火星の戦いに参加せい!
キノコとジャガイモ、それはキノコタケノコの如き対立が····· あるわけでもない。
しかしその相性は····· 意外といいんだけど、えっと、·····
「·····」
『·····』
「『とりあえずかかってこいやぁ!!』」
「『てめぇがかかってこい!』」
とりあえず四の五の二十の言わずに殴る事にした。
「キノコ神拳奥義!宇宙キノコ文明!!」
『ジャガイモ神拳奥義!火星ポテト連盟!』
\チンッ/
「ぐあっ!」
『まだまだ!奥義!』
「ま、まさか!くっ!隠れる物は!!」
反撃を喰らって吹っ飛ばされた私に、ネイデルはさらなる追撃を仕掛けてきた。
なんて言うか、腕を絡み合わせて····· うん、腕版の無〇空処みたいなポーズをして手を合わせて来た。
アレは火星に古くから伝わるジャガイモ神拳の奥義の構え!アレをやられたら私はあっというまにマッシュルームからマッシュポテトにされてしまう!
考えろ私!
天災的な私だったら何とかなるはずだ!
そう!何とでもなるはずだ!
「きた!天啓っ!!キノコ神拳究極奥義の構え第一弾!徳利トリック!」
ぽんっ☆
『ジャガイモ神拳究極奥義!シャイニングポテト!そしてブリリアント男爵!!っていない!?』
私は徳利を地面においてその影に隠れると、ネイデルの放ったBD&SPは徳利の影に隠れる私を直撃したが隠れていた事で事なきを得て、直撃してダメージを負ったけど何とかなった。
だが!徳利トリックはまだ終わらない!
「くらえキノコ神拳究極奥義の構え第二弾!おちょくる猪口才なお猪口っ!」
『うぐっふ!!?』
私は足元に投げたお猪口から飛び出すと、そのまま某配管工のようにジャンプパンチを股間にブチ当ててやった。
まぁネイデルは女性っぽいからダメージは半減するけど、それでも相当なダメージを食らわせたようで、勢いで天井にぶっ刺さってマミった。
「キノコを舐めたらアカンでぇ!ボタンタケ目ボタンタケ科トリコデルマ属に属する子嚢菌の1種Trichoderma cornu-damae、通称カエンタケは触れるだけで毒性を示す超絶猛毒キノコ!マジで舐めるどころか触るのも危険だぞっ!!なんたって致死量はたったの3g!!まぁ触っても体質によっては炎症起こさないらしいけど」
/ズボッ!\
『あぁん!?てめぇソラニンなめんなよ!?0.3gくらいで致死量だからな!?』
「黙れトマチン!」
『トマチンはトマトの茎や葉に含まれる毒性の糖アルカロイドでソラニンの類似物質だ間違えんなこのバカマツタケ!』
「あぁん!?バカマツタケなめんなよ!?完全人工栽培できてるらしいし香りもマツタケより強くて一説によると松茸と同等かそれ以上って言われてるハラタケ目キシメジ科の雑木林に生えるキノコなんだけど生える時期がマツタケより早いから間違って生えてきたバカな松茸って呼ばれてるせいでバカマツタケになったし学名がTricholoma bakamatsutakeっていう酷い学名を付けられた可哀そうなキノコなんだぞ!?うっうっ、なんて不憫なキノコなんだぁ····· ゆるさん!許さんぞ人類!!キノコと菌糸で世界を埋め尽くしてやる!!くらえキノコ神拳究極奥義!夏休み中教室の机の中でずっと忘れられてた弁当箱フォーミング!!」
『貴様ぁ!この星をどうする気····· うわ臭ッ!』
「ふはははは!キノコの星にしてやるわ!!タケノコなんぞに負けてられんのだよ!タケノコには!!」
『赦さない····· 赦さないぞ!ジャガイモ神拳第二形態進化!』
「ま、まさかっ!うわ風こっち来た!臭っ!」
『私は臭くないわ!!その弁当箱が臭いんだ!早く仕舞え!進化出来ないでしょうが!』
「あっはい·····」
私は弁当箱の蓋を閉じて後でちゃんと洗うと決意して、ジャガイモ神拳の進化を見守る事にした。
『はぁぁぁああっ!進化!ポテト神拳!』
「な、なにーっ!?」
『宇宙に出たことで我らジャガイモ神拳は様々な品種の芋を従えてポテト神拳を獲得したのだ!これこそが究極のジャガイモ!』
「サツマイモ、こんにゃく芋、里芋、キャッサバ、自然薯····· 結局のところぜんぶジャガイモじゃないのでは?」
『·····なんでそんなこと言うの?うわぁぁぁぁあああんっ!』
ネイデル、泣いた!!
「というかそもそもジャガイモってナス科だよ、サツマイモはヒルガオ科で違う科の植物だし·····」
『黙れ黙れ黙れ黙れぇ!ポテト神拳超絶奥義!『星系ポテト大嵐』!』
「ふんっ!効かんわそんな芋如き!キノコ神拳奥義!『原木栽培バット!』」
バギャッ!
『ぐああぁぁぁあああっ!!』
「ふんっ!元々根っこに生えるモノが多いキノコに肥大化した地下茎如きが勝てる訳ないだろ!」
『つ、強い·····』
私はシイタケ栽培用の原木を振り回すと、一撃でネイデルの超絶奥義を打破してしまった。
キノコにかかりゃ超新星爆発だって楽勝よ!!
なにせキノコだから!!
『私を怒らせましたね····· 赦しませんよ!第三形態!ポテト神拳神化奥義!』
「まっ!まさか!!!」
『お芋神ッ拳ッ!!!!!』
「·····結局ポテトじゃん」
『うるさい!!』
「ひでぶっ!!」
/
バゴッォォォォォオオンッ!
\
私はお芋神拳の力でぶん殴られると、壁尻してしまった。
『うふふ、このタケリタケでどうしてあげましょうか』
「や、やめ!というかキノコは専売特許だから!まってまって!タケリタケはアカン!死ぬ!死ぬぅ!!」
『なんて卑猥な形、罪深いキノコにはお芋を授けてあげましょう』
「ネオアームストロング〇イクロンジェットアームストロング砲にするつもり!?やめて!死んじゃう!完成度高すぎて死んじゃうから!!!あっちなみにタケリタケってキノコは無くてヒポミケス属っていうキノコに寄生する菌類でそれに犯されたキノコは冒涜的な見た目になっちゃうのよ」
ちなみにタケリタケって調べる時は注意してねっ☆
めっちゃ猛ってるから、卑猥すぎるから。
『なるほど勉強になったぞ、つまりコレを貴様にぶち込めば男になるって訳だな』
「あっちょま!!!!」
\むっぎょぁぁぁぁああああぁぁああいっ!!!?/
◇【〜諸事情によりカット〜】
「な、なんとかなった·····」
『くっ、やはり迂闊にキノコに手を出すべきではなかった·····っ!!』
結局あのあと何とかなって助かった。
という訳でちょっと一旦お茶してこの星名物のポテチとマージアンポテトを私はごちそうになっていた。
そんで私からはキノコのアヒージョとキノコご飯を御馳走してあげていた。
ちなみにマージアンポテトは普通にジャーマンポテトだった。
「美味しいわぁ····· 元気出るぅ·····」
『悔しいがキノコも初めて見たし食べたが美味しいな·····』
「ですね、ところでさっきから何語で話しているんですか?」
『ノルディグ語だが?そっちこそ何語なんだ?理解できないぞ』
「えっ統一人類語ですけど·····?」
『知らない言葉だな、通りでさっきから一切会話ができてないわけだ』
「ですねぇ·····」
『あぁ·····』
『·····Lakej Mappengeh?』
『何を言ってるんだ?全くできてないだろう?』
「そうですよー、貴方もなんて言ったか分からないですし·····って事でもう一度やるぞ拳を構えろゴルァ!」
『あぁ今度こそやってやる!その前にちょっと仕舞うから待ってくれ』
「何言ってんのかわかんないけど分かった!」
~数分後~
「おわりました?」
『終わったぞ、そしてお芋神拳の究極奥義の発動も終わった!』
「ナニッ!?」
『お芋神拳究極奥義!蒸かしたお芋っ!』
\がぽっ☆/
「アッヅァ!!!!」
ジュゥゥゥゥウウウウウッ!!
私は顔面に蒸かしたお芋を投げつけられ、反射的に口に入れてしまった。
その瞬間、私の口内は灼熱のお芋で支配されてしまった。
「あぢぃ····· 水····· はっ!貴様ァ!!まさかお茶を仕舞って回復手段を!!」
『ははは!私の作戦勝ちだ!!』
「くっ!この····· とっておきのキノコ神拳究極奥義!冬虫夏草と宇宙火葬っ!!」
「·····ねぇ、なんか反応してよ、ねぇ、ねえっ!!ねええええええええええええええっ!!!!」
その場の気温は、そして私の顔は、まるで火星のようだった。
名前:ソフィ・シュテイン
ひと言コメント
「勝ったけど、勝ったけど·····っ!誰か反応してよーーーーーっ!!スベってなんか、もう、もう!もういいから!トマト投げてきていいから誰か反応してーーーーっ!!!」
名前:ネイデル
ひと言コメント
『·····』




