表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第七章 TS賢者は子育てに奔走するっ!
735/803

お年頃で叡智な性っ·····聖女ちゃんズ!


 私たちが奇跡を何とかした翌日、私は休む暇もなく朝からフシ町の教会に出勤していた。



「おはよーございますー····· ふぁぁぁああっ····· 眠い·····」


「ソフィさまソフィさまソフィさまぁぁぁああああっ!!」

\ふはははは!わかる、わかるぞ!ぼかぁ知恵だ、叡智だ!素晴らしい!!本当の知恵とはこういう事だったのか!!!/


「うるさい····· 教会では静かに·····」



 そして疲れてるっていうのにフィグちゃんが教会に入ってきた途端騒ぎながら飛びついてきた。


 ·····まぁ騒いでる理由はわかるけど。


 絶対アレだよね、うん、見てわかるもん。



「す、すいませんでした!で、でもっ!シトラちゃんがっ!」


『さぁさぁさぁ、僕が授かりし叡智をもっともっと閲覧しようじゃぁないか!!さぁ僕に世界の真理を!全ての真理を!!みせたまえぇぇええっ!!』


「うわぁ····· 見事にゲ〇ター線にやられ····· 間違った、叡智に深入りしちゃったねアレ·····」



「なるほど、世界のすべてがわかってきた、うん、そういう····· ことか····· ふむ?時間と世界と僕の関係は至極単純な事だったのか、ははは、神とはそういうこt」


「·····キノコ神拳超天元突破奥義『ゲッターップ(GetUP)』っ!!」


「うぎぇっ」



\ゴスッ!/



 なんかシトラちゃんがヤバそうな感じになってたからとりあえず後頭部を一発ぶん殴った。


 まぁぶっちゃけ予想してたけどね、絶対知識に取り込まれるって。





「あぁ、痛い····· この世界はなぜ不条理に満ち溢れているのだ·····」


「まったくもー····· 知識を得るのはいい事だけど、知識に溺れるのはダメだからね?」



 気絶から覚めたシトラちゃんは、後頭部を抑えながら理不尽な暴力に文句を言っていた。

 まぁ、ああでもしないと止まらなかっただろうけどね。




「わかった、だが聞きたい、いやわかる、神とは4次元」


「もう1発いっとく?」


「遠慮しておこう、ところで4次元とは?」



\ゴッ☆/





「·····はっ!いけない、また知識に飲まれてしまったのか、だが、興味深い、知識欲は止められそうにないな」


「ほんと、程々にしてよ?その『奇跡』は私がめちゃくちゃ調整して知りすぎて死なないようにしたんだからね?」



 もう一度気絶から覚めたシトラちゃんは、まだ考えるのを止められないようだった。


 これは宇宙に投げ出すべきかな?



 あっ、ちなみにフィグちゃんとマルスちゃんの奇跡は既に調整済みで説明もしてある。


 フィグちゃんのは使うと膨大なカロリーを消費して、マルスちゃんのは悪運を何らかの形で事前に消費しておくことで幸運を引き起こせるようにして釣り合いを取っておいた。


 今はマルスちゃんがフィグちゃん相手に『サイコロの出目が多い方が100円貰える』っていう勝負を挑んでて、悪運を消費するためにサイコロ100個を投げて全て1を出して負けるっていう、最強の運の悪さを発生させて悪運ゲージを稼いでるっぽい。

 ちなみに想定外の使い方だったから私もびびった。



「·····で、どう?普通の人が絶対知れないような知識を得た感想は」


「知識を得たことよりも、僕はこの知識を理解出来てる方が不思議だ、奇跡の本当の姿は知識ではなくこの『理解』にあるのではないかと思うほどだよ」


「ぎくっ」

「ふむ、図星のようだ、やはり僕ぁ叡智がなくとも天才のようだ」



 そんでこっちも想定外。


 実はシトラちゃんの叡智の源泉は『世界書庫アカシックレコード』で、ある程度のアクセス権限を獲得したため相当な事を知れるようになったのだ。


 確かガイア様とフィルタリングをやって、神界の存在や神々が存在する事や平行世界があるってくらいまでしか知れないようにしたけど、彼女は本当にヤバい所に気がついてしまったようだ。



 アカシックレコードに記録されてるデータは、一般人が見ても理解出来るようなモノではない。



 いまこの小説を見ているインターネットのシステム部分をド素人が見ても理解できないように、一般人がアカシックレコードを読んだところで解読不可能なのだ。


 だが彼女は世界に認められて権限を得た。


 故に、アカシックレコードの内容を理解出来てしまうのだ。


 って言ったらかっこよく聞こえるけど、奇跡の力で魂の演算速度がめちゃくちゃ上がってランクもアップしたから理解できるようになったって言う感じだ。



「まぁ、なんというか、有効活用はしていいけど、悪用はしないでね?」


「もちろんだ、何やら不自然に『悪用した場合の末路』についてやたら詳しく書かれているから、使うべきでは無いのだろう」



 ちなみにそれの筆者は私でーす。


 よく分かったなぁ·····

 まぁ挿絵っていうか漫画だし登場人物がぜんぶキノコだからすぐわかるか。



「聞きたいことが山ほどあるが、ソフィ様は何故か疲れてるようだから質問はやめておこう」


「よく分かるねぇ·····」



 そうそう、私は奇跡の改造作業をやった後で、無理をさせたアカシックレコードがちょいエラー吐いてて頭が疲れてるのだ。


 後でフィグちゃんにたらふくお菓子を作ってもらおうかって思ってるくらい疲れてる。

 えっ?また太るんじゃないかって?


 太ってもいいじゃない、人間だもの。



「だが、最後にひとつ聞いてもいいかな?」


「ひとつならいいよ?」


「·····ティンクル☆キュルピカの作者、ソフィ様ですよね?」


「……君のような勘のいいガキは嫌いだよ、ところでサインいる?」

「いるっ!」





 数時間後·····


 私はお昼の時間になると、シトラちゃんの首根っこを掴んで懺悔室の懺悔する側に彼女をブチ込んで私は懺悔を聞く側に入っていた。


 ちなみに中に勝手に奇妙な屁理屈たれの漫画家っぽい人が入り込んでたから丁重に追い出して、シトラちゃんに説教をしていた。

 



「·····あのさ、シトラちゃん」


「·····僕ぁ悪くない」


「この『ラブラブ♡キュルピカ』ってR18のエロ漫画なんだけどさ、キミ今何歳?」


「ふっ、ぼかぁ周囲から精神が成熟しているとよく言われるよ」


「こ、こやつ一切反省して無い·····」



 その理由は、彼女の持ってる私の漫画にサインを書いていたら、ゴリゴリのR18の漫画をうっかり差し出してきたからだ。


 一応この世界にR18という概念は無いけど、官能小説とかは基本的にお酒が飲めるようにならないと売らないっていう暗黙のルールがあるのだ。


 なので大体16歳以上にしか売っちゃいけない事になってるのに、シトラちゃんは何故か持っていた。

 しかもちゃんと全巻持ってた。



「未成年でもこういうのに興味持つのはわかるし、私も14で初めてを卒業したけどさ····· サークレット教って一応禁欲を推奨してるし、こういうのは良くないよ?」


「むぐ····· しかし、コレクターとしては買わざるを得ないだろう····· 僕は貴女の漫画の大ファンなんだ、全巻集めたいに決まっているだろう」


「·····その割には使用感あるけど?」


「それは3人で読み回····· ソフィ様、今のセリフ、撤回できるかな?」


「出来ないね、後で2人も怒らなきゃなぁ····· 」



 サークレット教は聖職者の性的欲求の発散や性行為はあまり推奨していない。

 でもお年頃の少女たちにそんな大人の都合なんて通用しないのだ。


 しかも私もあまり強くは怒れない。

 だって私、この子達くらいの歳でフィーロ君と毎晩·····♡


 ·····これ以上はやめておこう。


 個人差はあると思うけど、第二次性徴を迎えたら大体性欲が爆発するから仕方ないとは思うし·····



「·····それは没収されてしまうのだろうか」


「はぁ····· 羽目を外さないならいいよ、でも程々にね?」


「助かる、非常に助かる、ふふふふ·····」



 こういうのはキツく締め付ける方が逆に悪化するって校長先生が言ってた。

 数百年前の事らしいけど、魔法学校の生徒があまりにも妊娠しまくるから恋愛そのものを完全に厳しく取り締まった時期があったらしいんだけど、言うのも憚られるような大惨事になったらしい。


 だから途中でもう諦めて、ちゃんと性教育をやった上で割とオープンにする事でなんとかしたんだとか。


 懐かしいなぁ·····

 私ももちろん受けたし、教科書がエロ漫画だったのは忘れもしないわ。



「·····って事で、これは返すけど私以外にバレたら普通に怒られるから気をつけてね?」


「最大限気をつけよう」


「あとさ、彼氏を作るのはやめときなよ?2年後には帰るんだから別れるの辛いからね?」


「·····作りたいのは山々だが、そもそも縁が全く無いからそれは無いだろう、はぁ····· 僕は成長が遅いようだから些か心配だ」



「んふふ、まぁこっちにいる2年間でたっぷり青春したら良いよ、いい思い出を作ってね?」


「ふむ、そうさせてもらおう」


「·····でも赤ちゃんは作らないようにね?」


「·····努力しよう」



 って訳で、私はシトラちゃんにエロ漫画を返して2人揃って懺悔室から出たのだった。




 ちなみにこの後懺悔室から出てフィグちゃんとシトラちゃんと合流して4人でエッチな話に花を咲かせてたらシスターさんに4人揃ってしこたま叱られた。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「ものすんごく怒られたわ····· 久しぶりにこんな怒られた気がするわぁ·····」


名前:フィグ

ひと言コメント

「シトラちゃんなにバラしちゃってるんですかぁー!恥ずかしいから言わないでって言ってたじゃん!」


名前:マルス

ひと言コメント

「あぁ····· 一生分の不運が来た気がする·····」


名前:シトラ

ひと言コメント

「性欲は人間の3大欲求の1つ、全ての人間が持っている欲求で神でさえ持っているのだ、だから別に恥ずべきことでは無いだろう?ご飯食べたい、眠たい、というのは問題ないのだから、性交渉や自慰について言うのも何ら問題ないはずだ、だから『でもシトラちゃん、毎晩狂ったみたいに喘いd』わーっ!わーっ!やめたまえ!乙女のプライベートを勝手に明かすなぁ!!キミにはでりかしぃと言う物が無いのか!!?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ