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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第七章 TS賢者は子育てに奔走するっ!
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まさかの本物の大怪獣っ!



 無事にキモ触手の魔物を倒した私とガッ〇ィーラっぽいティラノは、一旦傷をいやすため休憩していた。


 ちなみに私は髪がチリッチリになって必死こいて修復している所だ。

 あと暇つぶしにティラノさんの魔物としての種類を特定していたりしてる。



「いやー、それにしてもカッコイイわぁ····· まさか超高熱線を放射できるなんて、さっすが魔物!カッコイイ!!」


『グルルルル·····』



 そんで今回の立役者であるティラノさんはというと、なんと私の魔法で会話をしたりした結果懐いてくれた·····っていうより味方だと判断してくれたみたいで、私がスカウトしたのもあって私たちの近くで傷を癒しているのだ。


 あっちなみにキモ触手は完全に爆散して鑑定さえできなかった。


 ひどいわぁ·····

 まぁ絶対にいらないし触りたくないからいいけど。



\ピピッ!/



「おっ鑑定終了!なになに~?」



 ってぼへ~っとティラノさんを見ていると、この前の奇跡の件で故障して演算速度が大幅に落ちている私のアカシックレコードがやっとこさティラノさんの鑑定結果を出してきた。


 長かったわぁ····· あとでちゃんと修理しないとなぁ·····


 まぁそれは後でいいとして、今はティラノさんの鑑定データを読むとしよう。



「えーっと?魔物名は『アースファイアドラゴン』?雑なネーミングだなぁ····· 危険度はやっぱりAか、つっよ、そんで元になった恐竜は····· はあっ!?えっ!?おま、本当に〇ジラだったの!?」


『グルル?』



 そして鑑定結果から、衝撃の事実が判明した。


 ティラノさんの分類は


界:動物界 Animalia

門:脊索動物門 Chordata

亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata

綱:爬虫綱 Reptilia

亜綱:双弓亜綱 Diapsida

下綱:主竜形下綱 Archosauromorpha

上目:恐竜上目 Dinosauria

目:竜盤目 Saurischia

亜目:獣脚亜目 Theropoda

下目:ケラトサウルス下目 Ceratosauria

上科:コエロフィシス上科 Coelophysoidea

科:コエロフィシス科 Coelophysidae

属:ゴジラサウルス属 Gojirasaurus

学名:Gojirasaurus sp.(未定種)


 に属する獣脚類の仲間の恐竜で、そもそもティラノサウルスとは下目の時点で違う存在だった。

 つまり私はティラノさんをティラノって呼んでたけど、実はティラノサウルスではなかったのだ。


 だが、最強の恐竜ティラノサウルスではなかったが、なんと伝説の大怪獣の名前が付けられた恐竜『ゴジラサウルス』に最も近い種類の未知の恐竜と判明したのだ。


 たぶん学名は種名を特定できないからGojirasaurus sp.、しいて名付けるなら『G. Diabolus』か『G. Deus』とかじゃないかな。

 ちなみにDiabolusが『魔王』でDeusが『神』っていう意味ね、まさに悪魔に相応しい威力だったしゴジラサウルスだから神っぽい名前の方が似合いそうだし。



「お前、能力だけじゃなくて名前まで本物そっくりとかどうなってんの?かっこよすぎるでしょ·····」


『グルルルルルルッ』



 まぁ種名は不明だけど、ティラノさんはティラノサウルスではなくゴジラサウルスって言うのはほぼ確定みたいだ。

 あっちなみにザウルスじゃなくてサウルスね、ザウルスだと元ネタの先祖になっちゃうから。



 そんでこのゴジラサウルスの能力だけど、ズバリ言ってゴジ〇そのものだった。


 ただし核エネルギーは全く使用しておらず、属性は『火』と『土』と『闇』で、あの超高威力の熱線は体内で『火』属性魔法により発生させた超高エネルギーを『土』魔法によって背中に晶出した未知の超耐熱器官に保管し、『闇』属性·····正確には『エネルギー操作魔法』で激しく増幅させて口内から一気に放射することによってあの威力になるらしい。


 私の体感温度だと推定16万度には達してたし、次元断裂結界内の100mは激しく焼き焦げ地面がガラス化して植物は完全に蒸発して消えてなくなっているほどの超高温を放射することが可能なようだ。


 その超高温が故に、この魔物はブレスを連射はできないようでチャージには膨大な時間が掛かり、更に温度から身を守るための強固な断熱結界を展開するのにも莫大な魔力が必要で、今まで一切魔法を使わなかったのはこのチャージが終わってなかったかららしい。


 ちなみに魔物には一定数こういう一撃必殺に特化した浪漫に満ちた魔物が存在してて、このゴジラさんもその手の進化を遂げた魔物なのだろう。



 そして発射プロセスが結構面白くて、ざっくり言うと一度増幅した熱エネルギーは体内を通れば肉を焼いて自爆しかねないので、一旦完全に魔力に変換して体内を通して口の前に出して収束させて放射するという仕組みになっていて、体内が焼かれて死ぬ事はないのだ。

 ちなみに背中側に超高熱を保存した魔力が流れる流路があって、通るときに光の線ができてめっちゃカッコイイ。

 更に目にはかなり強い耐熱性がある瞬膜があって、発射するときには目を守るため展開したり、口内も焼けないように一時的に熱を遮断できるようになってたりしていた。


 そんで肉体も面白くて、途轍もない反動を伴う熱線放出に耐えるためなのか、本来スリムな体型をしてるゴジラサウルスとは違う体型をしている。

 あの宇宙まで飛べそうな熱線放射に耐えられるよう顎が大きく首も太くティラノサウルスそっくりなガッシリした体型になっていて、尻尾はティラノサウルスよりも更に太く頑丈で長くなっていて、発射時には地面につけて反動を3点で受け止めるようになっているらしいし、長いので攻撃にも使えるようだけど、尻尾からはビームは出ないっぽくてちょっとがっかりした。

 でも背中の結晶をチャージ中に破壊すると背中からビームが出るらしい。




 で、なんでこんなクソデカビームを撃てるようになったかって言うと、まぁ当然の如く強大な魔物をぶっ倒すためで、ドラゴンとかを撃ち落として食べているらしいのだ。

 まぁ普段からドラゴンを撃ち落として食べるのは無理だから、いつもは魔法を使わないで弱い魔物を素の身体能力だけで狩って食べているんだとか。


 でも素の身体能力でさえあのジェットエンジンよりも出力が高そうな熱線を抑え込めるだけのパワーがあるから、ブレスを撃たなくても普通にBランクの魔物くらいはあるから、相当な脅威だろう。

 そこにあのブレスが加われば、Aランクは確実で下手したらSランクだろう。


 あの熱線放射の前に吐き出した炎が地面に向けられたら相当な範囲が燃えてただろうし、上に向けて飛ばしてた収束ビームも10kmは軽く届いてそうだったし町に直撃したら防ぎようが無く壊滅するだろう。


 まって、10kmって10000mだよね?



「·····待って、悪い予感してきた、ねぇティラノさん、さっき真上にブレス撃ったよね·····?」


『グルル?』


「お、おこってなきゃいいけど·····」



『怒ってるに決まってるだろう石の子』



 ズッシィィィィィイイイイイイイイイインッ!!!



「おおきい、ドラゴン?」


「れっ、レディクルス、さん、どーも、ソフィです」


『グルゥ·····』



 悪い予感が的中した。


 あの強烈なブレスは、よりによって一番起こしてはいけないガチの大怪獣を起こしてしまったのだ。


 私の目の前に、世界最大の本当のドラゴンである大きさ300mはある伝説のドラゴン『レディクルス』が降り立ち、地面を激しく揺らした。


 そして途方もなく巨大な、ゴジラサウルスさんでさえ一口で食べれてしまいそうなほどの巨大な顔をこちらに向けて、厳かだけど怒気が混ざってる声で話しかけてきた。


 ちなみにアレはマジでアカン。

 ゴジラさんの熱線とかそういう次元を超えてる。


 銀河を引き裂く次元波動爆縮放射砲と超新星爆発弾が通常兵装のイカれたバケモンだ。



「え、えっと·····」


『どうせそっちのチビ竜が何かやったんだろう?』


『グルルル·····』


『そうかい、私が居るのをしらなかったのかい?·····それで私が許すとでも?』


『ぐるぅ·····』



 どうやら大怪獣様は結構マジで怒っているようだ。


 こっわ·····

 あのカッコよかったゴジラサウルスさんが完全に委縮しちゃってるじゃん·····


 でも流石にマジで宇宙空間まで届くブレスを撃てるドラゴンっていうか宇宙大怪獣には私だって頭を下げるしかできないもん·····

 わかるよその気持ち、めっちゃ怖いよね·····



「ま、まぁまぁ、レディクルスさん、悪気があったわけじゃ·····」


『石の子、もうすぐ起きようと思ってた時に叩き起こされたらどうおもうかい?』


\ずいっ/

「万死に値する」


「ちょ!?アヤメ!?」


『ほう?光の亜神は意見が合うねぇ、私ぁもう少しで春だから起きようと思ってたのだよ?そこを起こされたらどんな気持ちになるかわかるかい?』


「すごく不快、最悪」


『グルゥゥ·····』



 あ、アヤメ、おま、余計なこと言わないでっ!!


 そこに居るのモフウサとかモフアザラシみたいな特級S+ランクじゃない、マジもんのS+の魔物だから!

 一応アヤメはSランクの魔物だけどそのドラゴン、神に匹敵するくらい強いから!!!



『·····で、石の子よ、私は眠いんだ、さっさと終わらせるなら言い訳くらいは聞いてやる』


「はいっ!実はさっきこんなのが出てきて、ゴジラサウルスさんが戦ってたんです、それを助けてたら、ゴジラサウルスさんがさっきのブレスを放ってトドメを刺して·····」


『げぇ····· 嫌なヤツが出たのかい·····』


「えっレディクルスさんも知ってるんですかコイツ!?」


『知ってるも何も、ソイツは宇宙生物よ、本当に面倒なヤツだからねぇ、張り付いてベトベトしてきて肉を抉ってくるしマズすぎるしで面倒すぎるヤツよ、腹立つわぁ』



 ·····えっ、コイツ本当に何者?


 いや確かにキモくて厄介だったしゴジラサウルスさんが吐き出すくらいマズいみたいだし·····

 あのレディクルスさんでさえ嫌がるレベルって何者なんだろマジで。



 ·····検索。


 うげぇっ!?なんか星に張り付いて丸かじりしてる画像でできたんだけど!?


 えっ、あの大きさから1ヶ月で惑星サイズになるの!?何こいつ!?

 うっわ宇宙生命体連合が危険度最上位に指定してる超侵略的外来種じゃん!!


 い、今のうちに駆除できてよかった·····



『そこのチビ竜』

「·····ゴジラさん」


『ガウッ!!?』


『「·····ナイスよ」』


『が、ガルルルッ!!』



 あのヘンテコの正体が判明し、私とレディクルスさんはゴジラサウルスさんを褒めると、そのゴジラサウルスの名前の由来になった大怪獣よりはるかに巨大な体を羽ばたいて飛んでフシ山の彼女の巣へと戻って行ったのだった。


 そして、褒められたゴジラサウルスさんはレディクルスさんに憧れたのか恐竜のクセに目をキラキラさせて山の上の巣穴に彼女が消えるまでじっと見つめていたのだった。



 だがゴジラサウルスは知らない、あのドラゴンが半分ねぼけてた事を·····




名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「ティラノサウルスじゃなかったのかぁ····· そこはちょっと残念だけど逆にすんごい魔物でめっちゃラッキーだわ!!かっこいいなぁ·····」


名前:アヤメ

ひと言コメント

「睡眠の邪魔は、万死に値する、わたし、ミカちゃんから教えてもらった」


名前:???(No Name)

種名:ゴジラサウルス

ひと言コメント

『グルルルルルッ·····』



名前:レディクルス

ひと言コメント

『あぁ寒い····· もう一度寝ようかねぇ·····』


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