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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第七章 TS賢者は子育てに奔走するっ!
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暇潰し炭潰し




 ある日のこと·····



「·····暇だなぁ」


「アルムちゃんがそれ言うの珍しいね」


「はっ!そういえば確かに!まぁここしばらくずっと忙しかったもんねぇ·····」

「うん、凄く忙しかった、何もない、それが幸せに感じるくらい、忙しい」


\ゴトッ/



 私たちなかよし組は、ほぼフルメンバーで家に居た。

 ただグラちゃんがここ最近ずっと夫のウェイザ君の所に行ってるから不在だけど、概ねフルメンバーだ。


\タケノコにょっき♡ 1ニョッキ♡(※着信音)/

\『アタシを忘れんじゃねぇ!!』/



 って言ったらリリアから苦情の電話が来た。

 すっかり忘れた、リリアは今は日本の彼氏さんの所でバイト中だったわ。


 ·····まぁ紹介したしリリアはもうこれで良いでしょ。


 んでいっつも仕事にいってるアルムちゃんとそのお手伝いをしているアヤメに関しては、業績はウナギ昇りでかなりいい感じらしいんだけど流石に毎日営業してると厳しかったみたいで、商売も安定してきたしそろそろ週に1回休む営業スケジュールに変更したりお店のレイアウトを変えたりするついでに長期休暇に入ったので今ここに居るのだ。


 いい加減働きすぎだったから丁度いいと思う、だってここ最近アヤメが疲れすぎて髪の色が常にうっすらブルーになってたもん·····


\ギュウウゥゥゥゥゥゥウウゥゥッッ/


「っと」


\ゴトンッ/


「あーそうだ、どうせみんな居るなら久しぶりに全員で出かけたりする?」

「ん、嫌だ、うちがいい」


「·····ミカちゃんは絶対そういうと思ったよ、他のみんなはどう?」


「僕はどっちでもいいよ、でも明日はちょっと無理かな····· 僕仕事だし」

「ワタシは家が良いなぁ····· 思いっきりダラダラするぅ·····」

「わたしはいつでもおっけー!」

「ワシも言うべきか?むー····· やっぱり家じゃな、ラクトを呼んでも良いか?」

「アチシは漫画読むっけ、へな二週目っけ!」

「わたしも、お家がいい」

「チェルはあしたあっちに帰るー!!」



 どうやらみんな外に出る気は無いようだ。


 まぁそりゃだってこの前雪降って外めっちゃ寒いし·····

 ちょっと季節外れの雪だったからビックリしたわ、そんで私たちは今更雪が降った程度ではしゃぐ年齢じゃないからね。


 まぁ、この前降った時に雪かきしてたら何故か雪合戦になったのは、うん、なんていうか、その·····

 ·····はしゃいでたわ。


 まぁ、えっと、もう沢山遊んだし十分だろう。


 フェニカも雪を見て大興奮してたけど、触らせたら冷たかったのかそれ以降絶対触ろうとしなかったから十分だ。


 未練なんてない。



\ギュゥゥゥウウウッ!!/


\ゴトンッ!/



「んじゃしばらくは何もしないで、外に出るなら各自自由にって事で!」


『『はーい』』


「ままぅー、にゃうにー」


「ん?どうしたのフェニカ?」



 って訳で、ここ数日は何もしない事に決定した。

 そして決定した直後に、フェニカがケセランパセランのぬいぐるみを持ってモチモチしながら私の元にやってきて何か話しかけてきた。



「うーうー!!あうあう!!」


「ん~?あっママのマネしてたんだ、いい子だねぇ、それじゃ一緒にやろっか!」

「きゃっきゃっ」



 私はフェニカの様子を見て何をやってるのか察した私は、一緒に遊んでげる事にした。


 そんで最近フェニカがお気に入りで、さっきから暇つぶしにちょいちょい練習してたアレを歌付きでフェニカと一緒に始めた。



「みぎてをあげて♪ちょいと軽いまっくろお石を乗っけまして♪おててで包んで·····フンッ!!!ってやりまして♪ギューッとぎゅーっと10万気圧っ!そしたらそしたら♪あーっという間に綺麗なダイヤモンドの完成っ!」


「うにゃー!!きゃうっ!きゃっきゃっ!!」


「やったね♪金剛石のでっきあっがり♪」


「あうー!!」



 私の手の中には、拳大のダイヤモンドが煌めいていた。



「·····あのさ、子供の絵描き歌みたいなノリででっかいダイヤモンド作るの絶対おかしいよ」


「えっ?だってギュッ!って握ったら出来るし·····」



 そう、私とフェニカが最近ハマってるのはなんとダイヤモンド作りなのだ。


 まぁでも私の手はそこまで大きくないからどっかの相撲取りや鬼神(オーガ)みたいに純粋に手だけで作るのは無理だから、球形の結界で原料を閉じ込めてそれを魔法で1200度まで加熱しながら私が思いきり両手で握りつぶす事で、効率的に超圧力と熱を材料となるグラファイト(石墨)に加え、ダイヤモンドを作成するというとんでもない遊びだ。


 ちなみに歌は私が作った。

 なかなかいい歌でしょ?みんなも赤ちゃんと遊ぶ時にやってみてよ、石墨と筋力と魔法だけあればできるからさ?



「それ1個何億円するんだろ·····」


「んー、硬式野球のボールくらいだからカリナンダイヤモンドと同じくらい?って事は大体1個2000億円かな?まぁ天然だったらの話だけど」


「おかしいよ絶対」


「でも練習がてら作ったダイヤがもう50個くらいあるし····· 今作ったの含めると57個かな?」



 リビングのテーブルの上には、伝説の巨大ダイヤモンド『カナリン』を彷彿とさせる野球ボールの如き巨大な透明のダイヤが7個転がり、見事な金剛光沢を放っていた。


 ·····シェ〇ロン出てきそう。



「ソフィちゃん、お願いだからそれ流通させないでよ?」


「·····ごめ、国王様に1個献上しちゃった」


「そういえばお爺ちゃんがなんかすっごい宝石が手に入ったって言ってたなぁ·····」



\もちもちもちもちもちもちもち/

「にゃうー!!ううううううーっ!!!」

「おーがんばれがんばれ!あとちょっと!」


\もちぃぃぃいいいっ/

「むぅぅぅうううっ!!!」



 んでなんでこの遊びがやめられないかって言うと、これをやってるとフェニカが私のマネをしてケセランパセランの小さいぬいぐるみを握ってモチモチとする遊びをやるんだけど、その姿が可愛すぎるからだ。

 もうまじで可愛いもん、キュン死しそう。


 ただ本人はちょっと不満らしくて、私が作ったようにダイヤモンドをつくりたいらしいから割と本気で潰そうとしてるのよね。

 それがさらに可愛くてさ?もう死ぬのかな私、可愛すぎて死ぬなら本望だわ、あと2回くらい死ねるわマジで·····



 でもダイヤモンドが作れないと凄い不満そうな顔になってちょっと可愛そうだから、時々·····



「あとちょっと!あともうちょっとだよ!·····『須臾』\シュババッ/っと、おっ!フェニカすごいじゃん!綺麗なダイヤモンドだねぇ、いい子いい子」


「にゃうー!!!うー!!ままー!!!」


「えっ!?私にくれるの?フェニカは優しくて可愛くていい子だねぇ、んふふ····· そんないい子にはお礼をあげなきゃね、はいどうぞ」


「んにゃー!!!ぱぱぅー!!もふもふ!!」


「·····まぁいっか、可愛いし·····よかったねフェニカ、お母さんから良い物もらえて」



 こうやってフェニカに気が付かれないように時間を止めて、持っているぬいぐるみとダイヤモンドを入れ変えているのだ。

 でもフェニカがダイヤを作りたがってる理由が、どうやら私が宝石好きな事を理解してて私にダイヤモンドをあげようと思ってるからっぽいのだ。


 現にこうやって入れ替えると大喜びして超絶ご機嫌になって、私にダイヤをプレゼントしてくれるのだ。

 そうしたら私は毎回褒めて褒めて褒めちぎってから、お礼にこっそり入れ替えたぬいぐるみをフェニカに渡してあげるのがいつもの流れになってる。

 ちなみに本人は新しいオモチャを貰えたと思ってるらしくて尚更可愛い。


 そんでぬいぐるみを貰ったらみんなに見せびらかしに行って·····



「にゃう!!」


「んむぅ····· へに!!!やーーー!!!」

「うー!!うにゃー!!」


「あーもう、いっつもケンカするし·····」

「これフロウ!ケンカするなのじゃ!!」



 最後はフロウに見せびらかしに行ってグリグリ押し付けて、フロウが怒ってケンカになるのだ。

 アレがまぁ可愛くてねぇ·····


 んふふ·····



「おいソフィ!とっととそやつを引き離せ!ダイヤ投げつけんぞ!」


「あぁん!?私の頭の方が靭性高いからカチわってやんよこの野郎!!」


「出たな妖怪石頭女!しっしっ!エンガチョじゃ!」


「誰がカチコチ脳みそじゃ!私の頭は柔軟ですっごいんだぞ!?」



「そっちでもケンカしてるし····· ほんと、誰に似たんだか·····」


「いやフェニカとフロウは確実にあの2人でしょ?」


「知ってるけどさ····· ちょっとは性格が僕に似て欲しかったよ·····」

「諦めた方がいいよー?無理だってアレ」



「「テメェ表出ろ!!!」」


「にゃうーふにょー!!!!」

「うううー!!へにぃー!!!」



 結局、母と娘は両方とも大ゲンカをして疲れて寝てしまったのだった。


 ·····まぁ母親はガチ喧嘩で娘は8割くらいお遊びという差はあるが、どっちもどっちな事に変わりは無いし、後日母親2人がフィーロとラクトからめっちゃくちゃ怒られたのは言うまでもない。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「癖になってんだ、石墨潰してダイヤにすんの」


名前:アルム

ひと言コメント

「えっ!?あの机の上にあったダイヤが一個無い?それは大変だね!さがさないと!!あっちょっとやめっ!おっぱいの間やめっ!!ないから!隠して無いから!あああああああっ!!!\ずぽっ☆/」


名前:フィーロ

ひと言コメント

「隠してたの見たけど見てない、見てたって言ったら確実にソフィちゃんに嫉まれる·····」


名前:グラちゃん

ひと言コメント

「またなんかやらかしてる気配がするわ·····」


名前:ウナちゃん

ひと言コメント

「またやらかしてるよー」


名前:エビちゃん

ひと言コメント

「ダイヤでぶん殴ったら確かにダイヤが割れたのじゃ、こやつの頭硬すぎじゃろ!!それに比べて!見てみぃ!ワシの娘なんぞ!ほれ!ほっぺた超柔らかいの\ドュグシ/ぶげふっ!いっ!!?つ、ツノ痛いのじゃ····· くっ、フロウは全身柔らかいんじゃが、ツノは固いんじゃ····· マジいったいんじゃ·····」


名前:ミカちゃん

ひと言コメント

「·····うるさい」


名前:アヤメ

ひと言コメント

「んーっ!·····むり、硬い」


名前:チェル

ひと言コメント

「チェルもやるー!!うんんんんんんーーーーーーーっ!!!むりぃ!!」


名前:ミナタ

ひと言コメント

「アチシっさまかせっけ!!へなああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!んげっじゃっぺうんにぃべべっべぢゃっげばらっにゃばっぢぇうっぺげぢあぁぁぁぁあああああああっ!!!·····へなだっけこっけ!!!」


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