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TS賢者は今日も逝くっ!  作者: すげぇ女神のそふぃ
第六章 TS賢者は母になるっ!
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なかよし組なかよしこよしっ!



 私が聖女の仕事もちょいちょいやり始めてからしばらく経ったある日の事·····



「ただいまぁ····· あーくたびれた·····」


「おかえりソフィちゃん、今日もお疲れ様」

「んんー·····」


「ありゃ?フェニカご機嫌ナナメ?」


「眠いだけだと思うよ、寝かしつけようと思ってたところでソフィちゃんが帰ってきたから連れてきたんだ」


「なるほどぉ、ただいまフェニカ」



 私は今日は午前中だけ聖女の仕事をやらされて、午後からは戦闘聖女服を着たまま軽く厄介そうな依頼を20個ほどさっと終わらせてきた。

 受けた依頼は面倒なわりに報酬が微妙で残っていた依頼で、町中での手伝いが7件、町の外での魔物討伐が13件の合計20件だ。


 ·····この格好のまま街中を走り回ったせいでめっちゃ見られてたけど、うん、いつもの事だから気にしない、どうせ後で変なあだ名付けられるだろうけど気にしない。



「·····本当に魔物討伐の依頼受けたの?」


「えっ?受けたけど?確かゴブリンが15匹、テラトパスが1匹、逃げ鳥を12匹で2つの依頼で、スパイゲーターが1匹、ワイルドオークを1匹·····」


「ちゃんと受けてた····· 今回は倒し方変えたりしたの?」


「いつも通りだけど?」



 フィーロ君は何言ってんだろ·····


 私はいつも通り魔物ぶっ倒してゴブリンとかの駆除系は一撃爆散させる勢いでやって、素材回収のは商品価値が上がるように丁寧にたおしたからいつも通りだと思うけど·····


 そういやマリアージュからも『ホントに討伐してきたの?』とか言われたな、なんでだろ?



「いや、その····· いつもと違うなぁって思って·····」


「どういうこと?」


「·····血塗れじゃなかったからさ」


「え?·····うわほんとだ!?真っ白だ!?」



 なんでフィーロ君が困惑してるか私はやっと理解した。


 私の戦闘スタイルは殴り魔法使いで、格闘・剣術・槍術・魔法など様々なスタイルを組み合わせた独自の戦法を用いるせいで、基本的に戦いの後は血塗れになるのだ。

 そのせいで最近は『血塗れの賢者姫(ブラッディ・ソフィ)』なんて不名誉な二つ名で呼ばれ始めてしまうほどの血塗れ具合なのだ。


 別に狙って血塗れにしてるわけじゃないんだけどねぇ·····



「これ凄いわ、愛用しよっかな·····」


「そうしたら?」


「魔法でやるとはいえ血の汚れ落とすの大変だし·····」



 んで、この戦闘聖女服はなんといつもどおりやったから血塗れになってるはずなのに、一切の血が付いてなくて真っ白なままだった。

 それどころか泥とかの汚れも全くついてない、今朝家から出た時と全く変わらない綺麗さを保っていた。



「·····まさか、サークレット教の戦闘聖女部隊が『教会の白い悪魔』って呼ばれてるけど、まさか、コレの事なのかな·····?」


「·····かも?」



 ええい!教会の戦闘聖女服はバケモノか!!これだけの血汚れでも効かないなんてっ!



「でも早くお風呂入ってきたら?ブーツの中とかすごい事なってそうだけど·····」


「確かに····· くっさ!!消臭魔法!消臭魔法!!」



 私はブーツの中を臭って思わずフレーメン反応を起こしてしまい、急いでブーツの中を殺菌消臭して蒸れた足を·····


 ·····え?


 えぇ····· フィーロ君、それ流石に私でもちょっと引くわぁ·····





「みんなただいまー」


「おかえりなのじゃー」

「·····チッ、もう着替えちゃったかぁ、聖女ソフィちゃん見たかったなぁ」

\·····わたしを崇める宗教の神聖な服を変な目で見ないでほしいわ/

「相変わらずアルムは変態よね」

「そうね、まぁでもいつもの事よ」

「·····あれ?そういえばわたしサーちゃん居るから聖女だったりするのかな」

「すぅ·····」

「おかえりなさい」

「おかえりっけ!腹減ったっけメシつくってっけな!!」



 今日はあまり汚れてなかったのでさっと体を洗ってお風呂で身体を温めてからリビングにやってくると、なかよし組のみんなが勢ぞろいしていた。



「およ?みんなどうしたん?」


『『お腹空いた!!』』


「·····お昼ご飯、みんな好きに食べていいよって言ったと思うんだけど」


「実はソフィちゃんが出て行ったあとみんなでゲームに夢中になっててお昼ご飯食べ損ねちゃって····· 気が付いたら3時過ぎで、夜ご飯に影響が出そうだったからオヤツくらいしか食べてなくてお腹空いてるんだよ」


「なるほど、みんな程々にしなよ?」


『『はーい』』



 ·····珍しいなっておもったけど、どうやらみんなゲームをやってて集まってたらしい。


 というか私が家から出たの9時だったから6時間以上休憩なしでゲームやってたのかよ·····

 なんて羨ま····· なんて怠惰なんだ。



「ったくもー、アキさんは?」


「勤労感謝の日だから休むって」


「それ4次元██空間内内包3次元立体世界分類64936宇宙第391276√並行次元の勤労感謝の日だからこっち関係ないじゃん·····」


「あ、あんにゃろ·····」


「そういえば生理が重いって言ってた気がするよ、あんまり心配されたくないから嘘ついたんじゃない?」


「·····流石アルムちゃん、なんで知ってるの怖いわ」



 で、私が居ない時のご飯担当のアキさんはどうやら今日はサボってるらしい。


 あの人、真面目だけど怠惰だからなぁ·····



「まぁいいや、ちゃちゃっとご飯作ってくるわー、多い方が良いよね?」


「もちろんなのじゃ、ワシも手伝うから沢山作るのじゃ」


「おっ、サンキューエビちゃん」


「わたしもてつだうー」

「私はロクな事にならないからやめておくわ、3人にお願いするわ」



 って事で、子持ち4人のうち殺人料理の達人のグラちゃんを除く3人が協力して、ちょっと早めの晩御飯を作り始めたのだった。





「ん~、やっぱり笹焼き美味しいわ、普通に蒸し焼きにするより美味しいんじゃないかなコレ」


「じゃろう?ワシも頑張っておるからのぅ、最初よりは上手になったじゃろ?」



 その後、調子に乗ってフランベをしたら私の顔面がフランベされる事件はあったものの無事に料理は完成し、今はみんなと一緒に夕飯を食べていた。



「それにクラマ笹もうちで栽培し始めたからいつでも作れるもんね、いいわぁ、冬に丁度いいわこれ·····」


「小さいお鍋を食べてる感じするよね、柚子胡椒がよく合うなぁ」

「ワタシはもうちょっとスパイシーな方が好きかも?」

「·····前から思ってたのだけど、これ日本料理と似てるわよね、不思議だわ」


「あーそういえば魔族の料理って日本の伝統料理と結構似てるよね、肉料理が多いから似てないところも結構あるけど」


「たしかにのぅ·····」



 実は魔族の料理は結構日本料理と似ていたりする。

 笹焼きなんかはスパイスを減らして日本酒をちょっとかけて焼くとほとんど酒蒸しみたいな料理になるし、ウナギを食べる文化や天ぷら的な揚げ物があったり、素材の味を活かす料理が結構多くて私の口に合うのだ。


 まぁたぶん爺ちゃんが日本料理を伝えたのが若干名残的に残ってるんだろうけどさ。



「んー、味がたりないっけ!とりあえずソースとマヨかけたらなんでもへななっけ!!!あとケチャッケな!」



\ドバァァァアアア·····/



「「ああああああーーーーーっ!!!!?」」


「え?たべっけ?へなうめっけな!」



 ってエビちゃんと素朴な料理を楽しんでいたら、ミナタが白身魚の笹焼きにアホみたいな量のマヨとソースとケチャップをぶっかけて美味しそうに食べ始めた。


 ·····ミナタは濃い味が好きで、笹焼きみたいな素材の味を楽しむ素朴なご飯は微妙だったらしい。



「まぁソースとかマヨとか美味しいし笹焼きとも合うけどさ、かけすぎ·····」

「うむ····· ちょっと醤油とかポン酢をかけて食べるのが一番おいしいのじゃ·····」


「ほらショック受けてないで、早く食べないと全部ソースかけられるよ?」


「「それはダメ!!」」



 暴力的な味に変化してしまった笹焼きにショックを受けていた私たちだったが、笹焼きは笹の大きさ的に1人前しか作れないので被害は1人前で済んだためショックは最小限で済み、速攻で復帰すると夜ご飯を食べるのを再開したのだった。


 ちなみにケチャップとソースを掛けてたのも意外と美味しかった。





「はぁ····· お腹いっぱいだわぁ·····」

「僕も今日は結構食べたかも、ごちそうさまでした」


『『ごちそうさまでした!』』



 その後なんやかんやおしゃべりしながら1時間近くご飯を食べていたが、みんなお腹いっぱいになってご飯も無くなったので夕飯は終わりを迎えた。



「さてと、この後どうする?寝るにはまだ早いし·····」


「ふっ、決まっとるじゃろ?」

「そうだね、アレしかないと僕も思う」

「もういっちょやっちゃう?」

「今日こそはウナを倒すわ」

「負けないよー!!」

「すや·····」

「わたしも、戦う、負けない」

「アチシもやっけな!!まけねっけ!」


『『ゲーム大会やろう!!』』


「·····だよねー」



 そして、深夜まで続くゲーム大会が始まったのだった。



名前:なかよし組

ひと言コメント

ソフィ・シュテイン

「くっ、私でもウナちゃんに勝てなくなってきた····· 反射神経上げても負けるし、強すぎる····· 姉貴並になってきて·····ウナちゃん?そのスキンさ、重課金しないと手に入らないヤツだよね?ねぇウナちゃ、あっ逃げた!!」


フィーロ

「僕は格闘系のゲームは苦手かなぁ····· どっちかというと物を作ったりするゲームの方が好きかも」


アルム

「乙女ゲーっていいよね、最近は悪役令嬢モノが大好物だよ!」


グラちゃん

「サンドボックスゲームは興味ないわ、ダンジョンの力でリアルでできるもの、それよりもソシャゲの方が好きね」


ウナちゃん

「最近はFPSゲームをよくやってるよ!バグを利用した魅せプの方法も知ったからどんどん強くなってるよ!!·····えーっと、えへへ、ホノカお姉ちゃんに誘われて最近ゲームのライブ配信始めてお金稼ぎ始めてるの、黙っててごめんね?\ごちん☆/痛っっっ!!!」


エビちゃん

「やっぱり刀剣〇舞じゃな、マジで好きなのじゃ」


ミカちゃん

「睡眠·····」


アヤメ

「いろいろ、おもしろい·····」


ミナタ

「よくわかんねっけ!でも面白いからいっけな!!とりあえずゲームでへなすっけ!」


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