朝っぱらからうるさいっ!!!!!
\ドンドンドンドンドンドンドンドンドンッッ!!/
ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンピンピンピンピンピンピピピピピピピピピピピピピポポポポポポポポポポポポポポポピポピポピポピポピポピポぽんぽんぽんぽんぽんピピピポピポピポピポピポぽんぽんぽんぽんぽんポン!!
\どっバァン!!!/
「だぁぁぁぁあああああっ!!!もうっ!!うるさいっ!!今朝5時半!私の起床7時半!2時間早い!眠い!!!」
「ソフィさま!!ソフィさまですよね!?女神様なんですよn····· 絶対に女神様じゃない·····」
「そっ、ソフィ様、服·····」
「最小限の服というか下着しか身に着けていない····· シャワー後だったか、それとも普段からこの格好なのか····· 神様の思考を僕たち一般人が察するのは烏滸がましいにもほどがあるが、あの格好は神のする格好とは思えないからきっと神じゃない、だから考えてもいいだろう、きっと予想通り前者だったのだろう、つまり僕らは怒られる可能性が非常に高いという結果になるわけだ、先に謝るべきかな?」
「残念ながら後者だけど怒る事には変わりないのよ、とりあえず3人とも」
「「「はい」」」
「正座」
「「「はいっ」」」
私は朝からピンポン連打をしてきた見習い聖女3人組を正座させ、下着のまま説教したのだった。
あっ、でも人通りはほぼ無いとはいえ外でやると寒いし私は下着しか身に着けてなかったから見られたら確実に死にたくなるから、3人を玄関に招き入れて説教した。
◇
「·····わかった?」
「わかりました·····」
「気を付けます·····」
「ふむ、この室温なら確かに裸で過ごしても大丈夫そうだ、ソフィ様が裸で過ごしていた理由がよくわかった」
「シトラちゃんだけ追加いっとく?」
「フィグでもあるまいし、遠慮しておこう、説教の内容は十分理解したから大丈夫だ」
まったくこの3人は·····
うん、マジで将来が心配だわ。
いや昔の私たちそっくりだから、なんだかんだ上手くいっちゃうパターンなんだろうけどね?
ほんと、うん、先生たちに迷惑かけたなぁ·····
ごめんね魔法学校の先生方·····
いまならどんだけ苦労したかわかるわ·····
「·····んで、何の用なの?」
「えっと、ソフィさまに用があって····· でも·····」
「でも?」
「その前にお洋服を·····」
「·····そこのお菓子は好きに食べていいから少しまってて」
そんでどうやらこの三人は私に用事があるみたいだったけど、その前に私は下着のままだったので一旦服を着る事にした。
えっ?なんで下着だったんだって?
·····さっき酔いつぶれて二日酔いになってた姉貴担ぎ上げたらゲロぶちまけられたのよね、うん、姉貴マジ死ね。
◇
数分後、ちゃちゃっと着替えて来た私は3人の話を聞くことにした。
「で、何の用なの?」
「ズバリ聞きます!ソフィさまって女神様ですよね!?」
「フィグが見た夢だったみたいだけど、本当かなぁ·····」
「僕の予想とおおよそ一致していたから、たぶん間違いないだろう、貴女はこの世界に降臨している神と呼ばれる存在で間違いない·····はずだ」
「んへへ、女神様みたいに可愛いなんてそんな~」
「えっと、そうじゃなくて·····」
「あのクソ女神みたいだって言われるの癪に障るわぁ·····」
/なんか言ったかなぁ?\
「なんも言って無いです、そんな無駄な事に神託使わないでくださいクソ女神様」
/神託の代わりに神罰はいかが?\
「いらないです、クーリングオフしますよ?」
チッ、あいつ聞いてやがったな?
余計な事言うんじゃなかったわマジで·····
「ソフィさま?」
「今の声は·····」
「·····神託と言っていなかったか?まさか、いまのが本当に神様?」
『大正解よ~、始めまして~、サークレット教の見習い聖女ちゃんたち、私がこの世界の神様で、キミたちが信仰するサークレット教のもう一つの祭神、女神ガイアよ~』
「ちなみに私は新米女神で謎の天の声が私の上司だね、そうそう、ヒントがあったとはいえ私が神だと気が付いたのはキミたちが初め····· いや今回はレミアが先に気が付いたってストーリーにしたんだっけ····· まぁどっちにせよ、良く気がついたね」
「「「それってつまり·····っ!!」」」
「んふふ、景品は世界の真実がいい?それとも、神のような力?それとも····· 神の座、狙っちゃう?」
「いやいらないです、わたしはお菓子作れるだけで十分です!」
「ちょっと待てフィグ、世界の真実は必須だ」
「神様みたいな力も必要っしょ、それ貰いに行くって言ってたの忘れたの?」
「わ、わすれてないよ!」
·····だと思った。
絶対昨日フィグちゃんに授けたユニークスキルの事について聞きに来たと思ってたわ。
予想が当たってて良かったわぁ·····
寝ながらアカシックレコードで自動作成したユニークスキルの取り扱い説明書が無駄にならなくて済んだわ。
「聞きたいのはユニークスキルについてだよね?取扱説明書つくったからちゃんと読んで覚えるんだよ」
「手際がいい····· 流石神様だぁ·····」
「神様ってすごい·····」
「あまり神様は関係ないと僕ぁ思うが····· しかし、神のように読みやすい資料だ」
だってそりゃ紙の資料だし、って言いかけたけど口に出す前に押し返した。
ちなみにあの資料にはユニークスキル『Came Sweet a Live』の能力の詳細と、その運用方法、効果、使用の制限などが細かく描かれていて、かなりわかりやすく仕上げてある。
例えば別名が『甘き生命よ来たれ』っていうオマージュもりもりな名前だって載ってたり、お菓子を作る際にスキル効果をオンにすれば自動的に発動するが、治療相手の症状を把握して調理すればその傷に特化した効果を付与できたり、作るものによって効果が変化したりするとか書いてある。
ちなみにこのスキルはお菓子以外には適用されないけど、うまくキノコ神拳のようにリズムを合わせればその場でキッチンを呼び出して食材も呼びだして調理ができるようになる、現実改変パティシエ能力なのだ。
そうそう、この能力は支援専用の能力でマトモな攻撃手段はない代わりに、死んだばかりで魂がこの世界に残っている場合であれば、たとえ魂が傷ついていても『魂の食材』を調理して食べさせることにより魂を復元し、生き返らせる事が可能になるぶっ飛んだ効果がある。
まぁ流石にこの世の理に背きすぎてるから、週に1回しか発動できないようになってるけどね。
でもあの押し付け聖女様達には最強の報復になる効果だ。
何せ普通は聖地に死者を魂ごと連れてきて色々やってやっと魂を戻せて生き返るのに、ただお菓子を食べさせるだけで蘇生が可能という常識外れすぎる能力なのだから絶対に頭を抱えるだろう。
へっ!ざまぁみろ!!
「·····ソフィさま、これ、すごすぎないですか?」
「まぁそりゃ死んだ人を生き返らせる事ができr」
「何もない場所からお菓子の材料とかキッチンを出せるんですか!?凄すぎますよ!」
「違うそこも凄いけどそこじゃない」
「ソフィ様が言っておられたのは絶対に『蘇生できる』の部分だ」
「これだからバカフィグって呼ばれんのわかんない?脳みそクルミくらいしかないんじゃないの!?」
おっマルスちゃんその罵倒いいね、センスあるわ。
今度エビちゃんに言ってやろ。
オニグルミみたいに脳みそツルッツルのチビッチビって言ってやろ。
「えっ?死んじゃった人って·····確かに人間さんは生き返らせたことないかも?」
「·····まって、今変な事言わなかった?」
「はい?人間さんは生き返らせたことないですけど·····」
「·····人間以外は?」
「ありますよ?使いきれなかった食材さんは生き返らせて逃がしてあげるんですよ!」
·····えっ?
ちょっとまって???
えっ??????
名前:ソフィ・シュテイン
ひと言コメント
「ちょい待ち、それは想定外、マルスちゃんとシトラちゃんそれ知ってた?」
名前:マルス
ひと言コメント
「し、しらない····· 初めて聞いた·····」
名前:シトラ
ひと言コメント
「·····知ってたら、こんなに驚くと思うかい?びっくり仰天だ、蘇生魔法を使えるなんて初耳だ·····」
名前:フィグ
ひと言コメント
「えっ?だって、こうやってこうしてこうすれば····· ほら!」
名前:ソフィ・シュテイン(2回目)
ひと言コメント
「うわぁ····· 想定外だぁ·····」




