサークレット王国の立地は日本と同じ環太平洋造山帯上にあるせいで地震が非常に多い土地で、海外の石造りの家なんかだとすぐに倒壊してしまう。

 だから基本的には木造住宅で耐震強度を上げているのだが、王城なんかは魔法で補強しまくったド根性石造りでできてて完全に無いわけではないし、国王様はどうやら内装は石造りの邸宅がお好きなようなのでその要望を満たさなきゃいけない。



 だがしかし!

 フシ町は実は木造住宅は少ないのだ!


 ·····まぁ木材も潤沢にある土地なんだけど、それよりもめっちゃたくさん石が採れるから石造りの家がつくりやすいから使われることが多いのが理由なんだけどね。


 ついでに完全石造りの家はフシ町にはほぼ無くて、基本的に石造り+木造のハイブリッドな家が多くて、両者のイイトコ取りをしている家が多いのだ。



 って訳で、国王様の隠居屋敷もハイブリッドにしようって事で今は建材の確保と加工をしてるところだ。



「幸いフシ町は火成岩なら困らないし大理石化した石灰岩も近くにあるから採取しやすい····· ありがたい限りだよ、それに木材も全然困らないから便利だわ」


「おーい!私ー!!木材が足りないー!」


『はいよー!世界樹さーん!枝落としてー!!太めでなるべく真っ直ぐのヤツ、品質は最上級のでおねがーい!』



 ヒュゥゥゥウウウウッ·····


\ズドォォォォオオオンッ!!/



 次の瞬間、天空から世界一高いセカイアの木『ハイペリオン』のような超巨木が地面に落ちて来た。


 否、巨木ではない。

 アレは樹高10kmを軽く超える世界樹ユグドラシルの小枝でしかない。


 そう、木材は頼めば上から落ちてくるからいくらでも使えるのだ。



『ありがとー!んじゃ木材への加工はやっとくから組み立て作業お願い!ウナちゃんの出番はもうちょっと後だから休憩してていいよ!』


「はーい」



 って訳で樹高40mはありそうなとんでもない巨木に見える枝を巨大な私が巨大なソフィアの槍で加工してる間に、10人に分裂した私のうち5人を派遣して出来上がった材料を使って組み立てを始めた。


 ぶっちゃけ言って私たちは建築なんてドが付くほどのド素人だ。


 だから現代の建築技術をアカシックレコードでパクって、魔法を加えて無理やり作っちゃうとんでもない方式を用いてる。


 例えば·····



「外壁工事開始」


 ある私は、魔法を使って加工済みの石材数千個を一気に持ち上げると、寸分の狂いもなく加工された石材を精巧に、インカの遺跡の壁の如き見事な積み方で重ねていった。



「んふふ~ん」


 ある私は物凄い勢いで構築される外壁に合わせて木造の内壁を作成していて、それらの様子はまるで家が地面から生えてきているように見えただろう。



「ウナちゃーん、内壁はこんな感じになるんだけど、やっぱりここら辺は何か塗った方がいいよね?」


「うん!おねがい!」


「はいよー」



 そして、始まっているのは家の建築だけではない。


「二酸化ケイ素、ソーダ灰、石灰石を融解、鉄分を除去、混合·····」


 別の場所では私がガラスを作ったり窓枠を設計したりと、物凄い勢いで加工が始まっていた。



 ちなみにだけど、公園の撤去作業はまだ始まってないから先に家を建てて後から家に合わせた基礎を作ってそこに転移魔法で搬出して乗っけて固定して完成って言う予定だ。


 んで工期の予定はあと3日で、私のフシ町の自宅が1日以内にできた事を考えるとだいぶ時間が掛かってるけど、これは元国王様っていう立場上いろいろ危ないだろうから、物凄い万全な警備用の魔法とかを家中に掛ける必要があるからで、家自体はもう今日中に完成させる予定だ。


 ·····内装は無いそうですけどね。


 内装に関しては流石に大変すぎて別途で5日くらいかかるかもしれない。



「おーい!木材の加工できたから資材置き場に運搬おねがーい!」


『はーい!ちょいまちー!』



 まぁ国王様のお引越しはまだまだ先の予定だからこんなに急がなくてもいいんだけどね·····

 でも私は他にも育児とか公園の建造とか色々仕事があるから、さっさと終わらせようとめっちゃ頑張っているのだ。



「さーて!みんな!気合い入れてやるよー!!」


『『おーっ!』』

「おー!」



名前:ソフィ・シュテイン(代表1名)

ひと言コメント

「ぶっちゃけ言ってめんどくさいけど、頑張らないと処刑されそうだからなぁ····· よし、ちょっと撮影外で頑張っちゃおっと!」


名前:ウナちゃん

ひと言コメント

「えっ、は、はやいっ····· もう一階ができちゃった····· まって今しれっと地下室作ってたよね?ソフィちゃん?地下になんかヘンなの作ろうとしてたよね?·····あっ逃げ込んだ!!まてーっ!!·····あっ地下シェルターなんだ!すっごーい!!」


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