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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第七章 TS賢者は子育てに奔走するっ!
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ダンジョンの中は危険がいっぱいっ!



 あれから数時間後、私たちのダンジョン攻略は割と順調に進んでいた。



「右の曲がり角の先、魔物居るよ」


「アハハハハハハハ、マモノタオス」

「おっ爆発できる?」

「僕に任せたまえ、一掃してみせよう」



 今は地下3階に突入し、私が戦闘で探索と前衛と盾を兼任して、後方で3人が魔法を放って攻撃の練習をするような形でガンガン練習を続けていた。

 ちなみに3人は最初と比べるとかなり自信がついてきたようで、私の指導もあって魔法の腕前がメキメキと上がって割とちゃんと魔物を倒せるようになった。


 ただまぁ、最初はフィグちゃんが血を見るのが苦手で生物系の魔物への攻撃を躊躇ってたんだけど、私が一度出てきた3人じゃ絶対に勝てない相手を徹底的にボコしてミンチにした結果ゲーゲー吐いて、その後なんかスッキリしたような吹っ切れた顔になって魔物を攻撃できるようになった。



「あたれあたれー、あははははは」

「くらえ必殺!なげなげ石ころ爆弾!」

「重複発動、セイクリッドバレット」



 フィグちゃんは最初はあの聖属性の熱線魔法を放って攻撃してたんだけど、魔力消費が多くてすぐにバテてしまったので、今では使う魔法を変えて『聖光弾』という単発式の聖熱魔法を連射するようになった。

 まぁ魔力が尽きても魔力の実を食べさせて即座に回復させるついでにドーピングしてるんだけどね。


 そんでマルスちゃんは流石に私の遠隔爆破魔法陣は真似できなかったけど、時限爆弾魔法陣の作成には成功して、そこら辺の石ころに魔法陣を付与して投げつけて爆発するっていうとんでもない爆弾魔になっていた。

 そのおかげで私は17回爆発に巻き込まれて4回爆散した魔物を全身に浴びて1回ダンジョンの崩落に巻き込まれたけど、どんどん効率が良くなっているので許した。


 お次のシトラちゃんは、まだ魔導書の使い方を完全に把握できてなかったから魔法を重複して発動するコマンドやループコマンドとか色々教えた結果、さっきから聖属性のマジックバレットをガンガン撃って攻撃していた。



 ちなみに聖光弾は聖属性の光の弾丸だけど光速では飛ばず、弾速は音速に届かないくらいでぶっちゃけ言ってかなり遅い。

 っていうか、この世界で本当の光速の弾丸を扱えるのなんて·····



 ピカッ!(\ズガンッ!/)


『ヴァウッ!?』


「命中!って、あっ!ごめんソフィちゃーん!それと3人ともー!」


「気にしなくていいよー!」

「う、ウナさま!?」

「王女様だぁ·····」

「普通なら頭を下げねば僕らは処刑だが、戦闘中で頭を下げられないこの状況ならば魔物に殺される、·····詰んだ、どっちにせよ死が確定しまったぞ」



 ばったり遭遇してしまった、私の親友、ウナちゃんくらいだ。


 彼女の光の弾丸は私でもぶっちゃけ避けるのはほとんど無理だ。

 なにせ弾速は秒速30万kmという、本当の光の弾丸が突っ込んでくるのだからガチで避けられない。

 彼女が弾丸を放った次の瞬間には、たとえどれだけ離れていても魔法が直撃しているのだから本当に強すぎると言ってもいいだろう。


 ちなみに100m離れれば私ならギリ避けられる。


 ちなみにウナちゃんも最初は光のマジックバレットを撃っていて弾速は遅かったんだけど、私が光の性質を教えたところ、光速で飛翔するマジックバレットが完成してしまったのだ。

 ついでにそれに闇を混ぜて放つ白黒魔法·····光闇対消滅魔法を使えば相手を消滅させるとんでもない攻撃もできたりする。

 ちなみにこっちも光速だからガチで避けようがない。


 そんな強力な光の弾丸をコボルトなんかが避けられるはずもなく、一撃で死んで通路の遥か彼方まで吹っ飛ばされてしまった。



「ウナちゃんそっちはどう?」


「結構いい感じ!落とし穴の下に宝箱があってね、なんかビームが出る柄しかない剣入ってたんだ!ほら!」


 シュァァァアアアンッ

 ヴォン!ヴォォォオンッ


「·····ライト〇ーバーもどきかよ、気を付けてね?」


「あっ!何か見たことあると思ったらそれだ!色付けられないかなぁ····· 白黒にしたい····· あっじゃあね!みんな頑張ってねー!」


\ゥヴォォオンッ/

  \ㇷヴォンッ/

\ㇹオヴンッ/


 って言いながら、ウナちゃんはなんか聞き覚えのある音を鳴らしてるラ〇トセーバーをぶん回して通路を切ったりしながらどっかに行ってしまった。



「·····さてと、コボルトも死んじゃったし次いこっか」


「「「はいっ!」」」



 そんでいま練習に使っていたコボルト5匹のうち、最後に残っていたコボルトがウナちゃんに倒されてしまったので私たちは次の獲物を求め、迷宮の探索を再開したのだった。





 迷宮で気を付けなければいけない事、それは交差路での鉢合わせ事故だ。


 警戒を怠り、たまたま死角からやって来ていた魔物に一撃で殺されるなんてことは迷宮ではよくあり、角待ちしてくる魔物もいるくらいにはダンジョンの交差点は危険だ。

 下手したら都内の交差点よりも危険かもしれないのだ。


 まぁ私くらいなら光でも避けられるし飛び出してきたヤツ程度ならクロスカウンター決めてやれるわ!



 例えばこんな風に。



\バギャッ!/


「ぐえっ!」

「のじゃ!」


 バタッ·····


「そ、ソフィさまぁぁぁあああああっ!!?」

「だれか居るっ!?」

「あの口調····· もしやソフィ様のお知り合いの魔族の方だろうか」



 私は曲がり角に出た瞬間、向こうから攻撃してくる気配を感じて即座に拳を突き出して相手の左頬を捉えたが、それと同時に私の右頬に鈍い痛みが走った。


 一瞬理解できなかったが、次の瞬間には私は敵に殴られた事に気が付いた。


 『右の頬を殴られたら左の頬をブン殴れ』、聖書にも記されてるその教えの元に、私たちは見事なクロスカウンターを決めてしまったのだ。



 その結果はダブルノックアウトだった。





 5分後·····



「·····はっ!」

「·····のじゃ!」


「おいてめぇ何すんだゴルァ!!」

「そっちこそいきなり飛び出して無警戒すぎるのじゃ!!」


「ああん!?」

「おおん!?」



 私は飛び起きると、同じく飛び起きたエビと殴り合いのケンカを始めた。


 だってコイツが悪いし、通路に居るのが悪いし殴ってきやがったから許すわけがない、徹底的に殴ってやる。



「ソフィさまぁぁああああ!たす、たすけてくださいぃぃぃぃぃぃいいいいいっ!!」

「ばくは!ばくは!ばく、はぁ、はぁ·····」

「魔力が限界だ、このままではジリ貧だ」


「クソ魔物共が!ケンカの邪魔すんなゴルァ!!」

「邪魔だこの魔物どもがぁぁあああっ!!!」



 --------------ッ!!!!!!!


 ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!!



「きゃあっ!?」

「け、けしとんだ·····」

「強すぎる、これが、本気·····」



「あ?てめぇ本気出してねぇだろこのクソエビ!ちょっと表出ろ本気で殺してやる」

「あぁ?そういう貴様の方こそ手加減してガキ共を避けて攻撃しておったじゃろうが!それにワシの攻撃を邪魔したじゃろうが!!」


「クソエビが3人もろとも攻撃しようとしてたからでぇ~す?この猪突猛進で直進しかできない一方通行女め!」

「むっっっかつくのじゃあああああああああああああっ!!もういいここで殺すのじゃ!死ね!」

「テメェが死ね!!」



 私とエビちゃんはいつの間にか集まっていた大量の魔物を一撃で消し飛ばすと、ガチゲンカを始めた。



「ちょ、ソフィさま!ケンカはだめですよぅ!」

「·····私たち、ここ居たら死ぬんじゃないかな」

「十中百億くらいの確率で死ぬだろうね、逃げるべきかな?」


「「最初はグー!じゃんけん死ねゴルァ!!」」



 バギャッ!

 ドスッ!


「ぐえ!」

「うぎゃ!」


「うぐ····· あっち向いてホイ!」

「首折ってやるのじゃ!」



 私がエビちゃんの首を真後ろに向けようとして、逆にエビちゃんがハイキックで私の顔面を蹴ろうとしたその時、邪魔者がやってきた。



「ちょっとちょっと!暴れすぎないでよ!止まって2人とも!」


「フィーロ君はあっち行ってて!邪魔!」

「貴様は止めるでないのじゃ!ここでケリをつけるのじゃ!!」


「·····お義姉さん呼ぶよ?」


「「すいませんでしたぁぁぁああああああああああっ!!!それだけは勘弁してください!!」」


「ケンカしないでね?」


「「ハイ·····」」



 だが邪魔者は最強のフィーロ君だった。

 彼が止めに入ったらもう一巻の終わり、ついでにケンカの終わりだ。


 そして姉貴を出されたらもうこの世の終わり、アポカリプスが始まってしまい私たちは即座に地面にアルマゲドン土下座をするしかできない。

 アレはアンゴルモアの恐怖の大王よりもっと恐ろしいから、神でも地にひれ伏すしかないのだ。



 その後、反省した私とエビちゃんはおとなしく別方向に行ってケンカは無事に終わり、私はドン引きしている見習い聖女ちゃん3人を連れてどんどん下の階層へと訓練を続けながら進んでいったのだった。



名前:ソフィ・シュテイン

ひと言コメント

「ちょっとペースが遅いかなぁ····· よし!少しペースあげよっか!」


名前:フィグ

ひと言コメント

「王女様かわいかったなぁ·····」


名前:マルス

ひと言コメント

「サイン貰えばよかったかも····· あとでもらえないかな?高く売れそうだし·····」


名前:シトラ

ひと言コメント

「エヴィリンさんからどうもソフィ様と同じ気配がする····· 何か共通点があるのだろうか、調べてみる必要がありそうだ、よしまずは飲み物に肥料でも混ぜてみよう」



名前:ウナちゃん

ひと言コメント

「四人で探索たのしいなぁ、ねーみんな!」

「うん!あっオークだ!えいっ!」

「ふふふ、久しぶりに血が滾るわぁ」

「·····ソフィがあの3人に何かやらかそうとしてる気がするわね、一応あの子たちが信じてる神様だし、とめるべきかしら」



名前:エビ野郎

ひと言コメント

「おいソフィ!てめぇまだワシの事許して無いじゃろ!なんじゃこの名前は!見つけ出してブッ飛ばしてやるのじゃこの野郎のじゃ!」


名前:フィーロ

ひと言コメント

「僕が来た理由?さっき目の前をとんでもない威力の魔法が通過していったからだよ、お陰で直通路ができてたからすぐこれたんだ、まったくもう·····」


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